緑のお医者の徒然植物記

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ラベル #金属有機構造体、#MOF、#ノーベル賞、#表面積、#地球温暖化 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2025/10/15

温暖化解決への期待 No.783

 金属有機構造体

金属有機構造体(MOF)とは、金属イオンまたは金属クラスターと有機配位子が規則的に結合した、高い比表面積を持つ多孔性材料の総称です。

金属有機構造体は(Metal-OrgnicFrameworks)の略です。


内部に微細や孔、ナノサイズ(一億分の1)が骨組みの中に無数の穴が開いています。


その孔のサイズや性質を設計できるため、ガスの貯蔵や分解、触媒などの様々な分野での応用が期待されています。


  「金属有機構造体」


特定の気体を穴の中に封じ込めることができる。

表面積が非常に大きいことが特徴で、わずか1㌘でサッカー場1面に相当する表面積を持つものもあります。


無数に開いた極小の穴に狙った気体を取り込んで、分離、貯蔵できる新しい材料として、地球温暖化問題の解決などでの分野でも活用が期待されます。


日本国内の企業では実用化が加速しており、工場や商業施設での臭い防除去や精密機器の保護などに使われています。



ノーベル賞の北川進特別教授(京都大学)が開発した金属有機構造体(MOF)


スウェーデン王立科学アカデミーは授賞理由で、砂漠の空気中から水分を採取したり、二酸化炭素を回収したりするなど「人類の重大課題の解決に貢献する可能性がある」と評価しています。