ゴマキ スイカズラ科 落葉小高木
別名=ゴマギ 「胡麻木」
原産地=日本(本州、四国、九州)
ガマヅミ科、レンプクソウ科とする説もあるようだ。
お寺で行われる護摩に使う木は、ヌルデなどであり胡麻木とは関係ない。
葉を揉むと胡麻のような香りがすることから、ゴマキと名付けられた。
本州から四国、九州の比較的温暖な地に自生する。
2〜5㍍程の落葉樹で、5月頃地味な白色の小さな花を小球状に多数咲かせる。
葉はゴワゴワしていて、縁には鋸歯のような波状がある。
葉が細長いゴマキは太平洋側に生え、関東地方以西に分布するが、変種のヒロハゴマキは日本海側に生える。
9月から10月頃には赤い実がなり、熟すと黒色になる。
生育環境
庭木としても利用される事は稀ですが、栽培は容易である。
肥料
肥料はほとんど必要としないが、化成肥料を寒肥として与えるとよい。
この1属の木には葉を食べる虫が比較的付きやすいので、カルホス乳剤やスミチオンなどを時々散布し対応する。
種類
葉の広いヒロハゴマキ
その他、マルバゴマキ、ナガバノゴマキ、コバノゴマキなどがある。
殖やし方
山掘りか実生は3月に行う。
挿し木3月、10月から11月に行う。