ヨトウムシは夜行性
厳密にはヨトウガの幼虫をヨトウムシといいますが、園芸用語では夜間活動して葉を食害するハスモンヨトウやシロシタヨトウなども含めて「ヨトウムシ」と総称しています。
「夜盗虫」の名の通り、昼間は茂みや土中に丸くなって隠れて、夜間に活動し草花や野菜類の葉を食害します。
ひどい場合は葉脈を残してすべて食べてしまい、野菜だと食用にする部分がなくなってしまうこともあります。?
卵は葉裏にまとめて産み付けられ、ふ化直後は群棲(ぐんせい)し、大きくなるにしたがって分散します。
サナギは土中で越冬します。
◆ヨトウムシはコーヒーに弱い
ヨトウムシは光りが苦手なので、昼間はほとんど活動出来ません。
昼間の間に土を掘り起こしたり、入れ換えて処分することも可能ですが、植物にとっても負担のかかることになります。
ヨトウムシはコーヒーが苦手です。
レギュラーコーヒーを入れた後のカスをヨトウムシのいる土中に混ぜておくと、撃退することができます。
ふ化したばかりの葉裏に群棲している幼虫にコーヒー液を直接スプレーしても効果的です。
また、農家ではトウガラシを焼酎などにつけた浸出液をヨトウムシ退治に古くから利用しています。