肉厚で光沢のある葉に、ギザギザした鋭いトゲ(鋸葉)を持つのが特徴です。
ヒイラギの名は、触るとズキズキ痛むという意味の古語、ひいらぐ(疼ぐ)に由来しています。
モクセイ属の植物ですので、特有の芳香を持った清楚な白色の小花を咲かせます。
ヒイラギの名は、触るとズキズキ痛むという意味の古語、ひいらぐ(疼ぐ)に由来しています。
モクセイ属の植物ですので、特有の芳香を持った清楚な白色の小花を咲かせます。
キンモクセイが9月頃から咲くのに対し、ヒイラギは秋を締めくくる11月に開花します。
ヒイラギの鋭い葉は、邪気を払うと信じられ、古くからにわに植える習慣がありました。
オニノメツキ(鬼の目突き)と言う別名は、鋭いトゲで鬼の目を突いて退散させたと言う伝説からそう呼ばれる。
👹節分の日に、ヒイラギの枝葉にイワシの頭を刺して、門口に立てるという魔除けの習慣が現在も残っています。
平安時代は、ボラの頭を添えたようです。
イワシを刺すようになったのは、鎌倉時代と云われています。
この鋭いトゲも樹齢を重ねて老木になると、次第に丸くなり葉の形も楕円形(全緑葉という)になります。
この鋭いトゲも樹齢を重ねて老木になると、次第に丸くなり葉の形も楕円形(全緑葉という)になります。
大気汚染にも強く、縁起木としても人気がある。
(鋸葉から次第に丸くなったヒイラギの葉、樹齢約23年)
★品種
フイリヒイラギ(葉に白斑が入る)
キフクリンヒイラギ(葉の縁が黄色)
近縁種のヒイラギモクセイはヒイラギとギンモクセイの交雑種で、芳香がより強く、公園樹や街路樹としても利用されている。
★品種
フイリヒイラギ(葉に白斑が入る)
キフクリンヒイラギ(葉の縁が黄色)
近縁種のヒイラギモクセイはヒイラギとギンモクセイの交雑種で、芳香がより強く、公園樹や街路樹としても利用されている。
また、クリスマス装飾によく使われる。
赤い実のなるセイヨウヒイラギ(ホーリー)、シナヒイラギはよく似ていますが、別種のモチノキ科の植物です。
◆ヒイラギの葉が対生であるのに対し、ホーリーは互生である。
◆ヒイラギの葉が対生であるのに対し、ホーリーは互生である。
また、開花期が5月から6月、結実期が10月~11月とヒイラギと正反対になります。
◉日陰に強く、土質もほとんど選ばない。
◉日陰に強く、土質もほとんど選ばない。
日当たり、水はけがよく腐植質に富んだ肥沃な場所を好みます。
耐寒性は比較的に強く、東北地方南部まで地植えが可能です。
耐寒性は比較的に強く、東北地方南部まで地植えが可能です。
しかし、冬の寒風を嫌うので、凍結の恐れのある地方では直接風に晒される場所への植え込みは避けた方が無難です。
◆植え付け、移植
4月中旬から5月、9月から10月
植え穴は大きめに掘り、完熟堆肥をすき込んで高植えにします。
★肥料
やせ地でない限り特に必要ありませんが、生け垣など刈り込みを行う場合は、骨粉、草木灰、鶏ふんに油粕を混ぜた有機肥料を冬期に与える。
◆植え付け、移植
4月中旬から5月、9月から10月
植え穴は大きめに掘り、完熟堆肥をすき込んで高植えにします。
★肥料
やせ地でない限り特に必要ありませんが、生け垣など刈り込みを行う場合は、骨粉、草木灰、鶏ふんに油粕を混ぜた有機肥料を冬期に与える。
①成木の場合で油粕300㌘から500㌘
②骨粉50㌘から100㌘
③化成肥料100㌘から200㌘
◉病害虫
カイガラムシ、ハマキガ、ハモグリムシなとが発生する。
③化成肥料100㌘から200㌘
◉病害虫
カイガラムシ、ハマキガ、ハモグリムシなとが発生する。
活動期なスミチオン乳剤、オルトラン水和剤などを定期的に散布。
冬期にマシン油乳剤を数回散布して防除します。
★剪定
6月下旬から7月、10月下旬から12月上旬。
★剪定
6月下旬から7月、10月下旬から12月上旬。