緑のお医者の徒然植物記

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緑のお医者の徒然植物記

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2026/05/27

有胚乳種子 No.844

 有胚乳種子(ゆうはいにゅうしゅし)

有胚乳種子とは、発芽に必要な養分を胚乳という組織に蓄えて種子の中で成長する植物のことです。

胚乳のある種子は種子が発芽するときの養分とるものです。





無胚乳種子よりも進化していないものとされているもので作物ではイネやムギ、ソバなどです。

モモ、スモモ、アンズ、ビワ、ウメ、アーモンドはバラ科に属し、有胚乳種子と呼ばれています。



「ビワの種子」


アミグダリン

バラ科の植物の種子に含まれているアミグダリンという成分は、体内の酵素によって分解される際に、青酸(シアン化合物)という強い毒を発生させるため大変危険です。

一度に多量摂取すると頭痛、めまい、嘔吐、重症の場合はけいれんや呼吸困難などを引き起こす危険性があります。


かつてビワの種にはビタミンB17が含まれるなどとして、ガンに効果があると誤解されていた時期がありましたが、現在は科学的に明確に効果が否定されています。

「ビワの果実」



ビタミンB17が含まれているのは間違いないことであるが、ガン治療薬として認められるか、認められないかは肯定も否定もできないかも知れない。

利権が絡めば良かったこともねじ曲げてしまう現代社会です。

これまでも世界中で研究がなされ、良いとされていたものが明確にその効果を否定する。

全く疑う余地はないのだろうか?

いろんな著書の中でもその効果を認めていたのです。

基本的に薬というものは毒から成り立っているようなものではないかと思う。














2026/05/26

戦争国家完成狙う日本政府 No.843

 憲法9条2項の空洞化

無制限の自衛権付与

自衛隊を憲法に明記する案の発信源は日本会議

自衛隊明記案を提案したのは安倍晋三氏である。

2017年5月3日、日本会議系改憲集会で安倍首相が「9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を書き込む」との提案から大きく発展した。

2018年の3月には自民党条文イメージとして、9条2項「前条の規定は、我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず」そのための実力組織として…自衛隊を保持する。

憲法上の存在へと「格上げ」される自衛隊に対し、2項は「必要な自衛の措置」を妨げない…自衛権の行使を制限しないとします。

「自衛」には個別的自衛権と集団的自衛権が含まれます。

9条2項の「戦力不保持」規定により、自衛隊の武力行使に課せられてきた「必要最小限度」と言う限定も消えます。


自衛隊は、無制限の集団的自衛権行使をはじめ、海外での武力行使に制約のない軍事組織に生まれ変わります。

2項を削除し、自衛隊明記することは「2項空洞化」です。


日本会議(改憲右翼団体)とは、1997年(平成9年)に「日本を守る国民会議」と「日本を守る会」と言う2つの保守、宗教系団体が統合して設立された国民運動団体とされています。

超党派の国会議員懇談会が組織されるなど、歴代の自民党政権、特に安倍晋三政権などの主要な支持基盤の一つとして、強い政治的影響力を持つことで知られています。

日本会議の最重要とする主張は憲法の改正である。

つまり、自民党が党是とする憲法改正そのものです。

占領軍(米国)によって制定された憲法であるとの主張の下、現行憲法を日本の自主憲法へと制定することを目標としている。

米国に押し付けられたとする憲法との主張下で、日米同盟が自民党により存在することになったのは矛盾である。

安倍氏のブレーンである日本会議政策委員の伊藤哲夫氏は、主宰する右派シンクタンク「日本政府研究センター」の機関誌『明日への選択』(2016年9月号)で、「憲法9条に3項を加え、但し前項の規定は確立された国際法に基づく自衛のための実力の保持を否定するものではない」といった規定を入れると「加憲」を提案していた。

