緑のお医者の徒然植物記

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2026/06/11

人生が苦しいのはあなたのせいではない No..847

 一切皆苦(いつさいかいく)

人生が苦しいのはあなたのせいではない、生きていれば思い通りにならないことのれんぞくである。

それは生きることそのものの構造だからである。

あらゆる人生は苦痛である。

これは絶望の言葉ではない。

苦しみを「例外」ではなく「前提」として受け入れことができてはじめて人は楽になれるという意味の言葉です。

生の欲望それ自体が「苦痛」であるという教えを仏教界では「一切皆苦」と言う。

人間はいつか全て死にゆく存在である。

だから、欲望や執着、所有欲がどれほど空しいかを知る必要がある。

名声、権力、知識などは自分が死んでしまえば全て泡と消えてしまう。

この事実を知り、欲望の波をうまく治めることが心の幸せを得る第一歩なのです。

「一切皆苦」は全て苦しみだから諦めろと言う意味ではなく、苦しみの根っこにあるのは「欲望」であり、その欲望がある限り苦しみは終わらないという構造を見抜いた言葉です。

一切皆苦は仏教における基本的な考え方の一つで、この世の全ての現象や人生は、思い通りにならない「苦」であるという意味。

お釈迦様は苦しみが生まれる本当の原因は、自分中心の物の見方や「思い通りにしたいという執着」にあると説きました。

人生のままならなさをネガティブに諦めるのではなく、現実を深く見つめ直すことで無駄な苦悩を手放すための「智慧=ちえ」として説かれています。

智慧は仏教用語として用いられている、人生の真理や物事の本当の姿を見抜く力のこと。

名声が欲しい、もっと認められたい、もっと持ちたいと心から強く望む、切実に欲求する、その渇望(かつぼう)が満たされる度に次の渇望が生まれる。

知らず知らず終わりのないレールを自ら走り続けている。

得た物全ては死の前では等しく泡と消えてしまう。

どうせ消えるものだと理解すれば、執着の力も少しは緩んで行くだろう。

「求めない」は諦めではなく「技術」だ。

欲望は消すことではなく「治める」ことだ。

欲望の波が来るのを認めながら、それに飲み込まれない距離をとることである。

求めることをやめるのではなく、求める自分を静かに観察する、それがこの哲学が教える心の幸せへの最初の一歩である。

何かを強く求めた瞬間に「これは欲望の波かも知れない」と一呼吸置くことだけでいい。

そう解くのは19世紀を代表するドイツの哲学者『アルトゥル·ショーペンハウアー』である。



「ショーペンハウアー/1788.2.2〜2860.9.2」


知的能力が高い人であるほど、ひとりで過ごそうとする傾向が強まり、知的能力が低い人であるほど誰かと一緒にいようとする傾向がある。

知的能力とは、新しい情報を学び、論理的に思考し、問題を解決し、環境に適応するための総合的な力を指します。

単なる知識の量ではなく、「知識をどう活用するか」という脳の働き全体を意味します。

言葉を理解し、情報を素早く正確に処理する力。

物事の筋道を立てたり、見えない概念(大まかな理解や考え方)を理解したりする力。

一時的に情報を頭に留めながら別の作業をこなす力。


ショーペンハウアーは、孤独を単なる「寂しさ」ではなく「精神の自由」を得るための必須条件と捉えました。

人間が完全に自分らしくいられるのは一人の時だけであり、孤独を愛さない者は自由を愛さない者であると説きました。

孤独は自由の証

ショーペンハウアーは、他者と群れることは自分自身を偽ることであり、本当の自己に戻れるのは一人でいる空間と時間だけだと考えました。

他人の評価や世間の期待から距離を置くことで、初めて心の平穏(へいおん)と自由を手に入れることができます。

人生の幸福は「自分が何者であるか」にかかっていると述べています。

