ヒマワリ キク科
別名=サンフラワー、ニチリンソウ
花が太陽の方を向いて回ると言われますが、実際に回るのは茎やつぼみがやわらかいうちだけです。
一般的には苗よりも種から育てるようにします。
種まきは4月~5月
種は直蒔きにし、日当たりのよい場所で腐葉土と元肥を混ぜてよく耕した土で育てます。
肥料を吸収する力が強いので、追肥はしなくてもそれなりに花は咲きますが、葉の色が悪くなってきますのでその時は固形肥料で追肥します。
土の表面が乾いたら早朝にたっぷりと水を与えます。
また、花が終わったら早めに花柄を摘み、わき芽の生長を促しましょう。
◉害虫
夏の高温乾燥期には「ハダニ」がつきやすいので早朝に水を与える時、葉にも水がかかるようにして予防します。
※植え付け時期は4月~5月
※開花期は6月~10月
◉ヒマワリの種採り
果実が成熟すると重くなり、花が下を向くのでその頃が収穫時です。
茎ごと切り取り、日陰に吊るしてよく乾燥させてからほぐして種子を取り出します。
密閉できる容器に入れ、冷蔵庫で保存します。
保存状態が良ければ、種子の寿命は4年程度と言われています。
ひまわりと蜜蜂🐝
ヒマワリの花は東を向いて咲きますが、これは朝日を浴びて暖かい花に、ミツバチがやって来るからです。
花が集まった部分を「頭状花序」といいますが、ヒマワリを含むキク科の植物によく見られます。
ヒマワリの頭状花序は、花が咲くまでの成長の過程では、日中太陽を追うように向きを変えます。
しかし、花が咲く頃まで成熟すると、頭状花序は多くの場合、東の方だけを向くようになることが知られています。
ミツバチは東向きの花にはやって来ますが、西向きのものにはやって来ません。
東向きの頭状花序は、西向きの頭状花序よりも朝、温度が高いのでミツバチが飛来します。
西向きの頭状花序を温めるとミツバチも飛来する。
朝の温度の高さが、ミツバチを引き寄せるのに重要であることが伺える。
これは朝、太陽の日射が当たることで、ミツバチが紫外線で頭状花序を見つけやすくなると考えられる。