緑のお医者の徒然植物記

Translate

緑のお医者の徒然植物記

検索結果

2020/05/07

ハナミズキ(花水木) No.207

ハナミズキ(ミズキ科ミズキ属)落葉広葉樹

別名アメリカヤマボウシ 北アメリカ原産

日本のヤマボウシに似ていることから、アメリカヤマボウシの別名がある。

明治45年(1912年)当時の東京市長、尾崎行雄氏が米大統領夫人の希望に応え、ソメイヨシノ(桜)の苗木三千本を寄贈した返礼として東京に贈られたもので、大正4年(1915年)に40本の白いハナミズキの苗木が贈られ、その後ピンク色の苗木が贈られました。

今でも、東京文京区の小石川植物園をはじめ、4本の原木が毎年元気に花を咲かせています。

桜の花が終わりを告げる頃から、白色またはピンク色の大きな4弁花を咲かせます。

日本に渡来したアメリカの代表的花木として、街路樹や庭木などに幅広く利用されています。




4枚の花弁のように見えるのは実は★総苞で、その中心部の緑黄色の雄しべのように見える部分が花(小花の集合=花序=かじょ)です。

★総苞=そうほう(英:involucre)
花序全体の基部を包む苞(ほう)を総苞と言う。

苞葉=ほうよう=苞葉片と呼ぶ、または総苞鱗片=そうほうりんぺんと言う。

※ハナミズキはこの総苞がへこんでいるのに対し、日本のヤマボウシはとがっているのが相違点です。



◉園芸品種

①総苞が白いハナミズキ

②淡紅色になるベニバナハナミズキ

③白い総苞をつけた枝が垂れるシダレハナミズキ

④紅色が濃く美しいチェロキーチーフ

⑤葉に淡黄色の斑(ふ)が入るレインボー

⑥狭い庭でも楽しめる矮性のピグミー、ジュニアミス、クライドナインなど

東京都港区と足立区の区の花として指定されている。

アメリカノースカロライナ、バージニアの州の花として指定されている。

アトランタの市の花として指定されている。

★生育管理

日当たり、排水性、保湿性ともによい腐植質に富んだ土地が最も適しています。

花はすべて上向きにつくので、高い所から観賞できる場所に植えるとよいでしょう。

枝は横に広がるように伸びるので、庭植えでは単植で広いスペースに植える方が無難です。

◆肥料

樹勢が弱ると★隔年開花になる場合があります。

★隔年開花=かくねんかいか(一年おきに開花すること)