内面が空虚(くうきょ)な人は孤独に耐えられず、他者や刺激を求め続けます。

しかし、優れた精神や豊かな内面を持つ人は孤独を最高の友とし、自分の内側から喜びを生み出すことができます。

他人への過度な期待を手放し、無用なストレスや煩わしさから身を守ることができるとしました。










2026/06/10

カクタスペア(サボテンの果実) No.846

 カクタスペア

ウチワサボテンの果実

別名=プリックリーペア、トゥナ、仙人掌
サボテンは日本名、カクタスは英名

カクタスペアの歴史

ウチワサボテンの果実の歴史は、メキシコを中心とした中南米で少なくとも8000年以上前にさかのぼります。

古くから先住民族の貴重な栄養源として重宝され、現在に至るまで世界各地で愛されている砂漠のスーパーフルーツです。

緑の野菜が少ないメキシコでは古くからノパール(ノパル)やトゥナ(果実)は貴重な食料や薬用植物として扱われていました。

「A」花芽が付いている状態のサボテン、開花後に果実(カクタスペア)となる。


「A」


「ノパール=ノパル·若い茎節」

ノパール/ノパルはウチワサボテンの食用部分でトゥナはウチワサボテンの果実のカクタスペアの別名。

大航海時代に世界へ伝播


16世紀にスペイン人などのヨーロッパ人がアメリカ大陸へ到達した際、サボテンが洋ナシに似ていたことから「プリックリー·ペア」と名付けられました。

その後、スペインやポルトガルの船乗りたちによって、航海中の壊血症予防の役割を担いながら世界各地へと持ち込まれたとされています。

壊血(かいけつ)病·症とは、体内のビタミンCが著しく不足することで引き起こされる病気のこと。

体内でビタミンCを合成出来ない人間が、新鮮な野菜や果物を極端に食べない生活を続けることが原因で、ビタミンCは、細胞や血管をつなぐ「コラーゲン」を作るために必須の栄養素です。

ビタミンCが不足すると毛細血管が弱まり、全身からの出血につながります。


大航海時代以降、温暖で乾燥した気候を持つ地中海沿岸のイタリアやスペインなど、中東、アフリカ北部などへ伝わって各地の風土に根付いていったとされています。


特にイタリア南部のシチリア島などでは特産品として定着し、現在では世界18カ国以上で商業生産が行われています。


シチリア島のカクタスペアはイタリア語で「フィーキ·ディ·インディア」と呼ばれる初秋の風物詩で、市場やスーパーで気軽に購入できる定番のデザートとして親しまれています。

8月から11月頃にかけて熟し、赤、黄、緑など色によって風味が異なる。

スイカやキウイに似たジューシーな甘酸っぱさが特徴とされています。


カクタスペアの効能

豊富なビタミンや食物繊維を含み、抗酸化(ポリフェノール)作用やデトックス、腸内環境の改善(便秘解消)、生活習慣病の予防に優れた健康効果が期待できる果実です。

赤や黄色の果肉に含まれる「ベタレイン」と言う色素は、活性酸素を除去し、血管を若々しく保つため、動脈硬化の予防や美肌効果に役立ちます。

優れた利尿作用があり、体内の余分な水分や老廃物を排出する効果があります。

中性脂肪やLDL-コレステロールを下げる研究報告もされています。

血糖値の上昇を緩やかにする作用があると言われています。



「カクタスペア100gあたりの成分表」

カクタスペアの食べ方

カクタスペアはスイカや梨に似たみずみずしい食感が特徴とされます。

そのまま食べる他、ジュースやジャムにも適しています。

炭酸割りやカクテル、ヨーグルト、スムージーのベースなど

化粧品(サボテンシードオイル)にも利用されています。

カクタスペアの表面には肉眼では見えにくい無数の細かいトゲ(芒刺=ぼうしや刺座=しざ)があります。


「刺の根元に白く見えるのが刺座」


刺座とは、サボテン科の植物だけが持つ特有の器官で、トゲの付け根にある綿毛やフェルト状のクッションのような部分のことで、全てのトゲはこの部分から生えてくる、英語で「アレオーレ」とも呼ばれます。

