ケヤキ ニレ科 落葉高木
別名=ツキ
本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、台湾に分布する。
各地に天然記念物に指定された巨樹や名木がある。
日本一とされるのは山形県東根市の大ケヤキで、高さ25㍍、幹周り12.6㍍あり、樹齢1500年以上と言われている。
丘陵地や山地、川岸、海岸のなどの水辺に多く自生する。
公園や街路樹として多く植えられていますが、枝が横に張り出さないほっそりしたホウキ状の樹形になる「むさしの1号」という品種は、スペースを取らないので街路樹などに利用されている。
屋敷の周りに防風、防火樹として植えられ建築材としても利用された他、お盆、漆器の木地、家具や楽器、彫刻材として利用されている。
また、桃山時代から江戸時代には社寺の建築材としても使われていました。
✣生育環境
肥沃な深層土が適し、水はけの良いことが感じんです。
感想を嫌うので注意が必要です。
風には強いが、大気汚染や潮風に弱い傾向がある。
✻肥料
油かす、鶏ふん、化成肥料などを寒肥として施す。
✫雌雄同株で、4月から5月頃に葉の展開と同時に開花する。
若木な葉は成木に比べて大きい。
✿殖やし方
実生と接ぎ木で殖やせる。
種子を秋に採取し、適度に乾燥させて保存した後、翌春に播きます。
播く前にベンレート消毒をするとよい。
✣種類
葉の表面や裏面、葉柄に毛が密生するものをメゲヤキといい、日本海側に多く分布する。
枝が枝垂れるものをシダレケヤキといい、まれに見られる。
その他に、葉に斑が入る斑入りケヤキもある。
✻東根の大ケヤキ (樹齢1500年以上)
1957年(昭和32年9月11日)に国指定特別天然記念物に指定された。
南北朝時代1347年頃、小田島長義が築いた東根城内に植栽されていたものとされる。
山形県東根市本丸北1丁目1-1
所在施設=東根市立東根小学校
「群馬県、原町の大ケヤキ」
厳しい環境の中で樹勢が衰え続けた結果、現在の姿は昔の面影もない状態となってしまった。
✿東根の大ケヤキ、原町の大ケヤキ、三恵の大ケヤキは日本三大ケヤキと称されている。