樹木燃焼でダイオキシンが発生する
人類が作り出した最悪の猛毒ダイオキシンは炭、水素、塩素が結び付いた化学物質です。
ダイオキシンと樹木の関係は、大きく分けて樹木、落ち葉の焼却によるダイオキシン生成と言う環境負荷の側面と、樹木や微生物を活用した環境浄化と言う研究の側面があります。
木材には塩素成分が含まれており、300〜500℃程度(低温)で不完全燃焼させると、この塩素が反応してダイオキシンが生成されます。
樹木や植物に塩素が含まれる、或いは取り込まれる主な理由は、塩素が植物の生育に不可欠な微量栄養素(必須元素)だからです。
塩素は植物にとって光合成を助ける不可欠な要素となっているのです。
落ち葉は燃やすのではなく、堆肥として利用することが推奨されています。
また、産業用の木材廃棄物も800℃以上の高温焼却で処理される必要かをあります。
この温度帯では有機物が完全に分解されて、二酸化炭素と水になるため、ダイオキシン類の前駆物質が生成されにくくなります。
ダイオキシンはごみ焼却などの過程で、非意図的に生成される非常に毒性の強い、有機塩素化合物の総称で約210種類があるとされています。
燃焼温度が1250℃以上でないと分解されにくい性質を持っているとされ、青酸カリの1000倍とも言われる毒性があるとも言われている。
しかしこれは急性被ばく時の数値です。
ごく微量を摂取しただけでもガンの発生、ホルモンの障害、奇形児の誕生などの原因になるとされている猛毒です。
森林土壌はダイオキシン類の蓄積場所(リザーバー)となりやすい性質があります。
特に「有機炭素」を多く含む土壌で高濃度になる傾向があります。
有機炭素とは、動植物の死骸や微生物、プラスチック、石油など、炭素の骨格を持つ化合物に含まれる炭素のことです。
特定の種類の木材腐朽菌のキノコ類には、ダイオキシンを分解する能力があることが研究されており、これを用いた汚染土壌の浄化(バイオレメディエーション)が期待されています。
バイオレメディエーションとは、微生物や植物などの生物が持つ能力を利用して、汚染された土壌や地下水を浄化、修復する環境技術のことです。
樹木関連の微生物を用いたダイオキシン汚染の土壌分解も技術的に研究されています。
細菌の脱塩素化や、微生物、植物の相乗効果を利用して、土壌中の有機物質を安全に分解する技術の研究が進められています。
樹木そのものがダイオキシンを大量に生み出すわけではありませんが、枯れ葉の野焼きや不適切な木材焼却がダイオキシンの発生源になります。
竹は塩素が多く含まれ、発電設備に悪影響を与えます。
竹の塩素濃度は1000〜5000ppm(0.1〜0.5%)で、一般的な木材よりも高い数値です。
塩素は耐火材や伝熱管などを腐食させてしまうため、バイオマス燃料として使いにくい原因となります。
焚き火は燃やす物や燃焼条件によってはダイオキシン類が発生する可能性があります。
これは焚き火が一般的に低温での不完全燃焼になりやすいためです。
焚き火は温度管理が難しいため、低い温度でダイオキシンが発生しやすいという特性があります。
野外焼却(野焼き)は原則禁止が法律により定められています。
ただし、例外規定として、正月のどんどん焼きやキャンプファイヤーなど、影響が少なく、かつ社会的な慣習や宗教上の行事として行われる焚き火は例外とされています。
キャンプでは、自然物の薪、木枝、枯れ葉のコーティングされていない物のみ燃やし、塩化ビニール、ラップ、発泡スチロールなどのプラスチック類を燃やすと大量のダイオキシンが発生するので、プラスチック、ゴミは必ず持ち帰るか分別して処理しましょう。
ダイオキシンは体内に蓄積する?
ダイオキシンは食事からの摂取が約9割を占めており、脂肪分(魚、肉、乳製品)に濃縮されやすい性質があり、食事を通じて体内に取り込まれる。
脂肪組織に長期間蓄積される残留性有機汚染物質である。
体内での半減期、体内濃度が半分になるのに約7〜11年と非常長いため、微量でも慢性的な摂取により、濃度が上昇し、発がん性、ホルモンバランスの乱れ、免疫毒性などの影響が懸念されています。
体外排出速度は非常に遅い。
出産と授乳は、体内に蓄積されたダイオキシン類が体外に排出される大きな経路となる。
ピザ窯を利用する際は、可能な限り高い温度、800℃以上を安定的に保つ必要があり、完全燃焼を徹底する事が重要である。
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