緑のお医者の徒然植物記

Translate

緑のお医者の徒然植物記

検索結果

2025/09/05

温暖化が地球大気を壊す No.773

 地球大気


温暖化が地球を壊す、その元凶は資本主義、利潤第一主義社会である。


温暖化がなぜ人類の生死に関わる問題となるのか!

人類は地球大気の下で暮らしています。

普段は大気の存在などあまり気にする事はありません。

しかし、この大気は人間をはじめ、地球上のあらゆる生命にとってかけがえのない地球の「生命維持装置」の役目を果たしているのです。

まず、大気の成分の20.9%が酸素であること。

この酸素が地球上になかったら人間や多くの動物は、一瞬も生きて行くことができません。

また、大気中にある二酸化炭素(CO2)の量が少ないことも、生命の存在にとって大変大事な条件となっています。


このガスは温室効果と言って、太陽から受けた熱を内へ籠もらせる作用を持っています。

二酸化炭素は無色無臭の気体で室温ではガス状の物質です。

同じ太陽系の惑星でも、金星や火星などは大気の大部分が二酸化炭素なので、太陽熱が外へ放出されず、星の表面が異常な高温になります。


金星は96.5%、火星は95.3%が二酸化炭素と言われています。

しかし、地球の大気は0.04%とわずかな二酸化炭素です。

そのおかげで地球では、生命の存在には好適な温度や気候条件が維持されています。

生命にとって恐ろしいものに宇宙から降り注ぐ紫外線があります。

紫外線は分子の繋がりをズタズタに切断し、壊してしまう作用を持っているので、たんぱく質やDNAのような巨大分子が傷つけられるなどして、生命の生存と維持に致命的な影響を与えることになります。


しかし、地球の大気は成層圏の外側にオゾンと言う物質の薄い層を持っていて、この層が紫外線を遮ってくれています。

この地球の大気は最初から地球が持っていたものではありません。

地球の大気は、地球に生まれた生物が力を発揮し、長い時間をかけて作り上げてきた地球と生命との、共同作業による地球の歴史の産物なのです。

地球誕生の46億年前の大気はほとんどが二酸化炭素でできていました。

紫外線から生命を守るオゾン層も存在していません。


地球に最初の生命が生まれたのは35億年前とされていますが、その当時に生命が存在できる条件が有ったのは海の中だけでした。



地球における最初の生命体の生命維持装置は、海だったと言えるでしょう。

海中で生活していた生命体が複雑な進化の過程を経て、二酸化炭素を吸収して酸素を出す生命体、つまり光合成の作用を持つ植物が生まれたのです。

植物の生命活動(光合成)によって大気の中で二酸化炭素が長い時間をかけて消費された結果、最初の原始大気の酸素が21%と窒素78%からなる大気へと改造されてきたのです。

動物や植物が呼吸して放出した二酸化炭素は、植物の光合成によって糖という有機物に合成されます。

有機物とは、炭素を構造の中心にした物質のことで、糖は炭素と水素と酸素からできている簡単な構造のもので、エネルギーとして利用されます。

これに窒素やリン酸等が加わってアミノ酸やたんぱく質等の複雑な有機物になると、体を作るのに使うことができます。


これとは別に、成層圏にまで上昇した酸素の分子が紫外線に当たって、オゾンに変わるという現象が始まり、やがて紫外線をくい止めるオゾン層(防壁)が地球の外側を囲むようになったのです。