素手で触らないよう注意が必要です。



「カクタスペア·ウチワサボテンの果実」


トゲを処理する場合は、包丁の背やピーラーをつかって表面のトゲを削り落とすか、皮ごと薄くはぎ取ります。

実を立て、上から下へ皮を削ぐように剥ぐと安全に果肉を取り出せます。

メキシコなどの原産地では、ガスコンロの直火でサッとあぶり、細かいトゲを焼き取る方法も行われています。

果実の中には小さな種がありますがそのまま飲み込むか噛んで食べます。

どうしても種が気になる場合はジュースにするとよい。



関連プログ
ウチワサボテン No.634
果実から殖やすウチワサボテンの生長記録 No.651














2026/06/01

戦争と食糧難と貧困とさつまいも No.845

 主食がさつまいもだった幼少期

1972年、小生が9歳だった頃、我が家の主食はさつまいもだった。

その当時の総理大臣は誰だったかと、、調べる所からこのブログ記事は始まりました。

当時の総理大臣は佐藤栄作氏で、第60代総理の池田勇人氏から引き継がれた。

1972年(昭和47年)の頃、さつまいもは戦後の食糧難の回復に伴い、「主食」から「おやつ」や加工用への用途転換期を迎えていた一方で、東北大学などの当時の長寿村調査では、一部の農村地域で野菜の約半分がさつまいもであるなど、植物性食品を中心とした伝統的な食生活が根付いていることがわかりました。




かつての貴重な救荒作物であったさつまいもは、主食としての役割は減少したとされました。

しかし、過疎地では主食としてのさつまいもの役割は消えていなかったのです。

本土では高度経済成長を経て白米などの消費が主流となっていった。

この時期、焼き芋やでんぷん原料などの用途転換や生産過剰への対応が農業上の課題となっていた。

東北大学が行った長寿村、短命村調査では、沖縄県などの長寿地域において、さつまいもが日常の食卓に頻繁に上るなど、健康的な植物性主体食の重要な要素として機能していたことが指摘されています。

かつてさつまいもは、昭和30年(1955年)に史上最高の約718万トンの年間生産量を記録しました。

現在の年間生産量は約100万トンとされることから、当時の生産量がいかに凄い量であったのかが伺えます。

なぜ生産量が多かったのかと言うと、その背景には第二次世界大戦の深刻な食糧難を乗り切るためと言う理由があり、国策として大増産が行われたからです。

戦後も主食の「米」が不足していたため、貴重なエネルギー源として大量に栽培が続けられていました。

その他さつまいもは、食用以外にも軍用機の液体燃料(アルコール)の原料や、戦後の高度経済成長期に向けて、家畜や飼料やでんぷんの原料として大量消費されました。

戦争になれば食糧難になることは、歴史上で証明されている事実です。

多くの人々の好きな食べ物まで奪ってしまうのが戦争です。

江戸時代さつまいもは、救荒作物や庶民の主食とされたため、富裕層は意図的に食べていないとされています。

米を主食とする身分制度の中で、貧しい人々が食べるのが「芋」とされ、そのため食べなかったとされるが、富裕層や武士は白米を食べることを誇りとし、さつまいもを食べることは身分が低いことの表れとみなされていたようです。

しかし、背に腹は代えられないと言うそれ以外に選択肢がない、差し迫った状況においても食べなかったのだろうか?

もしかしたら富裕層が食べる白米は確保されていたのではないだろうか。

稲作農家は作るだけで自分の口には入らないお米、食べてはいけないと言う制度、漁師もまた、鯛をとっても食べてはいけないという身分制度がまかり通っていたのではないかと思います。

第二次世界大戦中、多くの兵士は戦わずして餓死でなくなったと言われています。

日本から遠く離れた戦場、ジャングルの中で戦時中、とてもまずいさつまいもを栽培していたとの事実があります。

そんな状況下でも食べ物に困らなかった、つまり身分制度にも似た体制が戦時中にもあったのではないだろうか。

再び戦争になれば、政権(独裁)によっては同じことが起きる可能性があります。

戦時中の金持ちは、一般的な配給(すいとんや雑炊など)ではなく、農家との直接交渉や闇市(やみいち)を利用して白米や肉、魚、卵を日常的に食べていました。

官僚や軍の幹部は料亭で贅沢なコース料理を楽しんでいました。

戦時中や戦後の混乱期において、富裕層や特権階級が闇取引(経済統制違反)で捕まらず、見逃されやすかったことは歴史的事実です。

一般の庶民は厳しく摘発された一方で、富裕層やエリート層は捕まらなかった。

その理由として、警察や官僚との癒着(賄賂)酒やタバコ、砂糖など高級な闇物資を警察の幹部や官僚に賄賂として贈り、摘発の情報を事前に得たり、見逃させたりしていました。

