プラタナス すずかけの木
落葉高木
原産地=北アメリカ、メキシコ、アジア西部
別名=スズカケノキ(鈴掛木)
プラタナスと言えば並木や公園樹として有名ですが、もともとは明治時代に渡来した植物です。
明治43年に当時の芝区桜田本郷町に、十数本が植えられたのが街路樹としての最初である。
樹皮が剥げ落ちまだらになるのが特徴です。
このまだら模様が迷彩服のデザインのもとになっている。
高さが30㍍にもなる高木で、葉が大きくよく日陰を作り、秋になると丸いトゲのある実を枝からぶら下げ、その姿が鈴のように見えることから、スズカケノキの名がある。
若葉の頃に密生する綿毛が、アレルギー体質の人々を悩ますと言われて問題になっている。
雌雄同株で4月頃に雌花は淡緑色、雄花は黄色または暗紅色の花を咲かせる。
寒さに強く、乾燥地や湿地以外では土質を選ばずよく生育し、公害にも強い。
肥料はほとんど必要ない。
◉害虫
※アメリカシロヒトリ
主に落葉広葉樹に発生する。
枝先に白い糸が袋状に張られています。
この袋状の巣の中に、幼虫が群棲していて集団で葉を食べる。
老熟幼虫は3㎝ほどになり、単独で行動し葉肉だけでなく、葉脈以外の葉のすべてに部分を食べるようになり、被害も拡がる。
巣を見つけしだい枝ごと除去するか、ディプテレックス、DDVPなどの薬剤を散布します。
年に2回、6月と8月に発生します。
幼虫は樹皮のすき間などで、サナギの状態で越冬するので、秋に樹の幹にムシロを巻いておき、冬場にこれを処分します。
★せん定時期
10月下旬から2月下旬
★殖やし方
実生は3月頃に蒔きます。
挿し木は新枝を6月~7月頃挿し木する。