ギンゴケ ハリガネゴケ科
乾燥すると表面が銀色に見えることからこの名がある。
苔の中でも繁殖力、耐久性が強い
植物群落全体は灰緑色から白緑色になる。
かつては南極大陸に生育しているとされたが、これは後に「オオハリガネゴケ」の一型であるとされた。
茎は直立し、高さ1~2㎝程で多数の個体が集まって薄いマット状になる。
茎には少量の仮根をつける。
★仮根(かこん)とは
真の根ではないが、根のように植物体を地上に固着し、あるいは水分の吸収を行う細長い細胞こと。
全国各地に分布し、低地から高山まで日当たりのよい場所に密な群落をつくる。
市街地で最も一般的な小型の苔で、コンクリート壁やブロック塀、敷石の隙間などに生育している。
葉の先の方は葉緑体がなく、半透明になるので銀色に見える。
盆栽や盆景にも利用され、類似種に「ホソウリゴケ」がある。