花期の5月頃と秋口に、油粕などの有機肥料を株元に穴を掘り埋め込みます。

元肥に1月から2月頃に、堆肥に鶏ふん、カリン酸石灰を加え、株回りに穴を掘り埋め込みます。

強い西日が当たると老化を早めたり、花つきが悪くなることがあります。

特に、関東以西の庭では西日が当たらないように配慮が必要です。


※一般に市販の苗木は、接ぎ木した園芸品種が多いので、植え付ける時は堆肥を主として、少量の化成肥料を根に触れないように混ぜすき込み、植え付け後は支柱をします。

乾燥には弱いので、敷きわらをして乾燥を防止する。

※施肥量の目安として
成木には、油粕1㎏以内、化成肥料200~300㌘以内 

苗木には、油粕200~300㌘、化成肥料100㌘以内

◉剪定、整姿

大きくなりすぎると花が上に行ってしまい、観賞しにくくなります。

一般家庭では、3㍍前後の高さに育ったら、樹芯を止め高さを保つようにしましょう。

花芽は充実した短枝につきます。
落葉後に丸い花芽をつけた枝と、細長い葉芽をつけた枝を見極め、葉芽ばかりの長い枝を株元から切り詰めます。

剪定しないと次第に花芽が少なくなり、葉ばかりになってしまうので必ず行うようにします。

時期は11月から2月が適期どす。

また、ひこばえが出やすい樹種なので早めに切り取るようにします。

★病害虫

アメリカシロヒトリやケムシが新芽の伸びる5月頃から発生する。

アメリカシロヒトリは木の分岐点や葉の部分にクモの巣状の巣をかけて、ものすごい勢いで葉を食い荒らしますので、早期に発見し駆除する。

ディプテレックス乳剤1000倍液やオルトラン水和剤1000倍液を月に2回程度散布します。

※ウドン粉病
枝葉全体にウドン粉を振りかけたような白っぽいカビが発生します。

春から秋にかけて、数回発生するので予防が大切です。

秋に紅葉した後の落葉を集めて再発防止のために処分します。

ウドン粉病には、月に2回程度カラセン水和剤を木全体に散布します。

雨や曇りの多い年に発生が多く、枝葉が密生し、風通しの悪いところにもよく発生する。

◆殖やし方

実生、接ぎ木、挿し木で殖やします。

※実生は秋に熟した実を採り、よく果肉を取り除いて乾燥に注意しながら冷暗所で保存し、翌春にまきます。

植えてから開花まで5年から7年かかります。

※接ぎ木は充実した前年枝を穂木とし、ヤマボウシやハナミズキの実生苗を台木にして、3月中旬~下旬に切り接ぎします。

※挿し木は、6月下旬~7月上旬に、新梢を2節ほどの長さに切ってさし穂とし、水上げした後鹿沼土のさし床に挿して管理します。







2020/05/06

クロマツ(黒松) 盆栽 No.206

クロマツ (マツ科常緑針葉樹)

日本の風景を代表する樹木の一つで、アカマツを「女マツ」と呼ぶのに対し、クロマツは「男マツ」と呼ばれます。

マツ類の盆栽と言えば、生長が遅く作り込む楽しみの多い、ゴヨウマツが第1にあげられますが、優美なアカマツと並んで人気の樹種です。

長く固い葉が2葉ひと固まりにつきます。

樹皮は灰黒色で亀甲状に割れます。

マツ類の中でも最も樹勢が強く、樹脂が多いのも特徴です。

◉管理場所

年間を通じて日当たり、風通しのよい所で管理します。

真夏に葉焼けを起こす恐れがある場合は、よしずなどで棚を覆って半日陰の状態にしてやります。

極寒地を除いて、冬期も戸外で管理できます。

冬に鉢土が凍結する地方では、鉢土の上に小石を置いたり、鉢ごと土の中に埋めると、凍結や霜による寒害を防止することができます。

◆水やり

夏の暑い時期は、1日3回の水やりが理想です。

時間は特に限定しませんが、①早朝と②午前中、③夕方を目安にするとよいでしょう。

冬は1日1回を基準にして、土が乾いたらその都度水を与えるようにします。

いずれの場合も、鉢底から水が抜けるまでたっぷり与えます。

また、夏の夕方は、葉に水(霧吹きなど)をかけて、葉の温度を下げます。

設置場所にもより、春、秋は朝夕2回水をあたえなければならない場合がありますが、原則として、春、秋は朝夕水やりをしません。


         (模様木)

