カネノナルキ
ベンケイソウ科クラッスラ属
多肉植物
原産地=南アフリカ南西部
正式名は『クラッスラ•ポルツラケア』といい、フチベニベンケイ(縁紅弁慶)と言う和名や花月(かげつ)と言う別名もある。
属名のクラッスラはギリシャ語で「厚い」と言う意味で、厚みのある丸い葉が特徴となっている。
クラッスラ•ポルツラケアが日本に伝わったのは、昭和初期の頃とされ、当時、栽培業者が若葉の枝先に5円硬貨の穴を通してそのまま成長させた姿が、お金がなっているように見えた事から『金のなる木』と呼ばれるようになり、縁起物とされ人気となった。
乾燥や低温などの厳しい環境に適応し、世界中に分布するベンケイソウ科に属する丈夫な植物であるが、高温多湿には弱い。
カネノナルキは「一攫千金、富、幸運を招く、不老長寿」と言う意味を持っています。
小さな株によく花をつける系統と、大株にならないと咲きにくい系統があります。
❄さし木
挿し穂は切り口を乾かしてからさし木する。
さし木後は約1ヶ月水は与えず、しばらくそのまま半日陰で育てます。
花が咲かない原因
①日照不足
②断水
③せん定
④品種と株の大きさ
1年を通して日照時間の確保と、夏場の水やりを控えめにする事が重要です。
この環境下の場合には、葉がシワシワになってしまいますが、花芽に栄養を回し、開花に備えることが出来ます。
水を与えすぎると葉がぷりぷりとみずみずしくなりますが、葉ばかり成長してしまいます。
葉が落ちる原因
根腐れや根詰まりが原因で葉が落ちる場合は、早めに植え替えを行います。
根腐れを起こしていると茎がブニョブニョしてくる。
根詰まりしていると水やりの際、水の吸い込みが悪くなったりするので、状況を見極める必要があります。
根腐れした場合は、出来るだけ古い土を落とします。
腐った根は取り除いてから植え替えを行います。
植え替え後は風通しの良い半日陰の場所に置き、しばらく水は与えずに新芽が確認できたら水やりを与えます。
また、植え替え後の肥料も必要ありません。
植え替えは3月〜6月/9月から10月の2年から3年に1回を目安に行います。
土の配合例として、赤玉土小粒3割、軽石または日向土(微粒)3割、腐葉土4割
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