サンショウ(山椒)ミカン科
別名=ハジカミ
若葉、花、果実などが香辛料としてお馴染みである。
原産地=日本、朝鮮、中国
果実は薬用にも利用され、材は擂り粉木(すりこぎ)としても使われる。
山地に生え、高さが3㍍ほどになる雌雄異株の落葉低木で、幹にはイボ状の突起が出る。
食べ頃の若葉が展開するとすぐに淡黄色の花が咲く。
新芽が次々に出るので、こまめに葉を摘むと長持ちする。
※似ているものが数種あるが、枝に出る刺(トゲ)が対生するのが何よりの特徴です。
サンショウに似ているイヌサンショウ(犬山椒)は香りも悪く食用にならない。
植物名では、イヌは役に立たない代名詞として使われる。
サンショウの刺が対生してつくのに対し、イヌサンショウは刺が互生してつくので区別できる。
迷った時は葉の匂いを嗅いでみるとよい。
紅葉期は10月から12月
開花期は4月から5月
◉剪定
放置しておくと大きく育つので、家庭の庭では高さ2㍍以下を目安にします。
新しい枝葉は柔らかく、刺も痛くありませんが、古くなると刺も固く鋭くなるため、枝が張らないように幅は1㍍以内に育てます。
剪定は基本的には、3月初旬が最適です。
決めた大きさ以外の枝は、枝の分かれているところで切り取り、からみ枝や混み合っている枝を付け根から切り取り、木の内部の風通しをよくします。
混み過ぎている枝は、枝の総数の3分の1程度を切り取る事を目安にします。
また、4月から6月頃の生育期に芽先や新葉を摘み取り食用にしますが、摘み取ることで再び柔らかい葉がつき、この事が剪定にも繋がります。
5月下旬に葉の収穫を兼ねたせん定
◉栽培
この木は雌雄異株なので、実を採種して使用する場合には、雌株を植えなければなりません。サンショウの実は熟すと黒い種子を出す。
日当たりを好むが、場所や土地を選ばない。
◆害虫
アゲハチョウの幼虫とアブラムシがよくつく。カルホス乳剤を散布して防ぎます。
◉肥料は鶏ふんや草木灰などのカリ肥料を多く施す。
▲七味唐辛子🌶️の中味
①唐辛子 ②陳皮(ミカンの皮) ③芥子(けし)
④菜種 ⑤麻の実 ⑥胡麻 ⑦山椒
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