ふくむらさき
さつまいも
ふくむらさき芋は紫芋の品種で、品種としては新しい。
品種によって植え付け間隔(株間)も違う場合がありますが、30㌢間隔より50㌢間隔と広く取ることでさつまいもを大きく育てる事が出来るとされています。
土壌養分、肥料が多く施された場所ではツルボケが起きてしまうのもさつまいも栽培の特徴とされています。
逆に、あまり肥えてない土壌が適しているとされます。
その間隔は、栽培してみないと分からない部分でもあります。
栽培期間中の雨量や天候でも違ってきます。
暑い日が続く場合では葉水を行う必要もあります。
植え付けたら何もしないと言う事が、一般的にも言われますが厳密にはそうではありません。
さつまいもの中身が白くなっているものがありますが、これは水分不足から起きてしまうと言われています。
干し芋で「シロタ」と表示されてるものがそのようなさつまいもになります。
料理用として売られているのが一般的で、価格も安くなっていると思います。
植え付けから4ヶ月、芋の肥大状況を確認するため掘ってみました。
ふくむらさきは収穫まで最大160日とされますが、やはりまだ小さいことが確認できます。
サイズ的にはSサイズくらいです。
収穫予定日は10月11日
ツルもよく伸びてるので「ツル返し」を行います。
ツルばかり伸びる「ツルボケ」になるとさつまいもの肥大ができなくなり、最悪さつまいもが出来ない状態になってしまいます。
ツルが伸びて畝以外の場所で根を張り、ツルばかり伸びて養分を取られ、さつまいもが肥大しないか最悪さつまいもが出来ない状況を「ツルボケ」と言われます。
実際に栽培してみないと、分からない事も多くあるのが現実でしょう。
「ツルボケ回避のため育苗箱を利用」
ツルを切れば良いと思うが、さつまいもが肥大するためにも葉は必要なので、ツルボケにならないようにツル返しをします。
畝以外の場所の地面で根を張ることを回避すると言う事です。
ツルボケで根外子?で小さなさつまいもができてしまうかも?
今年はツル返しの代わりに、育苗箱を利用してツルボケ回避対策です。
この結果がどうなるかはお楽しみと言うことで追記したいと思います。
ふくむらさきの特徴
蒸したり焼いたりしたときの糖度が高い
他のさつまいも品種に比べて非常に甘いのが特徴
べにはるか並の糖度があるとされ、さつまいもマニアからは、ねっとり系のべにはるかなどにも劣らないと言われています。
また、アントシアニン色素を多く含んでいて、パープルスイートロードを上回る。
ふくむらさきは2021年に品種登録されました。
現在、一般的に出回っている紫芋はパープルスイートロードですが、従来の黄色い果肉のさつまいもと比べると、甘さが物足りないとされます。
そこで、より美味しい紫芋が求められる中で誕生したのが「ふくむらさき」です。
糖度はパープルスイートロードが約18度に対し、ふくむらさきは約22度と高く、焼き芋や蒸し芋などにすると、今までの紫芋とは異なる甘さとねっとり食感が楽しめます。