緑のお医者の徒然植物記

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緑のお医者の徒然植物記

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2019/06/25

観葉植物の管理(6月~7月) No.149

観葉植物

観葉植物にとって一年のうちで最も生き生きする季節です。

戸外に出して管理することも可能ですが、夏の強い直射日光に長時間当てると、日光を好む種類のものでも、葉が焼けて色が悪くなります。





美しい葉色を保つためには、日光浴は午前中に済ませ、午後の日差しは避けるようにします。

梅雨の雨の日に外に出して、埃などの葉の汚れを洗うようにするとよいでしょう。

水やり、肥料は基本的には鉢花に準じますが、観葉植物では時折葉水を与えるとよいでしょう。








2019/06/24

ゼラニウムの植え替え(6月~7月) No,148

ゼラニウムの植え替え


ゼラニウムは四季咲き性ですが、夏の暑さにはあまり強くありません。

この時期に開花している元気な株でも、根づまり状態になっているものは早めに植え替えないと、夏の暑さで乾燥しがちです。

鉢土内部の水分を吸収する力が弱まっているので、この後の開花に影響します。




鉢から株を引き抜き、根鉢を三分の一ほど崩します。

太い根は先端をきれいに切り直してから、新しい用土を入れた鉢に植え替えます。

◉土のブレンド例

①赤玉土小粒5、腐葉土3、日向土2

②赤玉土小粒5、無調整ピートモス、日向土2

★再使用した土を用いる場合や、無調整のピートモスを混合するときは、苦土石灰を加えてPH7.0程度に調整します。


◆ゼラニウムは、酸性土壌を嫌うので鹿沼土は向きません。


川砂などの軽くて水はけのよい混合土が適しています。


太い根を切り直しているので、茎や葉も三分の一ほど切り詰めておきます。

株を大きくしたい場合は一回り大きな鉢に、そのままの大きさを維持したい場合は、同じ大きさの鉢に植えます。









2019/06/21

コスモスの種まき(6月~7月) No.147

コスモスの種まき


コスモスの種まきは、4月頃から行えますが、早くまくと秋に開花する時の草丈が高くなり、風などで倒れやすくなります。

7月に入ってからまく方がよいでしょう。

花壇の土をよく耕し、20~30センチ間隔で一ヶ所に3~4粒ずつまいていきます。

種が隠れる程度に覆土し水やりします。
水が流れ出さないように、目の細かいジョーロで静かにたっぷり与えます。

元肥は必要ありません。

発根して本葉が3対になったら、最も生育の良いものを一本だけ残して他を間引き、一ヶ所に一本にします。

間引く時は、残す苗の根を痛めないようにし、間引くものは引き抜かずに地際で切ります。

乾燥と排水不良による根腐れに注意して管理します。






2019/06/20

6月から7月にかけて草花の種まき No.146

草花、菜園の種まき


草花
ツリガネソウ、マリーゴールド、ハボタンなどが鉢まきで、コスモス、ヒマワリ、ホウセンカなどは直まきで行えます。

野菜類
6月は早生大根や夏キウリ
7月に入るとニンジン、ホウレン草、ブロッコリー、インゲンなどの種まきが行えます。



2019/06/19

湿度、温度の上昇とともに病害虫発生 No.145

湿度、温度上昇による

被害虫発生


6月になるとだんだん気温も上昇してくる。

湿度や温度の上昇に伴い、病害虫の活動も活発化する。

毎日のように観察が欠かせない季節である。

葉やつぼみなど食害、天候が不安定な時期でもあるので、病気にもなりやすい。

7月~8月にかけて産卵期を迎えるカイガラムシ類は多数発生、固いロウ質殻物で覆われているので、薬剤を散布しても効果がでないことがあります。

見つけ次第、捕殺することが最も有効手段です。

竹のヘラやブラシ(使い捨ての歯ブラシなど)などで剥ぎ取ると、潰れて死んだり、木から落ちて二度と這い上がれないので、こまめに観察しながら、駆除することが大事です。

樹勢を衰えさせ、被害が大きい場合枯死してしまう原因にもなりますので、発見次第丁寧に駆除しましょう。



花の終わった花木にはお礼肥を(肥料)No.144

花後のお礼肥


肥料

花の終わった花木は、順次お礼肥を与えます。6月はサツキ、ツツジ、ライラック

◉チッ素分は控え、リン酸、カリ分の多い肥料を与えます。

カシ類、ヒバ類などで刈り込みを行ったものや、サザンカ、ツバキなどの常緑樹は必要に応じて暖効性肥料わ与えます。

梅雨明け後はサルスベリ、ムクゲなどの夏に花が咲く花木を除き、一般には肥料は控えるようにします。


夏に肥料が効きすぎると「土用芽」が伸び、充実する前に秋~冬を迎えて樹勢を弱める原因になってしまいます。


        「アンネのバラ」