アツミゲシ(セティゲルム種)
アツミゲシは地中海沿岸原産の帰化植物でケシ科ケシ属の一年草
和名は1962年に愛知県渥美半島の沿岸部において、日本への帰化が発見されたことに由来する。
近年、アツミゲシの繁殖が自然界で多く確認されている。
アツミゲシはケシやハカマオニゲシと同様に許可のない栽培や所持、譲受などが「アヘン法」で禁じられている植物です。
アツミゲシは繁殖力が強く、空き地や道端に雑草として自生していることがあります。
アツミゲシは、麻薬の原料となるモルヒネを含有しているため、日本では栽培等が禁止されています。
「アツミゲシの紫花、栽培禁止植物」
「アツミゲシの赤花、栽培禁止植物」
ケシ(ソムニフェルム種)の栽培歴史は古く、紀元前500年頃と考えられています。
日本のケシは英語のポピーと同義とされるが、ポピーと言えばイギリス各地に自生する園芸種として栽培されている「ヒナゲシ」コーン·ポピーを指します。
芥子(けし)と言う表記は本来、「カラシナ」を指す言葉であるが、ケシの種子とカラシナの種子がよく似ていることから、室町時代中期に誤用されてさ定着したものとされています。
日本ではオピウム·ポピーなど、オピウム産生植物はアヘン法で栽培が禁止されている種に指定され、オピウムはアヘン、麻薬と言う意味である。
日本へは室町時代にポルトガル人により、インドから薬用として津軽地方に伝来したとされ、江戸時代には「一粒金丹(いちりゅうきんたん)」などの腹痛、下痢止め薬として重宝されていました。
同様に栽培が禁止されているハカマオニゲシ(グラクテアツム種)は多年草で、植物体の乳汁中に高濃度の麻薬性のケシアヘンアルカロイド、テバインを含むため、日本では麻薬及び向精神薬取締法により原則栽培が禁止されています。
オニゲシは栽培可能であるがハカマオニゲシに非常によく似ています。
「ハカマオニゲシ、栽培禁止植物」
オニゲシとハカマオニゲシの違い
つぼみの毛の向きと花の根元にあるハカマ(苞葉)の枚数が違う。
オニゲシにはハカマは通常なし、または1〜2枚、ハカマオニゲシには花の下に4〜6枚のハカマがしっかり付いています。
オニゲシには黒斑点がない、または薄い場合があり、ハカマオニゲシは花びらの基部に明確な黒紫の斑点があり、鮮やかな深紅(赤)色の花の色のみです。
オニゲシには、赤、オレンジ、白、ピンクなど多くの花の色があります。
オニゲシの葉は鮮やかな緑色でつぼみの毛は直立しているが、ハカマオニゲシの葉は黄緑色で幅が広く全体に毛が多く、つぼみは寝伏している。
ハカマは花と花の集まりの基部にある葉が特殊に変化した部分であり、主につぼみを保護する役割を持ち、成長すると落ちるものが多い。
ポインセチアやハナミズキ、ブーゲンビリアのように花弁のようにか色づいて虫を呼び寄せる役割を持つ植物も多い。
アツミゲシは4月から6月頃に開花し、成熟した「ケシ坊主」と呼ばれる果実が約1㌢ほどの小さな種子を大量に周囲散布します。
非常に軽い種子は風に飛ばされたり、雨水で流されたりすることで遠くまで運ばれ繁殖します。
また、動物や人間が移動する際、靴の裏やタイヤに付着して運ばれることも多い。
アツミゲシは国の独占管理植物です。
繁殖群生地を見かけたら採取や抜き取ったりせず、各地方厚生局麻薬取締部や保健所、または警察署へ連絡することが重要です。
保健所や警察署に於いては、学名の種小名に由来する「セティゲルム種」と呼ばれることが多い。
同じくケシ科の植物にナガミヒナゲシがある。
ナガミヒナゲシは禁止植物に指定されていないが「アルカロイド性」の有害物質が含まれているため、素手で茎を触ったり、折ったりするとかぶれてしまうので注意が必要です。
指が水膨れ状態になりなかなか治りません。
「ナガミヒナゲシ」
ナガミヒナゲシ種は、空き地や道端、住宅の庭などあらゆる場所に多く自生し、繁殖力が強い。
参照ブログ
ナガミヒナゲシNo.687




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