さらに同誌で同年11月号で、同センター研究部長の小坂実氏は、中国や北朝鮮などの”脅威“を強調し、自衛隊の能力を制限する9条2項は「障害物」である、「速やかに9条2項を削除するか、あるいは自衛隊を明記した第3項を加えて2項を空文化させるべきである」と加憲の狙いが、9条2項の空文化=死文化にあるとあからさまに述べています。


2017年3月15日に開いた日本会議国会議員懇談会総会では、「憲法改正の優先課題」を確認し、緊急事態条項の創設と並んで憲法に自衛隊を位置づけることを明記し、国際法に基づく自衛権を行使する組織として憲法に位置づけるという案を確認した。

その1ヶ月後の5月3日の日本会議系改憲集会で安倍首相の提案となった。

日本会議議連会長の古屋圭司衆院議員は、2017年10月に開かれた日本会議系集会で、日本会議議連の改憲プロジェクトチームでも9条1項、2項を触らないで自衛隊を明記する考えもあると議論してきたとし、安倍首相に資料を全部届けた、ずっといろいろ考えながら、1番いいタイミングで憲法記念日の5月3日にやったと、しっかり計算しながら対応してきたと、安倍首相の提案は日本会議の発案に基づくものだと「成果」を誇っています。

このように9条2項を空文化する策略は周到に計画されたものであった。


大軍拡推進の中で改憲を急ぐ高市首相

米国は台湾海峡を含むインド太平洋で強固で準備が整った、信頼できる抑止を維持している、日本は我々が西太平洋において直面するいかなる緊急事態でも最前線に立ち、相互に支援しながらともに立ち向かうと18年3月に来日したヘグセス米国防長官はこのように発言している。

現在の軍拡と改憲の動きの背景に、米国の対中強硬論と、そこへ日本を引き込む強い圧力がある。

それに答えるかのように高市政権は、長射程ミサイルの配備をはじめとする攻撃的な兵器の装備や軍事費の国内総生産(GDP)比3.5%を見据える大軍拡計画、武器輸出禁止三原則の廃棄、非核三原則の見直しなど、平和国家のルールの破壊を推進し、これに対し憲法9条が立ちはだかる中で「憲法違反」とする市民の声が大きく拡大しています。