★肥料

肥料は原則として油粕などの有機肥料を春(3月~5月)と秋(9月~10月)の各1回の年2回固形肥料を与えます。

鉢の直径10㎝に対して一個を目安にし、鉢の縁に置き、毎回置き場所を変えて置きます。

樹勢が弱まっているものや古木などには、肥料と一緒に樹木の生長に活力を与える活力剤を使うとよいでしょう。

春肥は、若木や芽切りを行う株には早めに十分与えるようにします。

成木は、春の肥料をやや控えめにし、秋の肥料をたっぷり与えるとより引き締まった木になるでしょう。

剪定、整姿

節間の詰まったよい樹形にするには、みどり摘みが欠かせません。

庭木のみどり摘みは通常年1回ですが、小ぶりに仕立てなくてはならない盆栽の場合は、芽が出る順に年2~3回行います。

生育状況によって多少異なりますが、基本的に最初の新芽(一番芽)はすべて元から取るようにします。

半年ほどすると新しい芽が出てくるので、その時弱い芽はかき取ります。

やがて同じ位置から2番芽が伸び、短葉でバランスのよい形になります。

また、その年に伸びた新梢は、秋に主要なものだけを残して切り取ると、そこから翌年伸びる小さな芽が出ます。

春のみどり摘みと秋の新梢の整理を繰り返すことで、樹高を小さく保ちながら芽数を増やし、節間の詰まった盆栽に作り上げることができます。



一般に、古葉引きは12月頃に行います。

方法は庭木と同じように今年の葉だけ残して古い葉を落とします。

生長力の強いクロマツは、葉が長く伸びるため、盆栽では長い葉と幹、枝とのバランスが悪くなる場合があります。

そんな時は、適当な長さに葉先を切り詰めます。

切ったそのままでは、葉先の切り口が茶褐色に変色する場合があります。

切り口を真水にごく少量の酢を溶いた溶液(濃度3%程度)を切った葉先をすぐに洗っておくと、葉の変色を防ぐことができます。

★植え替え

若木は2年~3年に1回を目安に植え替えます。

成木は4年~5年に1回を目安に植え替えます。

適期は3月中旬~5月、9月中旬~下旬です。

用土は排水性の高い土を用います。

赤玉土7~8、桐生砂3~2の割合で混ぜた混合土などが一般的です。

◆病害虫

カイガラムシ、アブラムシ、シンクイムシ、アカダニなどが発生する場合があります。

発生期にはスミチオン乳剤などの殺虫剤の定期散布で対処します。

冬期に石灰硫黄合剤の20~30倍液を消毒しておくと病害虫全般の予防になります。

❆関連ブログ
盆栽、盆栽の樹形
No,241~No,243
No,318~No,324






2020/05/05

ミヤマカイドウ(深山海棠)盆栽 No.205

ミヤマカイドウ バラ科

中国原産の落葉花木
花が垂れ下がるように咲くものをスイシカイドウ(垂糸海棠)垂れ下がらないものを、ウケザキカイドウ(受け咲き海棠)と呼びます。


        (双幹、根上がり)

◉管理場所、水やり

夏は半日陰に、他は日当たりと風通しのよい所に置きます。

表土が乾いたら、その都度たっぷりと水やりする。

★整姿

短枝の頂芽に花がつきます。

新梢は長く伸びるので、5月から6月に2~3芽を残して切り、短枝を作ります。

◆植え替え

若木は毎年
成木は2年~3年に1回植え替えます。

2月下旬から3月、10月から11月が適期です。

ただし、秋植えの場合は、冬の防寒対策をする必要があります。

用土は赤玉土と桐生砂、川砂などを、7 : 3くらいの割合で混ぜた混合用土を使うのが一般的です。

※病害虫
アブラムシ、カイガラムシなどの防除に、4月~5月にスミチオン、マラソンなどを散布します。






2020/05/04

カリン (花櫚) 盆栽 No.204

カリン バラ科 落葉樹


春に淡紅色の花をつけ、秋には黄色く熟した卵形の果実を成す。

幹は緑を帯びた褐色で、独特の縞模様が出ます。

固く重い木質で、家具や建材などに使われます。


             (双幹)


