ニシキギ ニシキギ科 落葉低木
別名=ヤハズニシキギ 「錦木」
原産地=日本各地、朝鮮半島、中国
紅葉の状態が錦のように色とりどりが美しいことから名付けられた。
山野に生える落葉低木で高さは2㍍ほどになる。
枝にコルク質の翼のようなものがつく特徴ある植物で、翼が出ないものを「コマユミ」と呼ぶ。
庭木や生垣、盆栽にされることが多い。
カミソリノキとも呼ばれるようだが、これは茨城県や栃木県の方言名であるとされる。
5月から6月頃に黄緑色の花をつけ、秋になると紅葉し小さな果実を1〜2個吊り下げ、裂開すると赤い仮種皮に包まれた種子が出る。
土壌を選ばず日陰地も強く生育する。
せん定にも耐えるので生垣や高木の下木等に用いられる。
生育環境
丈夫な木であるのでどこでもよく育つ。
移植は10月から11月と3月から4月が適している。
細根が多いので活着も良い。
肥料
あまり必要としませんが与える場合は、堆肥や油かすなどの有機質肥料を寒肥として与える。
病害虫
ハマキムシ、カイガラムシが発生しやすいのでカルホス乳剤や石灰硫黄合剤で駆除する。
せん定
せん定、整姿時期は11月から2月
あまり多く枝分かれしないので、3月下旬に間引きせん定をする程度で良い。
生垣にした場合は、落葉後に刈り込むがこの場合、花実は期待できません。
花実や紅葉を楽しむなら、日中よく日が当たり夜間冷涼な所であればよく紅葉する。