ハゼノキ ウルシ科 落葉高木
別名=リュウキュウハゼ、ロウノキ「櫨の木」
原産地=中国、ヒマラヤ地方
日本 (関東以西)四国、九州、沖縄に分布
ハゼノキは中国から沖縄を経て渡来したので、リュウキュウハゼという別名がある。
日本で昔からハゼと呼んでいるのは、現在ヤマハゼと呼ばれるもので、日本原産のやや小形の木で葉や若葉に毛があることで区別される。
果実から蝋(ロウ)を採るのでロウノキともいう。
山の尾根や傾斜地、沿海の山野に生え高さは10㍍ほどになる。
本来の分布は四国、九州、沖縄だが蝋を採取するために各地で植えられ、それが野生化している。
ヤマハゼに大変よく似ているが、こちらは葉や枝が無毛なのが特徴である。
6月頃に黄緑色の小さな花を多数咲かせる。
葉は無毛なので触るとツルッとしている。
秋には美しく紅葉し、庭園や山野を彩る。
生育環境
水はけがよく日当たりのよい温暖地に植える。
丈夫な木なので栽培は容易である。
生育も早く3年から4年で結実し、特に土壌も選ばない。
病害虫はほとんど発生しない。
肥料
油かす、鶏ふん、堆肥などの有機質肥料に化成肥料を加えて寒肥として施す。
植え付け、移植時期は2月から3月頃と10月から11月
せん定の時期は11月から3月
殖やし方
実生と挿し木で殖やします。
実生は発芽処理を行ってから播く。