緑のお医者の徒然植物記

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水曜日, 4月 28, 2021

イヌエンジュ No,449

 イヌエンジュ マメ科 落葉高木

「犬槐」

別名=オオエンジュ、エンジュ、クロエンジュ
原産地=日本(北海道、本州)東シベリア

山地の林縁や川岸、湿原の畔などに生える。

全国に分布し、街路樹や縁起木として植えられる他、材や樹皮はいろいろ使用される。

人家に植えられることも多い。

エンジュは中国原産で薬効がある事から、日本でも古くから植栽され、在来種のイヌエンジュはエンジュに似ていながら薬効が無いという事から「犬エンジュ」と呼ばれるようになった。

しかし、材は大変美しく床柱に使われていることから、決して役立たずではない。

北海道の林業関係者の多くは、イヌエンジュの事をエンジュと呼ぶ。


確かにエンジュと呼ばれる事もあるが、中国産のエンジュとは属が異なる。

樹高は10㍍程になるが、4㍍程の木をよく見かけることが多い。

若葉には白い毛がびっしり生えて、遠くから眺めても銀色に光って見える。

花は真夏に咲き、黄白色の蝶形の花をびっしり咲かせる。

秋になると、マメ状の果実が褐色に熟し、1つのさやの中に種が3〜6個入っている。




生育環境

日当たりを好むが、土には湿気が必要です。
樹勢が強くても枝の出方は少なく、あまり手がかからない。

枝先のせん定は行わず、間引きで整える程度で良い。
植え付け、移植時期は3月、9月頃

肥料

1月から2月に油かす、鶏ふん、化成肥料を寒肥として与える。


種類

イヌエンジュはカライヌエンジュの変種。
果実に羽のあるケハネミイヌエンジュやハネミエンジュなどの変種もある。

類似種にシマエンジがある。

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