緑のお医者の徒然植物記

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ラベル #ゴーヤー、#ニガウリ、#インド、#明らか食品、#ゴーヤ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2026/06/22

ゴーヤーで夏バテ解消 No.848

 ゴーヤー ウリ科、淡色野菜

原産地=インド、熱帯アジア

正式名称=ツルレイシ(蔓茘枝)、ニガウリ(苦瓜)





ゴーヤーとゴーヤ

ゴーヤーと言う発音は沖縄での本来の発音で方言に近い呼び方

ゴーヤと言う発音は沖縄県外に広まる過程で言いやすく省略化された呼び方

ゴーヤーにレイシ(茘枝)の漢字が使われている理由は、果実の表面にあるデコボコした突起や形が熱帯果物レイシ(ライチ)に似ているからです。

ライチはムクロジ科の常緑高木で、世界三大美女のひとり楊貴妃がこよなく愛したフルーツとしても有名です。



「ライチ=レイシ」


ゴーヤーの伝来

日本へは江戸時代(慶長年間)1596〜2615年頃に、中国を経て沖縄(琉球王国)に伝来したとされています。

当時は強い苦味から「ニガウリ」と呼ばれ、主に観賞用や薬用として扱われていました。

沖縄の伝統的な健康野菜として長い間栽培され、1990年代以降の沖縄料理(ゴーヤチャンプルーなど)のブームによって全国的に人気となり、家庭の食卓にも並ぶようになりました。

本土では最初、鹿児島県の薩摩地方や宮崎県などの南九州の一部の地域でのみ消費されていました。

夏の定番野菜のほか、夏の強い日差しを遮る「緑のカーテン」としても日本中で親しまれています。

現在では、鹿児島県、宮崎県が沖縄に次ぐゴーヤ生産地となっています。


ゴーヤなぜ苦い!?

ゴーヤには「モモルデシン」という成分が含まれています。

このモモルデシンが独特な苦味成分です。

モモルデシンは胃液の分泌を促し、食欲を増進させる働きがあると言われているため、夏バテで食欲が落ちがちな時期にはピッタリの食材なのです。

他にもビタミンCが豊富に含まれ、特に捨ててしまいがちな「ワタ」の部分には果肉の1.7倍ものビタミンCが含まれているのです。

キャベツの約2倍のビタミンC、レモンの約1.5倍以上のビタミンCがあるとされています。

一般的にビタミンCは熱に弱い成分ですが、ゴーヤに含まれているビタミンCは熱に強いという特徴があります。

そんなビタミンCが豊富なワタを食べるには、ワタがついたままのゴーヤを輪切りにしたものを天ぷらにしたり、ワタを味噌汁の具にするのもオススメです。

栄養を逃さないためにはゴーヤを切ったら水洗いしない。

ビタミンCなどの水溶性栄養素が水に溶け出してしまうのを防ぐため、水洗いは避けます。

苦みが苦手な場合は、薄くスライスして塩もみするまたは、サッと湯通し(10〜20秒)すると食べやすくなります。

美味しいゴーヤの見分け方

美味しいゴーヤは鮮やかな濃い緑色で重みがある。

表面のイボが硬く、ハリがあり、つぶれたり傷ついたりしていないもの。

イボの大きさがそろって密についているものが新鮮とされます。

ゴーヤの効能

血圧を下げるカリウム、体内の余分な塩分(ナトリウム)を尿と一緒に排出するため、むくみ対策や高血圧予防に効果的とされています。

抗酸化作用があり、紫外線によるシミ予防やコラーゲンの生成を助けます。

肝機能を助け、血糖値を下げる効果も期待できます。

腸内環境を整え、便秘解消や免疫力アップするにつながります。


明らか食品

薬が売れなくなるから健康野菜を公式に認めないと言う声は、製薬業界や自然療法における長年のジレンマです。

しかし、今日では厚生労働省も認めるように野菜は「明らか食品」としてビタミンやミネラル、食物繊維などを豊富に含み、病気の予防や健康維持に不可欠な役割を果たしています。

「明らか食品」とは、誰が見ても明らかな食品のことで、野菜や果物、生鮮食品、一般的な加工食品(豆腐、納豆、味噌、パンなど)、調味料等が明らか食品に該当します。

健康食品は医薬品と誤解されるような売り方をすると薬機法違反となります。

しかし、誰が見てもあきらかな食品であればそれを医薬品と誤解する人はいません。

明らか食品は薬機法の適用のないゾーンであり、効能を述べても薬機法違反とはなりません。

薬機法とは医薬品医療機器等法の訳です。

「野菜を食べれば病気が治る」といった表現は、薬機法によって厳しく規制されています。

正しい医療を受けるため、病気が悪化するのを防ぐための制度ですが、近年では科学的な研究に基づき、特定の成分が健康維持に役立つことを「機能性表示食品」と表示できる制度も導入され、野菜の機能性は着実に公式に認められるようになっています。

薬は治療や治癒の役割

野菜は身体の調子を整え、病気にかかりにくい身体を作るという予防の役割


育て方

ゴーヤーの種子は硬く水を吸収しにくいので、爪切り等で種子の突起した部分を切り、一昼夜ぬるま湯につけてから播種します。

高温性作物なので適温は25〜28℃、夜温は15℃で管理発芽させ、35〜45日位で苗を育てます。






苗を植え付けた後真っすぐに直立して一番早く伸びるのが親ヅルです。

親ヅルは本葉が5〜6枚、または1.5mほどの高さまで伸びたら先端(生長点)を切り取る「摘芯」を行います。


「赤丸印、最初に伸びるのが親ヅル」


「A図」


先端を切り取ることで栄養が行き場を失い、「A図」脇から勢いのある「子ヅル」が2〜3本発生します。

この子ヅルと更にその先に発生する「孫ヅル」をたくさん広げることで身が付きやすくなり収穫量も増えてきます。


定植後は、ネットやテープを利用し、3〜4本仕立てで横または斜めに誘引して、果実に日光が当たるように摘葉します。



「ネットを手づくり」


「株高30cmで植え付けてみる」



「一株で緑のカーテン」


収穫は15〜30cm(品種により異なる)の長さ程度を目安として早朝に収穫します。


収穫期は関東などの中間地なら7月上旬から9月頃までですが、10月頃まで収穫できる場合もあります。

苗の植え付け時期や地域の気候によって異なりますが、開花から約15〜20日後が収穫のタイミングとなります。