コノハナザクラ(木の花桜)
コノハナザクラとは、日本に自生
する基本野生種ヤマザクラの変種
花は、八重咲きで一つの花に花びらが20枚以上あり、一つの花に雌しべが2本あるものがあり、花が終わると柄の先に2つずつ並ぶように実がつく桜である。
野生種のヤマザクラの八重咲きは
珍しい、自然環境の中で変異した
変種桜である。
三重県東員町には野生のものがあり、トウインヤエヤマザクラの名
で天然記念物に指定され、毎年珍しい花を咲かせてきたが、衰弱が進み推定樹齢80年の桜樹は枯れてしまいました。
この株から取り木した幼木が芽吹き、第2世が大切に育てられている。
この桜は分類学上、コノハナザクラと同種の特徴を持っている。
三重県いなべ市員弁町にも一本ある、コノハナザクラは4番目に発見が確認された桜で、個人の敷地内にある。
その他、コノハナザクラは京都府亀岡市にも一本存在している。
コノハナザクラはヤマザクラより
少し遅れて4月下旬頃に咲き始める。
花はやや下向きにぶら下がるような姿で咲く。
ヤマザクラ系には、いくつかの品種がある。
ソメイヨシノの遺伝子を調べる
過程で、エドヒガンとオオシマザクラの交配で作られた、ミカドヨシノヤマザクラよりも葉や花が大きいオオヤマザクラ、北海道に多く自生するエゾヤマザクラなどがある。
比べて花の色が濃いことからこの名がある。