広い地域植栽が可能な樹種
◉イヌツゲ(モチノキ科)
日本の各地で植木として、幅広く栽培されている常緑小高木。
萌芽力が強いので様々な造形ができる。
ツゲ(ホンツゲ)に似ているが、役に立たないのでこの名があり、植物名では「イヌ」は役に立たないものに使う。
ツゲは葉が対生でイヌツゲは互生と見分けられる。
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◉アオキ(ミズキ科)
日本庭園などで古くから栽培されている代表的な庭木の一つ。
野生種も北海道南部から九州まで幅広く自生している。
枝が青いのでこの名がある。
山地の樹林下に生える雌雄異株の常緑低木で、日本の特産である。
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◉カラタチ(ミカン科)
暖帯性のミカンの仲間だが耐寒性が強い。
生育が早く、北海道以外の各地で防犯を目的に生け垣として利用されることが多い。
原産地は長江上流域とされ、8世紀頃には日本へ伝わっていたとされる。
◉ドイツトウヒ(マツ科)
耐寒性が非常に強く、北海道から九州の各地で栽培可能。
ヨーロッパからシベリアにかけて広く分布し、ヨーロッパでは主要な造林樹種となっていて、建材として幅広く利用されている。
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◉ビワ(バラ科)
暖帯性植物だが、耐寒性が強く北海道以外の各地で栽培可能。
野生種は中国、四国、九州地方に自生している。
果実の形が楽器の琵琶に似てるのでこの名がある。
原産が中国とされるが、石灰岩地のものは本来の自生と言う説もある。
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◉ニシキギ(ニシキギ科)
日本各地の山野に自生する落葉低木
紅葉が美しい樹種で、各地で栽培されている。
紅葉の状態を「錦」に例えた名前である。
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◉ウメモドキ(モチノキ科)
秋から冬にかけて美しい実がなることで植木によく用いられる落葉低木。
北海道から九州まで栽培でき、葉が梅に似ているのでこの名がある。
山野の湿地やその周辺の水分が豊富にある場所に生える。
◉カエデ類(カエデ科)
日本の各地に自生する落葉高木で、紅葉が美しいことから庭木や公園樹として栽培されている。
古くから親しまれた庭木として非常に種類が多く、その地方に適した種類がたくさんあり、北海道から九州まで数えきれないほどの園芸品種がある。
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