グァバ フトモモ科
原産地=熱帯中央アジア、ブラジル
グァバの起源は紀元前800年のインカにまで遡るとされます。
ハワイにはモントゴメリーにより、1851年にオーストラリアから導入されたとされるが、それ以前の1830年代にはすでに記載されている。
ただし、1851年までは野生種はなかったとされています。
一般にグァバという名で呼ばれている果樹には、熱帯中央アジア原産の「バンジロウ」とブラジル原産の「テリハバンジロウ」の、二種類がある。
普通、グァバと呼ばれる種類の他に、ブラジルグァバ、コスタリカグァバ、ストロベリーグァバがあります。
ストロベリーグァバは、グァバの中では耐寒性があり、東京以西の暖地なら庭植えも可能です。
同じ種類に、淡黄色の実をつけるイエロー·ストロベリーグァバがある。
沖縄や鹿児島南部以外では栽培できないので鉢植えにします。
果実は甘く、酸味を含み、ビタミン類が豊富で麝香(じゃこう)に似た芳香があるとされる。
葉にタンニンを含むので、お茶の代用としても利用されます。
白い花や葉も美しく、切り花や観葉鉢物としても楽しめます。
栽培場所
生育適温は20〜25℃で、6℃以下になると生育が止まります。
赤玉土小粒6、腐葉土2、川砂2の混合土に植え、日当たりの良い場所へ置き、冬は室内に入れ10℃以上で越冬させます。
肥料
毎年3月、玉肥を4個から5個を根回りに置き肥します。
せん定
対生して枝が発生する習性があるので、一方を間引きせん定し、交互に枝が出るようにして樹形をつくります。
毎年伸びる主枝は先端部を半分ぐらい切り戻して、節間のつまった丈夫な株に仕立てます。
果実管理
果実が大きいので摘果が必要です。
一本の結果枝に1〜2個の果実を残して他は摘果し、ひと鉢全体で8〜10果ぐらい収穫できるようにします。
実生(7月〜8月)
①種子をよく洗い1日〜2日、日陰に干します。
②4〜5鉢に10から15粒をまき、1cmぐらい覆土します。
赤玉土小粒6、腐葉土2、パーライト2の混合土で、鉢底にはゴロ土を入れます。
③本葉3〜4枚で鉢上げし、2.5〜3号鉢に植えます。
その際には根に触れないようにして化成肥料を入れます。
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