切らぬ桜を切って1年
桜切るバカ梅切らぬバカ
そんな桜を切ってみる。
「2024.03.30撮影」
遅咲きの吉野桜は蕾が見え始めた状態
地際部の空洞化も少しずつ改善されている
接ぎ木の苗では、地際部の状態に問題が起きてくる事が多い。
この桜樹齢23年であるが、樹齢10年辺りですでに空洞化が起きていました。
アリや穿孔するカミキリムシの幼虫などが発生し、空洞化が進んだ。
穿孔口から薬剤を注入するなどの駆除、及び予防を毎年行った事で、空洞化の進行を抑えることができました。
太く成長する事を期待したい。
せん定する前年まで毛虫の発生が毎年続いていました。
多く発生していた毛虫は「オビカレハ」で、Y字となった枝の部分にクモの巣状の巣を作り、成長とともに枝葉全体に行動を始める。
葉は一夜にして食い尽くされる事がある。
よく観察しないと見つける事が出来ないので、発生期は毎日観察する事が重要です。
巣に戻ってくる習性があるので、巣に集まった毛虫が小さいうちに駆除する必要があります。
混み合った枝をせん定し、風通しを良くする事である程度の予防はできます。
オビカレハの卵を冬場に見つける事が重要
小さな枝(直径3㍉〜5㍉)に卵を産みつけている事が多いので、根気よく見つける必要があります。
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