社会保障財源とされる消費税の嘘
消費税は年金、医療、介護、少子化の社会保障4経費の財源とされ、残りの約1割が地方自治体の行政サービス(教育、インフラ整備など)に使われているとされている。
消費税は、一般財源で特定の目的以外にも使える税金として国庫に入るため、法人税や所得税の減税、あるいは借金の返済など他の歳出に融通されているという見方がある。
つまりこのお金には色がついていない。
「消費税は全額社会保障に使われる」と歴代自民党政権は宣伝してきました。
消費税法第一条2項には、「消費税は医療費及び介護の社会保障給付、並びに少子化に対処するための施策に要する経費に充てるものとする」と書いてあります。
この条文は2012年8月、野田民主党政権下に書き加えられたもので、当時の民主党は消費税の税率を5%から10%に引き上げようとしており、国民を納得させようとしてこんな条文を書き加えたのです。
だが、これほどおかしな条文はありません。
なぜなら、消費税は社会保障に限定して使われる目的税ではなく、法人税、所得税、酒税などと一緒に「一般財源」として使われているからです。
その証拠は政府自身が毎年発表する「一般会計予算歳出、歳入の構成」をみれば一目瞭然である。
「一般会計歳出」
「一般会計歳入」
出典:財務省財政に関する資料より
消費税は社会保障費だけに使われておらず、防衛関係費、公共事業費、国債費等々にも使われているのです。
消費税は、「全額社会保障に使われている」と言う主張は嘘八百だと言うことが分かります。
それでも歴代政権は、「消費税を減税したら年金が下がる」などと宣伝してきました。
その宣伝を信じる国民の中には、「消費税がないと社会保障が維持できないのではないか」と言う人が沢山います。
消費税が社会保障予算の全てを賄ったことは導入後一度もありません。
消費税が無くても法人税、所得税、相続税、酒税、たばこ税など他の税収を引き上げれば、社会保障予算を賄えるということです。
「表1」
しかし、消費税増税もしながら、その他の税も増税されているのが事実だろう。
社会保障給付を支える主要な財源は国民負担の社会保険料
年金、医療、介護など、国民に対する社会保障給付の財源は、国民が払う社会保険料と国、地方自治体が払う公費で賄われている。
消費税は公費負担のうち、国が払う分の一部を占めているに過ぎない。
消費税が増税されても社会保障給付に充てられず、増えた給付を賄っているのは国民の社会保険料などの負担増と過去に蓄えた余剰金です。
つまり、消費税が増税されても社会保障給付に回らない、国民の負担増によって賄われた事を「表2」は示しています。
では、消費税で増えた税収はどこに消えたのか?
その大半は、大企業法人税の減税と所得税(金融資産)の減税に消えたと言ってよいでしょう。
金融資産とは、現金、預貯金、株式、債券、投資信託など、それ自体が価値を持ち、容易に現金化できる財産のことで、主に金融機関を通して取引される無形資産(権利)を指します。
現政権下では、仮に消費税を増税しても社会保障給付に回りません。
従って、「増税しないと社会保障費は賄えない、少子化対策には広く国民全体が負担する消費税増税が良い」という主張は誤った主張です。




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