庶民のように露店(闇市)で売買するのではなく、富裕層等は自身の邸宅に商人を呼び寄せるなどし、警察の目が届かない私的空間で取引(隠密取引)を行っていました。


旧日本軍や政財界のエリートが、大量の軍需物資や貴金属を民間企業などに横流しして隠す事件が多発しました。


これは組織的に隠蔽されたため、警察は簡単に手を出せなかった。

統制経済によって国家の流通が完全に麻痺していたため、政府や警察の上層部自身も闇ルートを完全に潰すと社会が崩壊することを知っていました。

そのため、あえて特定の大型取引を黙認することもあったのです。

そんな状況下で、法を守る立場である判事が「立場としてヤミ米は食べない」と拒絶した結果、栄養失調で餓死する真面目な国民もいたことも事実である。


唯一、救荒作物としての役割を果たせなかったさつまいもの悲しさである。






富裕層や特権階級だけが闇取引で私腹を肥やし、捕まらないという強い批判が当時の社会には渦巻いていました。

現在の自民党高市政権、政府を見ている同じ時代に戻りつつあると思えてなりません。

防衛のためと言いながら私腹を肥やす、、武器輸出、裏金、大企業からの献金のための政策優先なのかと、、何をやってもそれこそ捕まらない。

食糧難に喘いだ時代のように取り残されるのは一般庶民だけのようだ。


関連プログ
救荒作物サツマイモ N.572
大飢饉を救ったのはさつまいも No.578
戦争とさつまいも No.580










2026/05/27

有胚乳種子 No.844

 有胚乳種子(ゆうはいにゅうしゅし)

有胚乳種子とは、発芽に必要な養分を胚乳という組織に蓄えて種子の中で成長する植物のことです。

胚乳のある種子は種子が発芽するときの養分とるものです。





無胚乳種子よりも進化していないものとされているもので作物ではイネやムギ、ソバなどです。

モモ、スモモ、アンズ、ビワ、ウメ、アーモンドはバラ科に属し、有胚乳種子と呼ばれています。



「ビワの種子」


アミグダリン

バラ科の植物の種子に含まれているアミグダリンという成分は、体内の酵素によって分解される際に、青酸(シアン化合物)という強い毒を発生させるため大変危険です。

一度に多量摂取すると頭痛、めまい、嘔吐、重症の場合はけいれんや呼吸困難などを引き起こす危険性があります。


かつてビワの種にはビタミンB17が含まれるなどとして、ガンに効果があると誤解されていた時期がありましたが、現在は科学的に明確に効果が否定されています。

「ビワの果実」



ビタミンB17が含まれているのは間違いないことであるが、ガン治療薬として認められるか、認められないかは肯定も否定もできないかも知れない。

利権が絡めば良かったこともねじ曲げてしまう現代社会です。

これまでも世界中で研究がなされ、良いとされていたものが明確にその効果を否定する。

全く疑う余地はないのだろうか?

いろんな著書の中でもその効果を認めていたのです。

基本的に薬というものは毒から成り立っているようなものではないかと思う。














2026/05/26

戦争国家完成狙う日本政府 No.843

 憲法9条2項の空洞化

無制限の自衛権付与

自衛隊を憲法に明記する案の発信源は日本会議

自衛隊明記案を提案したのは安倍晋三氏である。

2017年5月3日、日本会議系改憲集会で安倍首相が「9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を書き込む」との提案から大きく発展した。

2018年の3月には自民党条文イメージとして、9条2項「前条の規定は、我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず」そのための実力組織として…自衛隊を保持する。

