クニガミシュスラン
国頭繻子蘭 ラン科
クニガミシュスランは山地樹林下に生える草丈10〜15㌢の多年草
茎は下部で匍匐(ほふく)してその先端は立ち上がる。
白い花をつける地生ランで絶滅危惧種に指定されている。
「クニガミシュスラン」
クニガミと言う和名の由来は、沖縄北部の国頭村のことで、そこで発見されたシュスランに由来する。
シュスは茎が繻子に似ていることに由来している。
繻子(しゅす)とは、布面がなめらかで艶があり、縦糸または横糸だけを浮かした織物で、帯地や半襟(半衿)洋服生地などに用いられる。
絶滅危惧種の花消える
世界自然遺産に登録されている鹿児島県徳之島で、最大規模の日米共同実動演習「キーン·ソード25」により、世界自然遺産のコアエリア(核心地域)に生息する絶滅危惧種の花が踏み荒らされ株ごと消失しました。
この演習は10月23日から11月1日まで行われたもので、18日に徳之島の伊仙町役場で開催された、世界自然遺産に関する会合で、地元のNPO法人が被害を証明しました。
NPO法人「徳之島虹の会」によると、10月26日午前に井之川岳で絶滅危惧種の「クニガミシュスラン」の蕾が膨らんでいるのを確認している。
しかし、27日の午後にすでに踏み荒らされていました。
(徳之島虹の会)による提供写真(10月27日午後)
これについて、防衛省統合幕僚監部は井之川岳の地、同様に世界遺産エリアに指定されている天城岳、犬田布岳の島内三山で10月25日〜28日に山地機動訓練、同27日〜28日に偵察訓練を行ったことを認めた。
しかし、徳之島虹の会の証明について地元紙の報道で承知しているとしているが、自衛隊員が踏み荒らしたと言う事実は確認出来ないと強弁している。
井之川岳は国立公園特別保護地区に指定され、「木の実1個、葉っぱ1枚すら採ってはいけない」最高ランクの環境保全活動が実施されている地域であり、そもそもこのような所をなぜ訓練地に選ばなければならないのか、最大の疑問でしかありません。
この事から分かることはどんな状況下に於いても、軍隊と言うものは「暴走」し、またそれを現実的にも止めることが出来ないと言うことではないでしょうか!
こんな暴走がもし、違うところでもと考えたら恐怖でしかありません。
これでいいのか日本‼️