限定的集団的自衛権にとどまる下で、米中の衝突だけで日本は戦争に参加することはできない。

装備や権限を拡大しても、戦争国家を完成させるには9条2項がどうしても障害となっており、そのためこれを取り払う衝動を強めているのです。

集団的自衛権行使が無制限に可能となれば、米国の無法な戦争に自衛隊が加担することへの歯止めを失ってしまいます。

日本の自国防衛と関係のない米国の戦争に自衛隊が駆り出され、自衛隊員は殺し殺される状況に追い込まれます。

日本国民の生命、安全も脅かされることになります。

しかし日本政府は、米国の違法な侵略を一度も批判したことがありません。

その事こらも日本国民は、深刻な危険に直面していると言えるでしょう。

日本国内に居る他国出身者の命も同様に危険に晒される事は間違いありません。


憲法9条2項の制約とは

憲法9条2項の「戦力不保持」規定のもとで、明確な軍事力である「自衛隊の保有」は違憲の矛盾を抱えます。

日米支配層は自衛隊の創設後、9条改憲を幾度か試みましたが国民の平和世論に押されて実現しませんでした。

そこで政府は、自衛隊を9条2項が禁止する「戦力」に当たらない「必要最小限の実力」だと説明してきました。

自衛隊の武力行使は「我が国に対する攻撃を領域内から排除する」ことに限定し、相手国領土まで侵入、占領したりはできないものとしてきました。


海外派兵や集団的自衛権の行使など「自衛」を超えた武力行使は禁止、攻撃的兵器の保有も禁止されました。

個別的自衛権を抑制的に行使するとの制約を設けることで「国際標準の軍隊てはない」とし「戦力」に当たらず合憲としてきました。

阿部政権の下で、集団的自衛権の行使を一部容認する「憲法解釈変更」の閣議決定がされたことで安保法制が具体化されました。

ただ存立危機事態に限定されました。

いわば自国防衛の論理で集団的自衛権の行使を位置づけたもので、国民の生命、安全の危険の発生発生という限定を設けたのです。

ここにも9条2項の制限がまだ生きており、米国への攻撃だけでは参戦できません。

ところが高市首相は「米軍が攻撃されている時に逃げて帰れば日米同盟は潰れる」と述べています。

これこそが高市首相が9条2項の削除、空洞化に固執する最大の理由と言えるだろう。


自衛隊明記の危険な流れ

自衛隊明記について注目すべきは世論の反応です。


「出典:しんぶん赤旗より·26年5月26日付」


9条改憲には反対であるが、9条1項、2項はそのままで、いまある自衛隊を書き込むだけなら何も変わらない、問題ないと受け止める世論である。


自民党の9条改憲条文イメージをみれば自衛隊明記が2項削除と法的に同じ意味を持つことがわかります。

警鐘

ここに錯覚があり、国民の思考も危険な状態と言えるだろう。



しんぶん赤旗より引用、抜粋、文章編集















2026/05/22

幻の青いケシの花 No.842

 ヒマラヤの青いケシ

ケシ科 学名=メコノプシス 英名=ブルーポピー

幻の花と呼ばれるヒマラヤの青いケシ

原産地は標高3000〜5000㍍の過酷な環境であるヒマラヤ山脈周辺、パキスタン、インド、ネパール、ブータン、チベットを含む中国西南部(雲南省など)の高山地帯

一部の品種は中央アジアや西ヨーロッパにも自生しています。

メコノプシス属は世界に約50種ほど確認されているが、種類によって育つ環境が違う。

種の多くは開花後枯死する1年生植物で、発芽率も良くないので継続して栽培するのが難しいことでも知られています。

日本の多くの地域では夏が越せず栽培は特に難しいとされています。

寒冷な気候のヨーロッパにおいては、比較的栽培しやすいとされています。







日本で鑑賞できる主な場所

清泉寮(清里高原)

清泉寮(せいせんりょう)は清里高原の森と牧草地に囲まれた観光施設

5月中旬〜6月中旬頃にかけて特別公開が実施されます。

山梨県北杜市高根町清里3545


白馬五竜高山植物園


7月頃にかけて見頃を迎えます。

長野県北安曇郡白馬村神城22184-10
エスカルプラザ

六甲高山植物園


西日本では数少ない屋外で鑑賞できる。
5月中旬から見頃を迎えます。

兵庫県神戸市灘六甲山町北六甲4512-150


百合が原公園


「世界の庭園」エリアなどで栽培されています。
5月中旬〜6月頃に開花

北海道札幌市北区百合が原公園210


ヒマラヤの青いケシは開花後、3日〜1週間ほどで散ってしまうため、各施設の最新開花情報をチェックする必要があります。










2026/05/20

ミニトマト No.841

 トマトの歴史

トマトはナス科の植物

トマトの原産地は南アメリカ、ペルーやエクアドル周辺のアンデス高地やガラパゴス諸島です。

トマトの伝来には諸説があり、メキシコに渡り先住民族(アステカ族など)によって作物として栽培化されるようになったとされています。

16世紀初めの大航海時代にスペインの探険家たちによってジャガイモなどとともにヨーロッパへ伝来したとされ、当初は毒がある観賞用とされていましたが、品種改良や食文化への適応を経て現在のような野菜へと進化しました。


