ナナカマド バラ科 「七竈」
ナナカマド属 落葉高木
材が堅く七度もかまどに入れても燃え残ると言うのが、名前の由来とされるのが一般的な説であるが、実際にはよく燃える。
紅葉や果実が美しい代表的な樹で、北国では街路樹として親しまれている。
北海道、本州、四国、九州、南千島、サハリン、朝鮮半島に分布
北半球に約80種が知られ、このうち中国からヒマラヤ、カラコルム(モンゴル)、天山山脈(中国、キルギス、カザフスタンの国境地帯に連なる山脈)にかけて50種が分布している。
日本には6種が自生する。
ナナカマド属は葉が奇数羽状葉のナナカマドの仲間と、葉が単葉の「アズキナシ」の仲間に大きく分かれる。
ナナカマドの仲間は果実の表面に皮目がなく、頂部に萼片(がくへん)が残る。
アズキナシの仲間は果実の表面に皮目があり、萼片が残らない。
また、両者を別属にする見解もある。
若木の樹皮は淡褐色で楕円形の皮目があり、ややなめらか。
成木になると暗灰色で浅く裂けるのが特徴です。
材は器具材、機械材、薪炭材などに利用され、樹皮は染料に使われる。
アズキナシ(小豆梨)は、果実が小豆に似て梨のような石細胞を持つのでこの名がある。
広く開けた場所では大木になるものが多く、15メートルにも達する。
若い木では花つきが悪く、ある程度生長しないと花も果実もつけない。
枝は紫黒色で白い皮目が散在し、目盛りのように見えるのでハカリノメとも呼ばれる。
花は白く初夏に咲く。
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