最初の生命誕生から大気が地球と生命の共同作業によって改造され、「生命維持装置」に発展するまでに35億年以上の気の遠くなるような時間がかかった事になります。


そして、生命は地上での進化の過程を辿り、300万年前には人類に至って文明社会をつくるところまでになったのです。


地球誕生から長い時間を経て作り上げられた地球大気=生命維持装置をわずかな時間で破壊し始めたのが資本主義=利潤第一主義者たちである。









2025/09/01

関東大震災朝鮮人虐殺事件 No.772

 非人道的支配


関東大震災は大正12年(1923年)9月1日、今から102年前に発生しました。

関東大震災のどさくさの中、朝鮮人や中国人の虐殺が行われた事の事実を、多くの日本国民は知らない。

大震災の後、恐ろしい内容のデマ(流言)を飛ばしたのは他ならぬ日本政府当局だった。

朝鮮人が井戸に毒を入れたとか、家に火をつけたなどのデマがばらまかれた。

9月3日、大震災から2日後のことだった。

東京の内務省から埼玉県に電報が届いた。

その内容は「東京で不逞鮮人(ふていせんじん)の不穏(ふおん)な動きがあるので、当局者は非常事態に際して適切な方策を講ぜよ」

このような内容だった。

政府が公文書で指示するのですから、多くの日本人が信じたのは言うまでもありません。

独立を求める人、日本政府に不平不満を抱く朝鮮人を不逞鮮人とした。

すぐに自警団が組織され、朝鮮人の検問、検挙が始まった。

日本人なのかを確かるために「15円50銭」と言わせて、言葉の発音がおかしい者を朝鮮人だとして警察署に収容したのです。

寄居(よりい)警察署長が不逞鮮人ではありませんと言っても、日本人の自警団員たちが警察署内に押し入って留置場にいた青年を竹やりや日本刀で襲い惨殺したのです。

自警団員はすでに300人程まで増えていたとされる。

犠牲となったのは、ク·ハギョン(具学永)と言う朝鮮人青年で、飴売り商人だった。

ク·ハギョンの身体には62カ所もの刺し傷があったと言う。

何の罪もない無抵抗の人をよってたかって刺殺したのです。

虐殺された朝鮮人は数千人にもなるが、名前も年齢も判明して、お墓があるのは唯一、ク·ハギョンだけであり、そんな例は他にはありません。

ク·ハギョンには仲の良かった日本人青年の宮沢菊次郎がいました。

菊次郎はお寺に墓碑を建ててくれるように頼み、お墓が作られました。


 「ク·ハギョンのお墓」


今も埼玉の正樹院にク·ハギョンの墓がある。

墓碑には故郷の住所、殺害された年月日、28歳年齢が刻まれています。

命日9月6日
戒名「感天愁雨信士」

正樹院(しょうじゅいん)は1521年に開寺した浄土宗のお寺で、事件当時の住職が「ク·ハギョンのお墓を代々引き継ぐように」と言い残しことから、現在まで守り続けられてきました。



正樹院
埼玉県さいたま市浦和区木崎3-4-7


朝鮮人虐殺事件の存在を知らせる、貴重な証拠のお墓である。

だが、この国の政府はその事実を認めず、謝罪も何の反省もしていない、そんな事は無かったと言う事にしているのです。

毎年、関東大震災直後に発生した朝鮮人虐殺の追悼式典が9月1日に開かれるが、虐殺の歴史的事実を否定する小池百合子都知事は、追悼式典へ追悼文を送っていない。

現在、先の戦争を侵略戦争と認めず、外国人を蔑視(べっし)、排斥(はいせき)する極右、排外主義の潮流も目立っている。

戦前回避に向かっているようで恐ろしい。

朝鮮人犠牲者追悼文

事件の真実を知ることは不幸な歴史を繰り返さず、民族差別を無くし人権を尊重し、善隣友好と平和の大道を拓く礎になる。

日本弁護士連合会による勧告

国は虐殺の被害者、遺族に対し、その責任を認めて謝罪すべきであるとし、虐殺の全貌(ぜんぼう)と真相を調査し、明らかにすべきだと勧告しています。

歴史に背を向けてきた、反省しない日本政府の責任は重大である。


大正時代に多くの朝鮮人が日本に移り住んだ主な理由は、第一次世界大戦の好景気によって日本の産業が発展したことにより、労働力不足が深刻化したことで低賃金労働力として朝鮮人が雇用されることになった。

朝鮮における経済的困窮や、日本による「植民地支配下(1910〜1945年)の状況下」にあった朝鮮では、貧困や土地を失ったことなどが移住を促す要因ともなったのです。

特に紡績業界等で多くの公募や勧誘が行われたとされ、炭鉱や軍需工場など、労働力が不足している分野へ日本は、朝鮮の人々を「強制的」に労働力として動員することも行なった。