憲法上の存在へと「格上げ」される自衛隊に対し、2項は「必要な自衛の措置」を妨げない…自衛権の行使を制限しないとします。

「自衛」には個別的自衛権と集団的自衛権が含まれます。

9条2項の「戦力不保持」規定により、自衛隊の武力行使に課せられてきた「必要最小限度」と言う限定も消えます。


自衛隊は、無制限の集団的自衛権行使をはじめ、海外での武力行使に制約のない軍事組織に生まれ変わります。

2項を削除し、自衛隊明記することは「2項空洞化」です。


日本会議(改憲右翼団体)とは、1997年(平成9年)に「日本を守る国民会議」と「日本を守る会」と言う2つの保守、宗教系団体が統合して設立された国民運動団体とされています。

超党派の国会議員懇談会が組織されるなど、歴代の自民党政権、特に安倍晋三政権などの主要な支持基盤の一つとして、強い政治的影響力を持つことで知られています。

日本会議の最重要とする主張は憲法の改正である。

つまり、自民党が党是とする憲法改正そのものです。

占領軍(米国)によって制定された憲法であるとの主張の下、現行憲法を日本の自主憲法へと制定することを目標としている。

米国に押し付けられたとする憲法との主張下で、日米同盟が自民党により存在することになったのは矛盾である。

安倍氏のブレーンである日本会議政策委員の伊藤哲夫氏は、主宰する右派シンクタンク「日本政府研究センター」の機関誌『明日への選択』(2016年9月号)で、「憲法9条に3項を加え、但し前項の規定は確立された国際法に基づく自衛のための実力の保持を否定するものではない」といった規定を入れると「加憲」を提案していた。

さらに同誌で同年11月号で、同センター研究部長の小坂実氏は、中国や北朝鮮などの”脅威“を強調し、自衛隊の能力を制限する9条2項は「障害物」である、「速やかに9条2項を削除するか、あるいは自衛隊を明記した第3項を加えて2項を空文化させるべきである」と加憲の狙いが、9条2項の空文化=死文化にあるとあからさまに述べています。


2017年3月15日に開いた日本会議国会議員懇談会総会では、「憲法改正の優先課題」を確認し、緊急事態条項の創設と並んで憲法に自衛隊を位置づけることを明記し、国際法に基づく自衛権を行使する組織として憲法に位置づけるという案を確認した。

その1ヶ月後の5月3日の日本会議系改憲集会で安倍首相の提案となった。

日本会議議連会長の古屋圭司衆院議員は、2017年10月に開かれた日本会議系集会で、日本会議議連の改憲プロジェクトチームでも9条1項、2項を触らないで自衛隊を明記する考えもあると議論してきたとし、安倍首相に資料を全部届けた、ずっといろいろ考えながら、1番いいタイミングで憲法記念日の5月3日にやったと、しっかり計算しながら対応してきたと、安倍首相の提案は日本会議の発案に基づくものだと「成果」を誇っています。

このように9条2項を空文化する策略は周到に計画されたものであった。


大軍拡推進の中で改憲を急ぐ高市首相

米国は台湾海峡を含むインド太平洋で強固で準備が整った、信頼できる抑止を維持している、日本は我々が西太平洋において直面するいかなる緊急事態でも最前線に立ち、相互に支援しながらともに立ち向かうと18年3月に来日したヘグセス米国防長官はこのように発言している。

現在の軍拡と改憲の動きの背景に、米国の対中強硬論と、そこへ日本を引き込む強い圧力がある。

それに答えるかのように高市政権は、長射程ミサイルの配備をはじめとする攻撃的な兵器の装備や軍事費の国内総生産(GDP)比3.5%を見据える大軍拡計画、武器輸出禁止三原則の廃棄、非核三原則の見直しなど、平和国家のルールの破壊を推進し、これに対し憲法9条が立ちはだかる中で「憲法違反」とする市民の声が大きく拡大しています。