実際には葉や茎に微量の毒素があるが、実に毒があると誤解され、長らく観賞用や珍しい植物として扱われてきました。

食用へ転換されたのは18世紀頃で、飢饉に見舞われたナポリ(イタリア)などでやむを得ず食べ始めたことをきっかけとして、徐々に美味しいさなどが認められていった。

名前の由来はメキシコの先住民族の言葉の「ナワトル語」で「膨らむ果実」を意味する「トマトゥル·Tomatl」がトマトの語源とされています。


日本へは17世紀半ば(1670年頃)の江戸時代に長崎へ伝わったのが最初とされ、日本でも当時は食べ物として扱われず、観賞用や薬用として扱われていました。

唐柿やサンゴジュナスなどと呼ばれていました。

一般的に食べ物として食べられるようになったのは明治時代以降のことで、特にカゴメ創業者である蟹江一太郎氏が、1899年(明治32年)に本格的な栽培、普及に尽力したことが有名となっています。


日本のトマト加工業は、カゴメによって明治41年にトマトケチャップが製造されたのが最初とされています。

実は最初にトマトの加工を手掛けたのは、明治9年にアメリカから帰国した大藤松五郎氏でしたが、加工したトマト缶詰はすぐに腐ってしまい製品化されませんでした。
 
その後加工業は足踏み状態の時代が続いていました。




「ミニトマトの花」



主な野生種

ソラヌム·ペネリー

葉や果実の表面からアシル糖と呼ばれる粘液(糖脂質)を分泌し、虫を寄せ付けない性質があります。

乾燥や高温、ストレスに強いことから品種改良の重要な研究対象種となっています。

ソラヌム·ハプロカイテス

栽培種と遺伝的に離れているが、交配が可能である。

生体防御に関わる有用(害虫忌避成分など)な遺伝子を持っています。

忌避(きひ)とは嫌って避けること


ソラヌム·チェスマニアイ

ガラパゴス諸島に自生し、高い塩分濃度にも耐えることができる耐塩性を持っています。


トマトの表面や茎に生えている産毛

正式にはトライコーム(毛状突起)と呼ばれ、強い光や害虫から身を守るための重要な防御システムとして機能しています。

虫を寄せ付けない害虫忌避成分を含んでいることもあります。

しかし、ナス科のいくつかの植物では、トライコームの揮発成分が害虫を捕食する昆虫を誘引することも知られています。


また、トライコームには強い日差しを和らげたり、気孔から水分が奪われ過ぎるのを防ぐ働きがあります。

この産毛がしっかり生える株が元気で健康な状態である株のバロメーターとなっています。

なお、実についている産毛は収穫後に触れたり、洗ったりすることで自然に取れていくので口に入られても全く問題はありません。





「花後の実と枝につく産毛」


わき芽は順次に摘み取る

主枝(メインの茎)と葉の付け根から生えてくる小さな芽(脇芽)は、放置すると株が混み合い実に栄養が行かなくなるので、5〜10㌢ほどの短いうちに手で摘み取ります。



「赤丸印=わき芽」

切り口痕が早く乾き、病気にかかりにくくするため、晴れた日の午前中に摘み取ることが重要です。

わき芽を手で持ち横に倒すようにすると「ポキッ」と取れます。

ハサミを使う場合はウイルス病などを予防するため、株ごとにハサミを消毒することが必要です。

一度にたくさんのわき芽を取ってしまうと株が弱ってしまう原因になる場合もあるので、数日に分けて少しずつ取る必要もあります。

雨の日や濡れた手で摘み取りを行うと、切り口痕から病原菌が入りやすくなるので避ける必要があります。


摘み取ったわき芽を挿し木にする

わき芽が大きく育ち過ぎた場合は挿し木にします。

または、秋どりの予備苗などに株を増す。

10〜15cmほどに切り取り、下葉を落として2〜3時間ほど水に浸す水揚げを行った後に、湿らせた土に挿すと新しい苗として育てることができます。

約1〜2週間で発根

一番最初の花房のすぐ下から伸びる勢いのあるわき芽を残して、主枝と合わせて2本立てにすると収穫量を増やすことも可能です。

