ソヨゴ モチノキ科 「 冬青」
常緑低木または小高木
別名=フクラシバ
原産地=日本、本州(新潟県以西、四国、九州)
ソヨゴとは「そよぐ、戦ぐ」と言う意味で、硬い葉が風に揺られてサラサラと音を立てることから名付けられた。
日本では冬青の字を当てているが、中国で冬青と言うと「ナナミノキ」を指す。
暖地の山地などに生え、高さは10㍍程になるが6㍍程の木が多い。
6〜7月頃に白い4弁の小花をつけ、雌株は秋に赤く熟した丸い実が垂れ下がる様子が美しい。
材は、ソロバン珠のほか小器具などに利用され、また樹皮から鳥もちがとれ、タンニンを含むので染料にも利用される。
生育環境
肥沃な砂壌土を好む。
あまりせん定はせず、自然樹形で楽しむ。
浅根性のため、台風などによって倒れやすい。
大きくなると次第に樹が傾きやすい。
肥料
5月から6月頃に油かす、化成肥料などを与える。
植え付け、移植時期は6月から10月頃に行う。
殖やし方は主に実生で、3月から4月に播く。