◉管理場所、水やり

年間を通して、日当たりと風通しのよい所に置きます。

水を好むので、春と秋は1日2回、夏場は3回、冬は土が乾いたら水やりをします。

また、夏場は葉に水を与えるようにします。

◆整姿
短い枝を充実させるようする。

新芽は、枝づくりに必要なもの以外は、すべて摘み取ります。

残った芽が伸びたら1~2節を残して切り詰めます。


★肥料
開花したら結実するまでは肥料は控えます。

一般的には、5月から7月までは月2回、8月から10月までは月に1回を目安に有機肥料を与えます。

◉植え替え
若木は毎年、成木は2年~3年に1回植え替えます。

時期は2月上旬から3月、9月中旬から10月中旬が適期です。

赤玉土7:桐生砂3の混合用土を使います。

※花木はアブラムシやカイガラムシなどの害虫の被害を受けやすいので、月に1回スミチオンなどで消毒するとよいでしょう。






2020/05/03

ゴヨウマツ(五葉松) 盆栽 No.203

ゴヨウマツ 別名キタゴヨウマツ マツ科

ゴヨウマツの産地は、関東、東北、関西、中国、四国が知られています。

五葉松と表記することからも分かるように、5本の短い針状の葉を持っているのが特徴です。

クロマツやアカマツは2葉でしかも長いことから、これらの松とはまったく異なった風合いがある。

クロマツやアカマツと比べて葉が短く、節間もつまっているため、盆栽として仕立てやすいので、松柏盆栽の中でも幅広く親しまれている樹種と言えるでしょう。


懸崖は、山採りで崖などに自生するものを入手して育てるのが一般的で、自生地は日本各地に分布していますが、四国産の四国ゴヨウマツが特に有名です。

その他として、山形の蔵王ゴヨウ、福島の吾妻ゴヨウ、長野の浅間ゴヨウなどが知られています。

蔵王ゴヨウが盆栽に使えるゴヨウマツとしては最も北の産地です。

これより北に自生する種は、葉が長く盆栽に使われることは余りないようです。



           (懸崖)

他の松よりも葉が短く、生長が遅いことから、枝の段の間隔をつめて整形します。


          (模様木)

