ナスの栽培
ナスの一番花が咲いたら、仕立て作業を行うことができます。
植え付け場所にスペースがある場合は、主枝と側枝2本の3本仕立てにし、スペースがない場合は主枝と一番花の下の側枝の2本仕立てがよいでしょう。
「せん定前」
「せん定後」
一番花の下の側枝とその下にある勢いの良い側枝を残し、それより下のわき芽を取り除きます。
側枝=わき芽
「一番果」
一番果を摘み取るとことで、ナスの実を着ける株に栄養を行き渡らせる。
また、一番花は咲いた直後に摘むのではなく、実が少し(2㌢ほど)成長したら摘み取るようにします。
それは早く摘んでしまうと、枝や葉っぱが生い茂ることがあるためです。
低温期にできた一番果は、硬くて肥大しないもの(石ナス)が多いことから、普通は摘果します。
植えつから約一ヶ月で株の高さは、個体差がある。
50㌢〜80㌢と違いがあるので、土壌養分などの違いがある場合は、成長が一定ではないことがわかります。
「植え付けから25日」
同時に植え付けた株でも成長の違いがある。
「高く成長した株」
株の高さが違っても、同じ状態で花を着ける。
「8/10日肥大し始めたナス」
植え付けから一ヶ月
8月10日
ナスの長さは5㌢で翌日には6㌢に成長しました。
1日で約1㌢から2㌢ほど実が伸びる。
水やりが十分でないと肥大しにくい
「枝先せん定」
収穫はみずみずしい状態の朝に行う。
✪ネコブセンチュウ
植え付け後、大きく育たない株、成長が明らかに遅い株の場合、ネコブセンチュウに侵されている場合がある。
被害にあった根には、小さなコブの塊が無数に出来ている。
ナス科の青枯病は、サツマイモネコブセンチュウやキタネコブセンチュウと、混合感染して被害が激しくなる。
被害株は根にコブができ、根の組織が壊れて栄養や水分を吸収しにくくなる。
土質によって被害程度が異なり、粘土質土壌よりも砂質土壌や、火山灰土壌などの排水の良い土壌で被害が大きい。
❉ネコブセンチュウ関連ブログ
ネコブセンチュウ(土壌線虫)No,411-1
ナスの害虫
クロメンガタスズメ(緑色型)
スズメガ科 大型の蛾の仲間
発生時期
7月頃から9月頃
葉を食い荒らされ、ほとんど葉がない状態の株に、小さくても食べれるほどの大きさのナスが実っているなら、放置しないですぐに収穫する。
そのまま放置するとブヨブヨになって食べられなくなります。
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