緑のお医者の徒然植物記

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緑のお医者の徒然植物記

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2019/06/21

コスモスの種まき(6月~7月) No.147

コスモスの種まき


コスモスの種まきは、4月頃から行えますが、早くまくと秋に開花する時の草丈が高くなり、風などで倒れやすくなります。

7月に入ってからまく方がよいでしょう。

花壇の土をよく耕し、20~30センチ間隔で一ヶ所に3~4粒ずつまいていきます。

種が隠れる程度に覆土し水やりします。
水が流れ出さないように、目の細かいジョーロで静かにたっぷり与えます。

元肥は必要ありません。

発根して本葉が3対になったら、最も生育の良いものを一本だけ残して他を間引き、一ヶ所に一本にします。

間引く時は、残す苗の根を痛めないようにし、間引くものは引き抜かずに地際で切ります。

乾燥と排水不良による根腐れに注意して管理します。






2019/06/20

6月から7月にかけて草花の種まき No.146

草花、菜園の種まき


草花
ツリガネソウ、マリーゴールド、ハボタンなどが鉢まきで、コスモス、ヒマワリ、ホウセンカなどは直まきで行えます。

野菜類
6月は早生大根や夏キウリ
7月に入るとニンジン、ホウレン草、ブロッコリー、インゲンなどの種まきが行えます。



2019/06/19

湿度、温度の上昇とともに病害虫発生 No.145

湿度、温度上昇による

被害虫発生


6月になるとだんだん気温も上昇してくる。

湿度や温度の上昇に伴い、病害虫の活動も活発化する。

毎日のように観察が欠かせない季節である。

葉やつぼみなど食害、天候が不安定な時期でもあるので、病気にもなりやすい。

7月~8月にかけて産卵期を迎えるカイガラムシ類は多数発生、固いロウ質殻物で覆われているので、薬剤を散布しても効果がでないことがあります。

見つけ次第、捕殺することが最も有効手段です。

竹のヘラやブラシ(使い捨ての歯ブラシなど)などで剥ぎ取ると、潰れて死んだり、木から落ちて二度と這い上がれないので、こまめに観察しながら、駆除することが大事です。

樹勢を衰えさせ、被害が大きい場合枯死してしまう原因にもなりますので、発見次第丁寧に駆除しましょう。



花の終わった花木にはお礼肥を(肥料)No.144

花後のお礼肥


肥料

花の終わった花木は、順次お礼肥を与えます。6月はサツキ、ツツジ、ライラック

◉チッ素分は控え、リン酸、カリ分の多い肥料を与えます。

カシ類、ヒバ類などで刈り込みを行ったものや、サザンカ、ツバキなどの常緑樹は必要に応じて暖効性肥料わ与えます。

梅雨明け後はサルスベリ、ムクゲなどの夏に花が咲く花木を除き、一般には肥料は控えるようにします。


夏に肥料が効きすぎると「土用芽」が伸び、充実する前に秋~冬を迎えて樹勢を弱める原因になってしまいます。


        「アンネのバラ」








6月に行う植え付け、植え替え(品種) No.143

植え付け、植え替え


6月は、アジサイ、イヌツゲ、カシ類!カルミア、クチナシ、サザンカ、サツキ類、ジンチョウゲ、ツツジ類、ツルバラ類、モチノキ、モッコク、ユズリハなど多くの暖地系広葉常緑樹で植え付け、植え替えが行えます。


一般に、落葉樹はこの時期の移植は避けた方が無難です。











フェイジョアの挿し木(6月) No.142

フェイジョアの挿し木


今年の春から伸びて生長がとまった柔らかい新梢を使った「緑枝ざし」にします。

さし穂は15センチ前後に切り取ってから調整します。

下葉を付け根から切り、上部の葉で大きな葉は、半分に切ります。

2センチほど斜めに切り戻し、一時間から二時間くらい水揚げしてから、さし床にさします。


用土は赤玉土5、腐葉土3、川砂2の混合土を用いるとよいでしょう。

さし穂の間隔は4~5センチにとり、深さは2センチ位にします。

さし穂をさし終えたら、針金で支柱を作り、ビニールで覆い密閉にします。

◉フェイジョアに限らず、キウイなど、緑枝ざしにする場合は密閉ざしにすると、中の湿度が高くなり、葉からの蒸散が抑えられるため、さし穂の発根率がよくなります。