緑のお医者の徒然植物記

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月曜日, 11月 12, 2018

もしもの時の盆栽の管理 No,38

数日間、家をあける時の管理

旅行などで家を数日間留守にする場合は、水分不足にならないような対策を施すことが大切です。

盆栽の鉢数が少ない時は、たらいやバット(長方形の平皿のようになった容器)などに水を張り、中にブロックを置きます。

その上に布を敷いてから盆栽の鉢を乗せます。

布が吸い上げた水分を鉢底の根から補えるので、これで4~5日は水切れすることはありません。




◉鉢数が多い場合は、バットの数を増やして対応することもできますが、最近では自動灌水器が手頃な価格で市販されていますので、これをうまく利用するとよいでしょう。



梅雨期の水の管理
梅雨期は、水やりを控えた方がよさそうに思えますが、小枝が密生し、よく葉が繁ったものは、小雨ぐらいでは十分な水分の補給になりません。

また、枝張りの広いものも、雨水が鉢の外に流れてしまうので注意が必要です。

◆鉢の表土ではなく、鉢穴から覗いて中が乾いていたら水やりが必要です。

長雨が続く場合は、水分過多になりますから、鉢を傾けて鉢中に水が溜まらないようにします。


冬の管理の注意点
盆栽の冬場の管理で最も注意しなければならないのは、乾燥です。

防寒の意識は、大抵の人が強く持っていますが、湿度が下がる冬は、鉢植えの盆栽にとっては乾燥が大敵になります。

常緑樹は水分が不足すると葉が萎れてくるのですぐに分かりますが、落葉樹の場合はちょっと見ただけでは分からないので特に注意が必要です。

★鉢の表土に常に気をつけて、乾いたら水やりをすることが大事です。

水やりは原則として、暖かい午前中に与えるようにします。


台風時の対策
台風が来るときは、強風で鉢が落ちて割れたり、枝が折れないように注意が必要です。

危険な時間帯は、強風の当たらない室内に取り込んで置くのが最も安全です。

鉢数が多い、室内が狭いなどの理由で、戸外で台風を迎える場合は、鉢をひもで棚に縛って固定したり、一箇所に集めて置くなどの対策が必要です。

一番樹高の高いものを忠信に置き、終盤に背の低い鉢を並べると倒れにくくなります。

鉢を寄せることで強風による転倒の恐れが少なくなります。