緑のお医者の徒然植物記

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ラベル #ふくむらさき、#紫芋、ツル切り、#試し堀り の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2024/10/11

ふくむらさき芋の栽培② No,728

 ふくむらさき

紫芋

収穫予定日まで10日余り、少しだけつる葉を残した状態にするため、つる切りを行いました。


  「9月28日ツル切り」

植え付けから5ヵ月余り、試験的行ってみたいと思います。

さつまいもの生育状態が変化するとは思いませんが、収穫する一週間前につるを切ってしまうことで、さつまいもの甘みを増すことができると言われています。

全てを切らずに少しだけ残して、収穫の数日前にもう一度、最後は残さずに切ってみようと思います。


日光があまり当たらない場所のさつまいもの生育がどうなるのか?

つるを切っても意味がないのかと言うことです。

    「8月20日」

植え付けから3ヵ月後のさつまいもの肥大状態

  「試し掘り8月20日」


    「10月3日」

すべてのツルを切って1週間後に収穫予定です。

同時にマルチも外して収穫までそのままの状態。


仮収穫(10月7日)


   「ふくむらさき」

この品種の生長はかなり遅い

日照が少ない場所では、ほとんど肥大しないのではないかと思う。

前回の試し掘りから40日経過している状態でも、ほとんど肥大していない。


さつまいもが肥大するのは7月〜10月とされ、肥大期間には日照が多く乾燥気味になったほうが、デンプンがよく蓄積され美味しい芋になります。

植え付け後、120〜140日程度、品種によっては160日程度が収穫の目安とされています。

また、株間が広ければさつまいもは大きく育ち、狭ければ小さく育つとされています。


肥料が多いと葉ばかり茂る「つるボケ」になり、芋が出来ない状態になります。


さつまいもの栽培では、初根に15℃以上、葉や茎の生育に20〜25℃、そして芋の肥大には地温18℃以上が適温とされています。

特に、発芽や発根が始まる16℃以上を境に生育が良くなります。

しかし、35℃以上の高温では生育が減退し、9℃以下では冷害を受けてしまう。

そのため、生育期間中には適切な温度が必要です。

植え付け時期の温度が15℃以下の場合、活着が悪くなります。

16℃以上で発芽が始まり、生育が活発になります。

霜の危険がなくなる頃、地温が18℃以上になる時期が植え付けの目安となります。


地温が低すぎると活着が悪くなるので、ビニールトンネル等で地温を確保するのも有効です。

芋の肥大には地温が重要であるため、マルチ栽培などで地温を保つことも効果的です。