『日本の資本主義』の発展に伴う、「非人道的」な背景である。

朝鮮人虐殺事件以後、排外主義も大きな要因となって、日本が戦争への道を進んだ歴史を繰り返してはならない。

国民一人ひとりが歴史の事実を知り、向き合うことが今、切実に求められているのではないだろうか。








2025/08/29

被爆クスノキ戦後80年の思い No.771

 真の被爆の実相



長崎平和公園に向かうエスカレーターの近くには、いくつかの防空壕跡があります。

多くの人々が素通りしてしまうのがほとんどである。

原爆投下時この地域でただ一人助かった人がいました。

その一人は、この防空壕の奥深くに入っていて難を逃れたのです。

      「地図①原爆防空壕跡」

アメリカはこの教訓から学び、「核シェルター」を開発したと言われています。


祈念公園噴水前には、長崎刑務所浦上支所跡がある。

現地の案内文には「爆心地より北へ約100㍍」とあり、中国人32人、朝鮮人13人が入所と書かれていますが、こうした外国人の多くは無実だったと言われています。


    「刑務所跡」

地図②刑務所跡

案内文にその事実は書かれていません。

軍艦島でも朝鮮人等の外国人が、強制労働のため連れてこられた。

当時の長崎は差別の町だったのです。


平和祈念像から少し離れた所に、長崎市原子爆弾無縁死没者追悼記念堂があります。

そこには、名前の分からない一万人近くの方が追悼されています。

裏手には殉難者納骨堂があり、平和公園駅に隣接する陸上競技場周辺には、当時たくさんの方々が住んでいて原子爆弾の犠牲になった。


 「殉難死者納骨堂石碑」

地図③無縁仏の墓

被爆後にこの地にやってきたアメリカ軍は、そこに飛行場を作ると言い出します。

それはとんでもないことだと言う事で、心ある人たちが遺骨を収集し、この地に納骨しました。

そんな話は語られることもなくなり、ほとんどの人々がこの納骨堂を訪れることもなくなってきています。


被爆後に浦上天主堂にやってきたアメリカが最初にやった事は、瓦礫の後片付けでした。

被爆の実態を隠そうと行ったのです。

これはアメリカ軍による非人道的な行動である。

地図⑤浦上天主堂残骸

爆心地に近い山王神社の大楠の木は、被爆によって主幹が折れ、生き返ることはないだろうと言われていました。

しかし、2カ月で新芽を出したのです。


  「樹齢500〜600年」


 「山王神社の大楠の木」

地図⑥山王神社の大楠の木


被爆クスノキは爆心地から約800㍍の地点にあり、熱線と爆風で枝葉は吹き飛ばされました。

幹が黒焦げになったが生き延び、復興のシンボルとなった。

長崎の平和への思いを象徴する存在となった。

このクスノキは、被爆の悲惨さと平和の尊さを静かに、しかし力強く伝え続けている「物言わぬ語り部」として現在も存在しています。


山里小学校は、1874年の中馬込小学校、山王小学校と1876年開校の中野小学校を前身とする長崎市北部でも有数の歴史ある小学校です。

 「山里小学校防空壕跡」

原子爆弾投下時小学校は、爆心地から北へ約700㍍にあった。

被爆当時は1500人を超える児童数で、児童は当時隣組単位での自学自習であったため、自宅などで約1300人が亡くなったとされています。


隣組(となりぐみ)とは、地域をいくつかの小集団に区切って構成された組織のことで、国民統制を目的として作られました。

現在では、自治会や町内会の下部組織として存在している。


戦後80年のナガサキは変貌している。

行政も真実を覆い隠す。

真の被爆の実相を語り、伝えて行く役割は大きい。







2025/08/25

消費税導入目的の嘘 No.770

 憲法違反の税制

日本の消費税は社会保障の財源と言う目的で、1989年(平成元年)に最初税率3%で導入されました。

その後、1997年(平成9)に5%、2014年(平成26)に8%、2019年(令和元)の10月から10%と税率が引き上げられてきました。

消費税が導入されるまでには、何度か国民の反対がありました。

最初に消費税導入を閣議決定したのは大平正芳首相(自民党)ですが、国民の反対に合い廃案となります。

更に、1987年に中曽根康弘首相が売上税法案を国会に提出しましたが、これも廃案となりました。

翌年の1988年に竹下登首相によって消費税法が成立し、1989年(平成元)4月1日の施行となったのです。

消費税は導入されてら今年で36年ですが、導入される以前の1988年度の社会保障の状況と現在の状況を見ると、消費税が社会保障のためと言う目的、財源になっていない事が明らかです。


