緑のお医者の徒然植物記

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火曜日, 12月 04, 2018

目的別、用途別、土の基本ブレンド(2) NO.70

◉ベランダ栽培の土

ベランダや屋上では、土が乾きやすいため、急激な乾燥を防止する必要があります。

そこで、水持ちを良くするために軽量で保水性の高いバーミキュライトを補います。

ただし、水持ちが良すぎると夏場に外壁などの照り返しで、鉢の中の温度が上がりすぎてしまう事があるので、注意しなければなりません。

◉室内栽培用の土

室内で観葉植物などを栽培する場合は、小バエやカビなどが発生しないように、基本用土の赤玉土に無菌で清潔なピートモスなどの用土を混ぜて使います。

ピートモスは酸度調整済みのものか、未調整のものには石灰を混ぜて使用します。

元肥も規定量混ぜて使用します。

室内では、土が乾きにくいためやや小さめの鉢を使用しましょう。

◉日陰用の土

日照時間が短い日陰では、鉢土が乾きにくいので、根の張りも悪くなります。

そこで、土の通気性を良くするため基本ブレンドに軽石や日向土の細粒を混ぜます。

6号以上の鉢では、鉢底石を厚めに入れ土の量を少なくします。

元肥は規定量の三分の二程度にします。




目的別、用途別、土の基本ブレンド(1)  NO.69

園芸で使用する石灰には、主に消石灰、苦土石灰の2つのタイプがある。

酸性の土をアルカリ性にする力が強いのは、①消石灰②苦土石灰の順で、消石灰を土に混ぜた場合は植物の植え付けは3~4週間後に行います。

◉鉢やプランターで植物を栽培する場合は、安全性が高く混ぜ込んですぐに植物を植え付けられる苦土石灰が適しています。

尚、「苦土」はマグネシウム「石灰」はカルシウムを意味します。

扱う時は、必ず手袋を着用し、目や口に入らないようにしましょう。

基本的な土のブレンド

赤玉土小粒6、腐葉土4、元肥、苦土石灰

寄せ植えの土

寄せ植えは、複数の株を密植することが多いので、鉢土が乾きやすくなります。

保水性を高めると水持ちが良すぎて、植物が密に植わっている分、蒸れて徒長しやすくなります。

そこで、水やりの回数は増えますが、軽石を混ぜてできるだけ乾きやすい土にします。


基本ブレンドで赤玉土小粒を使用した場合は、同じく軽石も小粒にして粒の大きさをそろえます。


肥料が効きすぎると、草姿が乱れやすくなるので、入れる元肥は規定量の三分の二程度にします。