クスノキ クスノキ科 常緑高木
別名=クス 楠、樟
本州(関東地方以西)四国、九州の暖地に分布するが、古くから植えられたために真の自生範囲が明確ではない。
アジアの熱帯から温帯に広く分布し、32属250種ほどが知られている。
環境庁のデータによるとスギの巨木は1万3千本、クスノキは5千本で数では杉の木に負けるが、一対一ならクスノキに軍配が上がる。
葉や樹皮を防虫剤の樟脳の原料として利用するために、かつては植林もされた。
材は、家具材、彫刻材などに利用される有用な樹種が多い。
大木になる代表的な木で、古くから神社などに植えられ、天然記念物に指定された銘木や巨木、老樹も各地に多くある。
樹高は、40〜50㍍以上で径2〜7㍍以上にも達する常緑樹で、葉は互生し薄い革質で表面に光沢があり、葉をちぎると特に強い芳香がある。
これは、昆虫等から食害されないための防衛と考えられる。
5月から6月にかけて錐花序を出し、はじめは白色の淡黄色となる小花をつける。
花は広い鐘形で6裂し、雌しべ1、雄しべ2を持つ、果実は径8㍉程の球形で11〜12月に黒く熟す。
耐寒性に劣るが、暖かい日当たりの良い土地を好む。
変種に葉の丸い「マルバクス」がある。
✻肥料
寒肥として化成肥料、油かすを施す。
✿代表的な銘木
日本最大の「蒲生の大クス」
鹿児島県蒲生町上久徳2259-1
福岡県新宮町立花口
国の特別天然記念物
「立花山クスノキ原始林」
旅の思い出のひとつに、巨木を訪ねる旅はいかがですか。
もしかしたらパワーを貰えるかも、、、知れません🙆