イスノキ マンサク科 イスノキ属
別名=ヒョンノキ、ユスノキ、ユシノキ、クシノキ
柞、蚊母樹
原産地=日本(本州、四国、九州)台湾、韓国、済州島、中国
暖かい地方の沿岸に自生する。
沖縄の方言説もあるが、語源は不明である。
別名が多いが、おそらく転訛して意味不明となったのでしょう。
親しまれている「ヒョンノキ」の名は、厚い葉によくできる虫こぶを鳴らして遊ぶ音に由来する。
またこの虫こぶにはタンニンが含まれ、染料の材料として使われる。
赤色の美しい花を咲かせるが、葉に隠れてあまり目立たない。
造園には、庭木、生垣に使われるほか、盆栽にもされる。
鹿児島県の伊集院と言う地名はイスノキが多い地域である。
平安朝の租税である稲穂を貯蔵する倉院が置かれたことから「いすいん」と呼ばれるようになったことに由来する。
✻生育環境
日当たりは選ばないが、乾燥地は好まない。
強いせん定、移植にも耐える。
移植は春と秋に行える。
✫肥料
油かす、化成肥料などの寒肥を施す。