わき芽が小さ過ぎると成長が遅れ、大き過ぎると水分が足りずに枯れやすくなるので注意します。

水挿しで発根させる場合は、直射日光を避け、明るい室内に置き管理します。

毎日水を取り替えて発根するまで待ちます。

根がしっかり生えたらプランターや地植えにします。

少し深めに植え付けるか、茎を横(斜め)に寝かせて植えると根の張りが良くなります。

また、株元から伸びるヒコバエも(10〜15cm)挿し木苗として育てることができます。




「ヒコバエの挿し木苗」


ヒコバエの挿し木苗にはすでに花芽が付いていました。

どのように育つか観察してみる。

5月17日挿し木(約15cm)発根予定は7〜14日後の24日〜31日


芯(頂上)止まりになったて伸びて行かない株の場合は、わき芽を取らずに残してメインの茎として育てる。


ハサミの消毒

80℃以上のお湯に5〜10分間熱湯に浸す、または沸騰したお湯に1分以上浸す。

水気を完全に拭き取り自然乾燥。

持ち手が樹脂製のものなどは熱で溶けたり変形しないように注意する。

金属の刃物は高温で熱し過ぎると切れ味が落ちることがあります。

熱湯消毒出来ないハサミは、アルコール消毒やキッチンハイターなどを含ませた布で拭く方法もあります。


ミニトマトの摘果

ミニトマトの摘果は必ず行う必要はありませんが、実の大きさを揃えたい場合や、株の負担を減らして長く収穫するためには有効となります。

果房の先端の小さずる実や、日当たり風通しを悪くしている混み合った実は、消毒したハサミで切り取りします。

基本的にミニトマトは株に栄養ご行きやすいとされ、摘果をしなくても十分に育つとされています。

摘果するのは房の先端にある小さ過ぎる実や大きさが極端に違う実を対象とします。


  「赤ライン辺りで切り取る」


果房の先端から3〜5個ほどを目安に取り除きます。

手で無理にちぎり取ると株を傷めてしまうことになるので、必ず消毒したハサミで切り取ります。

晴れた日の午前中に行うことで切り口が早く乾き、病気の予防にもなります。


水やりの時間帯

午前中に水を与えておくことで、日中の暑さによる株の消耗や水切れを防ぐことができます。

夕方や夜間に水やりを行うと株が水をあまり吸い上げないため、土が湿った状態が続くことになり、根腐れを起こしたり、病気になる可能性が高くなります。

真夏は気温の上がりきれない早朝に水やりを行うか、できない場合は夕方の涼しい時間帯に行います。

土が湿っている状態(土の表面が黒っぽい色)で毎日水を与え過ぎると、根が呼吸できずに枯れてしまう原因になります。

プランターや鉢の場合は、鉢の底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。

なるべく雨にあてない。


実が裂ける原因

実が裂ける主な原因は、急激な水分の吸収や強い直射日光、肥料過多(チッ素過多)、急激な温度変化です。

乾燥した状態から雨の降り始めや大量の水やりによって一気に水分。株が吸収すると、果実の成長に果皮の伸びが追いつかずに破裂します。

雨の日は実に直接雨が当たらないように軒下へ移動させるか雨よけをします。

家庭菜園では雨よけ栽培が基本です。

土が極端に乾燥した後に大量の水やりを避ける。

できるだけ一定の水分量を保ち与えるようにする。

完熟し過ぎると裂けやすくなるため少し早めの収穫を行う。

裂けてしまった傷口からカビが生えたり、虫が寄ってくる原因になるので早めに収穫します。

強い直射日光を浴び続けると実が弱り、わずかな水分の吸収でも皮が裂けやすくなります。

昼夜の気温差や高温障害も裂ける原因になる。

肥料や水を与え過ぎると根が浅く張り、水分を過剰に吸収しやすくなります。

更に実の芯が太くなることでヘタの下に弾力のない部分ができて、その部分から裂けやすくなります。

実が色づく時期は水やりを控えめにすると皮が丈夫になり裂果を防げます。

裂果しにくい品種(ミニトマト)