限定的集団的自衛権にとどまる下で、米中の衝突だけで日本は戦争に参加することはできない。

装備や権限を拡大しても、戦争国家を完成させるには9条2項がどうしても障害となっており、そのためこれを取り払う衝動を強めているのです。

集団的自衛権行使が無制限に可能となれば、米国の無法な戦争に自衛隊が加担することへの歯止めを失ってしまいます。

日本の自国防衛と関係のない米国の戦争に自衛隊が駆り出され、自衛隊員は殺し殺される状況に追い込まれます。

日本国民の生命、安全も脅かされることになります。

しかし日本政府は、米国の違法な侵略を一度も批判したことがありません。

その事こらも日本国民は、深刻な危険に直面していると言えるでしょう。

日本国内に居る他国出身者の命も同様に危険に晒される事は間違いありません。


憲法9条2項の制約とは

憲法9条2項の「戦力不保持」規定のもとで、明確な軍事力である「自衛隊の保有」は違憲の矛盾を抱えます。

日米支配層は自衛隊の創設後、9条改憲を幾度か試みましたが国民の平和世論に押されて実現しませんでした。

そこで政府は、自衛隊を9条2項が禁止する「戦力」に当たらない「必要最小限の実力」だと説明してきました。

自衛隊の武力行使は「我が国に対する攻撃を領域内から排除する」ことに限定し、相手国領土まで侵入、占領したりはできないものとしてきました。


海外派兵や集団的自衛権の行使など「自衛」を超えた武力行使は禁止、攻撃的兵器の保有も禁止されました。

個別的自衛権を抑制的に行使するとの制約を設けることで「国際標準の軍隊てはない」とし「戦力」に当たらず合憲としてきました。

阿部政権の下で、集団的自衛権の行使を一部容認する「憲法解釈変更」の閣議決定がされたことで安保法制が具体化されました。

ただ存立危機事態に限定されました。

いわば自国防衛の論理で集団的自衛権の行使を位置づけたもので、国民の生命、安全の危険の発生発生という限定を設けたのです。

ここにも9条2項の制限がまだ生きており、米国への攻撃だけでは参戦できません。

ところが高市首相は「米軍が攻撃されている時に逃げて帰れば日米同盟は潰れる」と述べています。

これこそが高市首相が9条2項の削除、空洞化に固執する最大の理由と言えるだろう。


自衛隊明記の危険な流れ

自衛隊明記について注目すべきは世論の反応です。


「出典:しんぶん赤旗より·26年5月26日付」


9条改憲には反対であるが、9条1項、2項はそのままで、いまある自衛隊を書き込むだけなら何も変わらない、問題ないと受け止める世論である。


自民党の9条改憲条文イメージをみれば自衛隊明記が2項削除と法的に同じ意味を持つことがわかります。

警鐘

ここに錯覚があり、国民の思考も危険な状態と言えるだろう。



しんぶん赤旗より引用、抜粋、文章編集















2026/05/22

幻の青いケシの花 No.842

 ヒマラヤの青いケシ

ケシ科 学名=メコノプシス 英名=ブルーポピー

幻の花と呼ばれるヒマラヤの青いケシ

原産地は標高3000〜5000㍍の過酷な環境であるヒマラヤ山脈周辺、パキスタン、インド、ネパール、ブータン、チベットを含む中国西南部(雲南省など)の高山地帯

一部の品種は中央アジアや西ヨーロッパにも自生しています。

メコノプシス属は世界に約50種ほど確認されているが、種類によって育つ環境が違う。

種の多くは開花後枯死する1年生植物で、発芽率も良くないので継続して栽培するのが難しいことでも知られています。

日本の多くの地域では夏が越せず栽培は特に難しいとされています。

寒冷な気候のヨーロッパにおいては、比較的栽培しやすいとされています。







日本で鑑賞できる主な場所

清泉寮(清里高原)

清泉寮(せいせんりょう)は清里高原の森と牧草地に囲まれた観光施設

5月中旬〜6月中旬頃にかけて特別公開が実施されます。

山梨県北杜市高根町清里3545


白馬五竜高山植物園


7月頃にかけて見頃を迎えます。

長野県北安曇郡白馬村神城22184-10
エスカルプラザ

六甲高山植物園


西日本では数少ない屋外で鑑賞できる。
5月中旬から見頃を迎えます。

兵庫県神戸市灘六甲山町北六甲4512-150


百合が原公園


「世界の庭園」エリアなどで栽培されています。
5月中旬〜6月頃に開花

北海道札幌市北区百合が原公園210


ヒマラヤの青いケシは開花後、3日〜1週間ほどで散ってしまうため、各施設の最新開花情報をチェックする必要があります。