緑のお医者の徒然植物記

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火曜日, 1月 16, 2024

琴平の大センダン No.682

 センダン(栴檀)センダン科

別名アフチ、オオチ、アミノキ

果実は薬用として知られ、しもやけ、ひびには果肉を潰して外用する。

樹皮は駆虫剤、虫下しなど

材は器具や建築に使われる有用樹です。

万葉の昔から古名の「アフチ」で親しまれている。

沿海の山野に生える落葉高木で、昔は獄門のさらし首の木として使われたこともある。

リンネの植物の種にも記載されている。

カーネル·フォン·リンネはスウェーデンの博物、生物、植物学者で分類の父と称される。

❉リンネ関連ブログ
博物:植物学者カーネル·フォン·リンネ
No.78


琴平の大センダン

樹齢約300年
樹高18メートル

国指定天然記念物
1953年(昭和28年3月31日)





❉所在地
香川県仲多度郡琴平町129

琴平町には讃岐の金毘羅さんと呼ばれ、古くから海の守り神として知られる金刀比羅宮(ことひらぐう)があり、参拝客で賑わってきました。

長い石段を下りてしばらく行くと、観光バスの駐車場に大センダンが見えてくる。

難渋するお遍路さんのために植えられたとも言われ、四国ではよく目にする樹種です。

❉難渋(なんじゅう)とは、物事の処理や進行が難しくて、スラスラ行かない事を意味するが、そのさまを指すこともある。

琴平の大センダンの他に、国指定天然記念物に指定されている徳島県阿波の野神の大センダンがある。