TY千果(ちか)、サマー千果、アイコ、すずなりトマト、ピンキー、キャロルロゼ

ツルボケ対策

ツルボケとはチッ素肥料の与え過ぎや日照不足、水のやり過ぎなどで茎や葉ばかりが異常に茂って、花がつかない、実がならない状態のことです。

栄養が多過ぎる土壌では、植物が成長を優先してしまうので茎や葉ばかりが旺盛になります。

日当たりが悪いと光合成がうまく行われず、間延び(徒長)しやすくなります。

水分が多過ぎても茎葉ばかりが急成長します。

ツルボケの状態は、茎が太く葉の色が濃い緑色をしています。

葉の先が内側にくるんと巻いています。

対策

ツルボケ現象になった場合はなかなか改善は難しいが、追肥を止め、チッ素分を減らすためにわき芽を取らない。

実を付ける方向に栄養を使われる処置を行う。

水やりも土の表面が乾いてから数日待ってから与えるように控えめにする。

上部へ株が伸びすぎている場合は、先端を切る「摘芯」を行って生長を止めます。

大きな株は、株の周りの根切をして吸水量を減らす方法もある。

実の付きをよくするためかに花房をトントンして受粉を促す、又はホルモン剤のトマトトーン剤を花に吹きかける。

トマトトーンは二度掛け厳禁で葉や茎には掛けない。

スプレータイプは希釈する手間がなく便利です。

希釈タイプは濃度を厳守しましょう。

追肥を行う場合は下から1番、2番、そして3番花が咲く頃から始める。

茂り過ぎた株は風通しを良くする。


ミニトマトの追熟

直射日光を避けた15〜25℃の涼しい室内で風通しを良くして行うのが追熟の基本とされます。

30℃以上になると腐敗しやすいとされ、15℃未満だと熟成が止まってしまう。

ザルや浅いトレイに重ならないようにヘタを下向きに並べることで傷みにくくなります。

常温で2〜3日置いておくと自然に赤くなり甘みも増します。

青いミニトマトの追熟は、エチレンガスを出すリンゴやバナナと一緒に袋に入れると更に熟成を早めることができます。

袋の口を軽く閉じて数日置いておきます。

複数のトマトを一緒の袋に入れておくだけでも効果があります。



完熟後の保管

完全に赤くなる前に冷蔵庫に入れると熟成が止まってしまうので、赤くなるまで常温で置いておきます。

乾燥や傷みを防ぐために完熟後は冷蔵庫の野菜室で保存しますが、キッチンペーパーで包み保存袋に入れて保存するとなお良い。

なるべく早めに食べるようにしましょう。










2026/05/13

戦中、戦後も死の商人 No.840

 軍需産業三菱重工業

昔も今も死の商人

三菱重工の創立は明治17年(1884年)と古く、創業者は岩崎彌太郎で、明治17年に政府より長崎造船局を借り受け、長崎造船所と命名して造船事業を本格的に始めました。

