モミジガサ キク科
コウモリソウ属 (紅葉笠)
別名=シドケ、キノシタ、シトギ
モミジソウ
春、茎が20〜30cmに伸び、茎先の葉が展開しないものは、山菜として食用される。
日本の山野には数多くの山菜が生育しているが、その中で「山菜の女王」と言われる「モミジガサ」がある。
春先の若芽の味わいは、フキノトウ、セリ、ヨモギなど、いくつもの山菜の旨味をいっぺんに楽しめると言う、不思議で優れた山菜。
有名なわりに、食べる習慣がない地域も多く、身近に群生地が隠れていたりする。
葉の形がモミジを思わせ、傘のように開くのでその名があります。
キノシタと言う別名も木立の下、渓流沿いの斜面など、湿った場所を好む性質に由来します。
山菜として楽しむなら、歯ごたえを残すように軽く塩ゆでし、ワサビしょう油、酢味噌などでシンプルに食べたり、磯巻きで風情を味わったりと言うのがおすすめの様です。