シンパク
シンパクは特定の樹種を指すものではなく、コノテガシワイブキ類、ビャクシン類などの常緑針葉樹の総称です。
*設置場所
一年を通して日当たり、風通しの良い所に設置します。
一年を通して日当たり、風通しの良い所に設置します。
特に汚れた空気を嫌うので、通風に最も注意し、新鮮な空気を供給できる環境を保つようにしましょう。
耐寒性が強いので、養生中のものを除いて、基本的には戸外の棚に置きます。
ただし、夏場は強い西日が当たると葉やけを起こしたり、樹が夏ばてすることがあるので注意が必要です。
場所によっては、ヨシズや寒冷紗などで直射日光を防ぐようにしましょう。
*水遣り・肥料
枝先が細かく、水を好むので鉢の表面が乾いたらそのつど、樹の頭から水をたっぷり与えます。
*水遣り・肥料
枝先が細かく、水を好むので鉢の表面が乾いたらそのつど、樹の頭から水をたっぷり与えます。
設置場所にもよりますが、冬場を除いて朝夕、一日二回の水遣りが目安です。
乾燥の激しい夏場は一日三回とします。
乾燥の激しい夏場は一日三回とします。
同時に葉水を与えるとより効果的です。
冬は一回が目安です。
冬は一回が目安です。
水遣りのたびに葉に水を与え、葉についた汚れを洗い落とすようにします。
*剪定・整姿
生長が早いので、若木のうちから早めに幹や枝の調整を行い、樹形作りを進める必要があります。
*剪定・整姿
生長が早いので、若木のうちから早めに幹や枝の調整を行い、樹形作りを進める必要があります。
ナイフなどで切り込みを入れて枝・幹を曲げたり、針金などを使用して矯正(きょうせい)していきます。
樹皮を削り、シャリ幹を作っていくのも若木のうちから行います。
シンパクは彫刻等などで、幹を削り、人工的にシャリを作ることが多い樹種です。
模様木は自然な感じを出すことが重要なので、曲げが多すぎる「タコ作り」や「カエル股」「腰曲がり」などの不自然な形は嫌われるので特に注意します。
枝や幹の矯正は、基本的に晩秋から翌年の二月~三月までの間に行います。
大枝を矯正した針金は二~三年は外さずにおきます。
シンパクは芽吹きが旺盛で、細かく枝分かれするので、こまめに芽摘みをする必要があります。
春から秋の新芽が伸びる間は、三叉に伸びた新芽の中央を最初に引き抜くように摘み取ります。
春から秋の新芽が伸びる間は、三叉に伸びた新芽の中央を最初に引き抜くように摘み取ります。
二~三日してから両脇の芽も摘み取ります。
これを繰り返すことで、扇形の美しい樹形を保つことができます。
芽摘みを行わないと、芯の芽だけが強くなり、周りの芽が弱るため枯れこむ原因となります。
*模様は若木のうちに作る。
枝の剪定は三月から四月、十月から十一月頃が適期です。
*植え付け・植え替え
植え付け・植え替えの適期は二月中旬~三月と、十一月頃です。
*模様は若木のうちに作る。
枝の剪定は三月から四月、十月から十一月頃が適期です。
*植え付け・植え替え
植え付け・植え替えの適期は二月中旬~三月と、十一月頃です。
寒い時の方がトヤと言われる枯葉が少なく植え替えにはよいのですが、植え替え後は室内で保護するようにします。
若木のうちは一年~二年の間に一回、成木になったら、三年~五年に一回の植え替えを目安とします。
水を好む樹種ですが、鉢の中に水が多く溜まることを嫌うので、植え土は砂分を多めにします。
水を好む樹種ですが、鉢の中に水が多く溜まることを嫌うので、植え土は砂分を多めにします。
赤玉土と砂を半分くらいに合わせた混合土を用いるのが一般的です。
*病害虫
ハダニ、カイガラムシ、サビ病などに注意します。
*病害虫
ハダニ、カイガラムシ、サビ病などに注意します。
他のマツ類と同様、冬に石灰硫黄合剤を散布して予防します。
また、病害虫が発生した場合は、五月~翌年二月「春の芽だし前」まで、定期的に薬剤散布します。
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