医療機関での会社員本人の窓口負担は、導入以前では1割でしたが、現在では3割負担となっています。

高齢者の窓口負担(外来)は定額800円だったが、現在では1割から2割、ただし年収200万円以上は3割と現役並みの負担となっています。


国民健康保険料(1人の平均)は導入以前56.372円でしたが、現在では94.381円(2023年度)となっています。

消費税が導入されてから、38.009円もの負担増となっています。

この状況からも、消費税導入目的の嘘が明らかだと言えるだろう。


続いて年金ですが、国民年金保険料(月額)は7.700円でしたが、現在では17.510円となり、9.810円の負担増となっています。

会社員の厚生年金保険料率は11.75%でしたが、現在では18.30%となっています。

厚生年金の支給開始年齢は60歳からでしたが、現在では65歳まで引き上げられています。

介護、障害福祉では、介護保険料(65歳以上)の制度はありませんでしたが、現在では6.225円(全国平均)となっています。

介護サービス利用料、自己負担も消費税導入以前には制度もありません。

現在では3割負担、2割負担者を3割負担の対象に拡大しようと検討されています。

介護サービス内容による制度もありません。

しかし、現在では要介護1、2の保険外し、ケアプラン有料化となっています。

少子化対策では公立、公営保育所数が13.657カ所ありましたが、現在では6.866カ所と半減以上となっています。


国立大学の4年間の学費は138万円でしたが、現在では242万5.200円となっています。

このように社会保障の財源として導入されたはずの消費税ですが、導入以前より社会保障の内容が悪化しています。

これは、消費税導入が社会保障の財源ではなかったと言う事を、明らかに示しているのです。


税の使途に関する権利


税は憲法上では全税が福祉社会保障目的税である。

税の使い方に於いても憲法に基づくことが重要である。


憲法9条1項は、武力行使の禁止及び武力による威嚇の禁止、同2項では戦力すなわち軍隊の存在そのものを禁止しています。

そして、憲法25条では社会保障の権利を明らかにしています。

このように憲法は平和と福祉を重視しているのです。

よって、憲法上は全税が福祉社会保障目的税だと言うことなのです。

憲法30条納税の義務は、国民が平和に生存するために税金を使う事を前提にしています。

社会権と言う場合、生活する諸個人が権利主体ですから、その義務主体は社会です。

制度的には社会=公共を制度上代表する国家に対する権利です。

個人がその生活を維持する上で、社会=公共に対して福祉社会保障のサービスを請求する権利を有すると言う事が社会権の中心的意義なのです。








2025/08/23

マリーゴールドの切り戻し No.769

 マリーゴールド

秋に咲かせるための切り戻し

夏を乗り越えて秋にも花を咲かせるために、切り戻しは重要な作業です。




花が咲き終わった後や、株が伸び過ぎて形が乱れてきたら、全体の三分の一から半分程度の高さを目安に、葉の根元から切り戻します。

夏の間に花数が減ってきたり、株が間延びしてきたら思い切って切り戻すと、秋に再び花を咲かせることができます。


時期的には7月から8月にかけて、1度目の切り戻しを行います。

その後、9月にもう一度切り戻しを行うと秋にも花を咲かせる事ができます。






枯れた花や葉、混み合った枝も風通しを良くするために取り除きます。


清潔な剪定バサミを使用し、斜めにカットすると良いでしょう。

夏の暑さで弱った株を回復させる効果と、秋に再び花を咲かせるために切り戻しは必要です。

風通しを良くする事で、病害虫の発生を抑えることができます。

切り戻しすことで新しい花芽の形成を促します。

切り戻しを行った後は、肥料や水やりを控えめにすることで根腐れを防ぎます。

アフリカン種のマリーゴールドは、大型で大きな花をつけるので、支柱を立てて株が倒れないようにして支える事も大切です。

また、フレンチ種は小型で花が密集して咲くのが特徴です。

その他、葉が細かくて密生するメキシカン種やレモンやミントのような香りがする多年草のレモンマリーゴールド、ミントマリーゴールド等の宿根草タイプのマリーゴールドもあります。









2025/08/12

さつまいものつるを食べる No.768

 さつまいものつる


昔、さつまいもは食糧難になった時食べられた作物ですが、葉もつるも食べられる。

いまでもさつまいも生産農家では、芋づるを食べているところもある。

特別に貧しかった幼少期の頃、我が家でも食べていました。

50数年前の事だが、その当時ほとんど食べていた家庭はなかったと思う。

それだけ幼少期の我が家は、間違いなく極貧だったと言えます。

自給自足だった。

あらゆる作物を作っていた。

その頃はお菓子やパンと言ったものを食べたことがなかった。

当然お小遣いがあるはずもありません。

よくつるの皮むきを手伝った。

指先がアクで真っ黒になったものです。

この灰汁(アク)がなかなか落ちないんです。


   「つるの皮むき」


さつまいもの品種はふくむらさき

    「つるの皮」

この品種は指先がアクで黒くならない。


    「アク抜き」

水に30分程度さらしてアク抜きします。


炒めものに入れたり、焼きそばなどに入れても美味しい

定番はキンピラ

油揚げやかまぼこなどを一緒に入れると美味しくいただけます。

シャキシャキとした歯ごたえで、ご飯にも合う。

こんな時代に芋づるなんて食べるかよ、、たぶん多くの人が思うに違いありません。

現代人は、ホントの食糧難を知らない人が多いのだから無理もない事です。