◉管理場所、水やり
年間を通して日当たり、風通しのよい所に置きます。

水やりは、鉢の表面の土が乾いたら、十分に与えるようにします。

比較的乾燥には強いので、土が乾かないうちの水やりは控えた方がよいでしょう。

夏の暑い時期は、葉にも水を与えると効果的です。

また、葉に水を与えることで、ホコリなどの葉の汚れを取る効果もあります。

ゴヨウマツは生長が遅いので、みどり摘みは5月から6月頃の年一回が原則です。

◉剪定、整姿
生長が遅いので、芽摘み(みどり摘み)は基本的に年1回、5月~6月に行います。

強い芽を元から摘み、2~3本残します。

枝の剪定は春(3月~4月)と秋(9月~11月)に可能ですが、樹勢の強いものを除き、太枝の剪定は避けるようにする。

木の頂部は生長するにつれて枝数が増えますが、下枝はあまり数が増えません。

この事を念頭において、下枝から樹芯まで、枝ぶりがバランスよく配置されるようにする。

作業は下枝から上に向かって行います。

樹形を乱す平行枝や正面に向かって伸びた枝、幹の同じ位置から伸びた車枝、葉数の少ない徒長枝、幹を突き抜けたようなかんぬき枝、枯れ枝などを切り、樹形を整えます。 

新梢を切り込むと、新芽が出なくなるおそれがあるので、原則として秋口には新梢は切りません。

針金かけは9月下旬から3月頃までの間に行います。

矯正が決まり、針金を外すまでにはおよそ2年かかります。

◆施肥
肥料は、原則として油粕などの有機肥料

梅雨時期と真夏を除き、春から秋にかけて、油粕などの有機肥料を毎月1回与えるようにします。

特に厳しい夏を終えた秋の肥料は樹勢回復に欠かせません。

植え替え直後(春植え)のものは、根付いてから梅雨に入るまでに2回、秋に2回(9~10月)の年4回を原則として与える。

◉植え替え
若木は2年から3年、成木は3年から4年に一回を目安に植え替えます。

時期は、3月下旬から5月にかけての春植えが理想的です。

秋植えの場合は、冬に向かうので根を極端に切り詰めないように注意しましょう。

用土は赤玉土と桐生砂を7:3~8:2位の割合で混ぜた混合土を使います。


◆病害虫対策
カイガラムシ、アブラムシ、スス病などの予防は、冬期(12~2月)に石灰硫黄合剤(冬期使用厳守薬剤)の20~30倍液を2回ほど散布します。

薬剤が鉢にかかると変色することがあるので、散布の際には、新聞紙などで包んで保護する。








2020/05/02

染色植物の歴史 No.202

染色に使われる植物、染色の歴史

世界の主流となっている合成染料は1857年、イギリスにおいて創製されました。

これが日本に普及するまで日本では草木の葉、樹皮、果実などを煮出しして、その液に浸して染める「植物染め」と言う方法が一般的に行われていました。


染色の文化の歴史は古く、中国では紀元前3000年頃

インドでは、紀元前2500年には盛んに行われていた。

ヨーロッパでは、紀元前2500~800年頃の青銅器時代

青銅器時代
青銅器を主要器具としていた時代。

石器時代と鉄器時代との間に位置する時代。

西アジアでは、紀元前3000年頃に始まり、中国では殷(いん)、周の時代(戦国時代)殷は中国最古の王朝

日本では、弥生時代に鉄器と青銅器が大陸からもたらされ、厳密な意味での青銅器時代と言えるものはない。

日本の染色文化が開花したのは、奈良時代に入ってからのようです。

日本最古の染め物は、奈良の正倉院に宝物として残されています。




それらの染め物は、自然界に存在する草木で染められているにも関わらず、1200年の時を経ても色がちゃんと残っていることは驚くことだろう。

なかには時代とともに退色したり、渋味を増したものもありますが、物を大切に使っていた昔の人々は、使い古すことによる変化にも、愛着を持っていたのかもしれません。

また、染料には布の繊維を丈夫にし、肌触りを良いものにする効果があったのです。

実用的な理由からも、人々はごく日常的に染色を行っていたのです。

弥生時代の吉野ケ里遺跡には、染めた絹の遺品が存在する。

日本アカネ、貝紫が確認されている。

日本アカネで染められた絹布は、大陸に献上されていた記述が魏志倭人伝(ぎしわじんでん)に残っていることから、歴史記録がある以前より日本独自の染織があったとみられる。

★魏志倭人伝
中国の歴史書「三国志=魏、蜀、呉」中の「魏書」

当時の日本列島にいた民族、住民の倭人の習俗や地理などについて書かれている。
魏(戦国時代=紀元前403年)


◉日本の山野に自生する染料として使用される身近な植物

◆紅花(ベニバナ)
キク科の多年草
夏にアザミに似た黄色い花が咲きます。高冷地でないと、栽培が困難とされ日本では山形県や長野県で栽培されています。

きれいな薄紅に染めるには、寒い冬の時期が最も適していると言われている。




◉ヨモギ

キク科の多年草
山野に自生している。
染料としては5月から6月頃の若葉の時期が最も適している。

媒洗染剤を使用することで、きれいなグリーンやグレーに染めることができます。




◉紫草

ムラサキ科の多年草
夏に小さな白い花が咲きます。
日本各地の山野に自生している。

紫根と呼ばれる根の部分が、染料として使われます。

高貴で気品のある紫色を醸し出します。

※絶滅危惧種



◉タデアイ

タデ科の一年草
藍染めの染料となる植物です。
藍は世界各国、様々な植物繊維から抽出されますが、日本固有の植物であるタデアイから取れる藍は、ジャパンブルーと呼ばれ、特に有名です。




◉クチナシ

アカネ科の常緑樹
夏に香りの強い白い花が咲きます。
実の部分が染料として使われます。

また、日常口にしている食べ物の、黄色着色料としても利用されています。




◉アカネ草

山野に自生する多年草
アカネの語源は「赤根」とされており、乾燥した根を染料として使います。

緋色(スカーレット)と呼ばれる、黄色味がかった赤色が、時間とともに深い赤色に変わります。




◉その他の染料植物
梅、ハチク(竹)、椿、葛、カモミール、ローズマリー、バラ、茶、ゲンノショウコ、コブナグサなど