岩崎彌太郎は1835年生まれ、坂本龍馬は1836年生まれでほぼ同年代

二人は土佐の田舎で生まれ育った。

幕末という動乱期に長崎で再会し、1867年頃彌太郎は土佐商会の職員として長崎で活動しました。

土佐藩の海援隊(隊長·坂本龍馬)の武器、蒸気船の購入や資金繰りなどを彌太郎は実務面で支えた。

二人の関係性と史実は、直接的で濃厚な親友関係と言うより、土佐藩の組織を通じて繋がっていた関係とされています。


彌太郎の造船事業はのちに三菱造船株式会社に引き継がれ、大きく成長していきます。

昭和9年(1934年)、船舶の他に重機、航空機、鉄道車両を加え、社名を三菱重工株式会社に変えて新しいスタートを切りました。

戦時中、日本最大の軍需生産拠点としてゼロ戦や艦船、戦車、兵器の増産を主導した。

そのため、1944年12月以降、名古屋や長崎の工場を中心に空襲(B29)や被爆に見舞われ、多くの従業員や動員学徒が犠牲となった。

社長であった岩崎小彌太は戦争そのものは本意ではないとしつつも、軍需協力と生活安寧のために努力する姿勢を示していた。

その下で、多くの学生や動員された人々が過酷な労働環境に晒されていた。

しかしその反省もなく、三菱重工業は戦後も一貫して日本の防衛の名の下で、軍需産業の中心的企業として君臨し続けている。


三菱重工業と自民党の利害関係

三菱重工業は自民党の資金団体である「国民政治協会」に対し、献金している企業であり、野党から防衛力強化の政策決定に関与する有識者会議への参加が「利害関係の懸念」として追及されています。


2020〜2022年の各年3300万円を寄付、10年間で約3.3億円に達し、受注額は7年連続の1位となっている。



自民党側への大企業献金額


「出典:日本共産党より」


まるでキックバックの三菱重工と自民党

国の根幹に関わる防衛政策の会議に、その政策で儲ける利害関係者(三菱重工)を入れて多額の発注をし、自民党が政治献金を受け取る、還流している、まるでキックバックだ!!

こういう事が駄目だから企業·団体献金禁止をしようと言っているんですよ!

2024年3月、参議院予算委員会、立憲民主党の辻元清美議員が問題視した。



三菱重工の軍需売上1兆円突破

長射程ミサイル大量受注

三菱重工業は5月12日、2025年度決算を発表し、防衛·宇宙事業の売上収益が1兆1445億円と、初めて1兆円を突破したことがわかりました。

24年度比で38%も増加した。

3年連続で過去最高を更新したのである。


25式地対艦誘導弾など敵基地攻撃に使う長射程ミサイルを大量受注し、収益を押し上げました。



「出典:しんぶん赤旗より


安保3文書に基づく軍事費2倍化が行われる前の22年度と比べ、売上収益は約2.4倍に急増した。

国民の税金が軍需に吸い上げられています。

26年度も売上収益は1兆2500億円へと増収が見込まれています。

25年度の受注額は1兆6826億円と、前年度より約2000億円減少しましたが高止まりしています。

オーストラリアへの「もがみ」型護衛艦の輸出など大型案件を受注しており、26年度も引き続き高水準の受注高を見込むとしています。

受注残高は4兆円を超えており、急激な受注増に生産能力が追いついていません。

そのため引き続き生産設備·人員増強を進めるとし、2023年度時点で約7000人だった人員を、26年度までに1400〜2100人に増やす計画です。

日本の軍需産業企業は防衛力強化名目のもと、死の商人として暴走を続けるだろう。

また、大学が「死の商人」軍需産業企業の協力者となっていく、高市政権の軍産学官複合体構想は、国民生活を圧迫する予算化となり、問題である。

大学での軍事研究の成果が他国の市民を殺すために使われる危険が高まっています。

それは、高市政権が武器輸出を全面解禁し、紛争当事国への殺傷兵器の輸出を可能にしたからである。

高市政権は武器輸出解禁に先立ち、大学での軍事研究加速を盛り込んだ科学技術政策を決定した。

大学は今、「死の商人」の協力者になるのか、大きな分岐点に立たされている。












2026/05/06

自然に自生するケシの花 No.839

 アツミゲシ(セティゲルム種)

アツミゲシは地中海沿岸原産の帰化植物でケシ科ケシ属の一年草

和名は1962年に愛知県渥美半島の沿岸部において、日本への帰化が発見されたことに由来する。

近年、アツミゲシの繁殖が自然界で多く確認されている。

アツミゲシはケシやハカマオニゲシと同様に許可のない栽培や所持、譲受などが「アヘン法」で禁じられている植物です。


アツミゲシは繁殖力が強く、空き地や道端に雑草として自生していることがあります。

アツミゲシは、麻薬の原料となるモルヒネを含有しているため、日本では栽培等が禁止されています。



「アツミゲシの紫花、栽培禁止植物」





「アツミゲシの赤花、栽培禁止植物」



ケシ(ソムニフェルム種)の栽培歴史は古く、紀元前500年頃と考えられています。

日本のケシは英語のポピーと同義とされるが、ポピーと言えばイギリス各地に自生する園芸種として栽培されている「ヒナゲシ」コーン·ポピーを指します。

芥子(けし)と言う表記は本来、「カラシナ」を指す言葉であるが、ケシの種子とカラシナの種子がよく似ていることから、室町時代中期に誤用されてさ定着したものとされています。

日本ではオピウム·ポピーなど、オピウム産生植物はアヘン法で栽培が禁止されている種に指定され、オピウムはアヘン、麻薬と言う意味である。

日本へは室町時代にポルトガル人により、インドから薬用として津軽地方に伝来したとされ、江戸時代には「一粒金丹(いちりゅうきんたん)」などの腹痛、下痢止め薬として重宝されていました。


同様に栽培が禁止されているハカマオニゲシ(グラクテアツム種)は多年草で、植物体の乳汁中に高濃度の麻薬性のケシアヘンアルカロイド、テバインを含むため、日本では麻薬及び向精神薬取締法により原則栽培が禁止されています。

オニゲシは栽培可能であるがハカマオニゲシに非常によく似ています。




「ハカマオニゲシ、栽培禁止植物」

オニゲシとハカマオニゲシの違い

つぼみの毛の向きと花の根元にあるハカマ(苞葉)の枚数が違う。

オニゲシにはハカマは通常なし、または1〜2枚、ハカマオニゲシには花の下に4〜6枚のハカマがしっかり付いています。

オニゲシには黒斑点がない、または薄い場合があり、ハカマオニゲシは花びらの基部に明確な黒紫の斑点があり、鮮やかな深紅(赤)色の花の色のみです。

オニゲシには、赤、オレンジ、白、ピンクなど多くの花の色があります。

オニゲシの葉は鮮やかな緑色でつぼみの毛は直立しているが、ハカマオニゲシの葉は黄緑色で幅が広く全体に毛が多く、つぼみは寝伏している。

ハカマは花と花の集まりの基部にある葉が特殊に変化した部分であり、主につぼみを保護する役割を持ち、成長すると落ちるものが多い。

ポインセチアやハナミズキ、ブーゲンビリアのように花弁のようにか色づいて虫を呼び寄せる役割を持つ植物も多い。


アツミゲシは4月から6月頃に開花し、成熟した「ケシ坊主」と呼ばれる果実が約1㌢ほどの小さな種子を大量に周囲散布します。

非常に軽い種子は風に飛ばされたり、雨水で流されたりすることで遠くまで運ばれ繁殖します。

また、動物や人間が移動する際、靴の裏やタイヤに付着して運ばれることも多い。

アツミゲシは国の独占管理植物です。


繁殖群生地を見かけたら採取や抜き取ったりせず、各地方厚生局麻薬取締部や保健所、または警察署へ連絡することが重要です。

保健所や警察署に於いては、学名の種小名に由来する「セティゲルム種」と呼ばれることが多い。


同じくケシ科の植物にナガミヒナゲシがある。


ナガミヒナゲシは禁止植物に指定されていないが「アルカロイド性」の有害物質が含まれているため、素手で茎を触ったり、折ったりするとかぶれてしまうので注意が必要です。

指が水膨れ状態になりなかなか治りません。




「ナガミヒナゲシ」



ナガミヒナゲシ種は、空き地や道端、住宅の庭などあらゆる場所に多く自生し、繁殖力が強い。

参照ブログ
ナガミヒナゲシNo.687