カエデ
種類が多く世界中に分布していますが、日本には25種類ほどが自生しているとされます。
丈夫な性質で枝や幹の切り込みにもよく耐えるので、葉もの盆栽の中でも高い人気を得ています。
★カエデの中で盆栽として多く親しまれているのは、中国原産の唐カエデです。
★カエデの中で盆栽として多く親しまれているのは、中国原産の唐カエデです。
また変種の宮様カエデ、別名台湾カエデも多用さらています。
★カエデの樹形は石つきが一般的なので、大きくなるにしたがって植え替えが必要になってきます。
◉設置場所
一年を通じて日当たりと風通しのよい場所に置きましょう。
冬の時期は、小枝が密生した成木は寒風の当たらない所に置いて保護します。
★水やり
水切れをさせないことが大切です。
表土が白く乾き始めたら十分に水を与えます。
春から秋にかけては多めに与え、晩秋から冬にかけては少し乾かし気味のほうが好ましいでしょう。
◆肥料
5月から10月頃(梅雨と真夏を除く)月一回ほど置き肥をしてやります。
◉剪定
幹や枝の剪定は、芽が色づく前の2月中旬~3月中旬が敵期です。
伸ばしたくない枝は、新しい芽が4枚くらい伸びたら芯芽を摘み取ります。
枝として活かしたい時は芽摘みをしないでそのまま伸ばし、伸びが止まったら1、2節を残して切り詰めます。
また、葉刈りで小枝を増やすこともできます。
新芽が固まる6月頃、大きな葉をハサミで一枚ずつ葉柄から切り取ります。
残した葉が大きくなったら再び切り取るようにします。
カエデは芽吹きがよくので、芽摘みや葉刈りを行った後、枝元や枝分かれ部分に多くの芽をつけます。
不要なものは見つけしだい、指先かピンセットで下かき取っておきます。
カエデは成長期を通じて芽が伸びるので、芽摘みは樹形の維持に欠かせない作業となります。
4月下旬頃から芽吹きが終わるまで、随時芽摘みを行います。
芽摘みによって枝の間延びを防ぎ、枝分かれを柔らかくすることができます。
同じ木でも樹芯や枝先の芽は大きくなりがちで、下枝やふところ枝は小さくなります。
◉植え替え、植え付け
2月中旬~3月中旬が植え替えに敵しています。
他の雑木類より時期が早い点に注意しましょう。
特にカエデは根の生育が旺盛なので、鉢の中で根が詰まると水切れを引き起こしてしまいます。
また、根が横にはり板状になった盤根を作ることも多く、その場合は特に植え替えが重要になってきます。
1~3年に一回、芽が赤褐色に膨らんでくる頃に植え替えを行います。
1~3年に一回、芽が赤褐色に膨らんでくる頃に植え替えを行います。
盤根をめざすなら、毎年一回行いましょう。
葉刈りをするものは、葉刈り直後に植え替えしてもかまいません。
鉢中に根がいっぱいに詰まったものは、根の低部を先に切り取ってから、まわりの古い用土を三分の二ほど箸などを使って取り除きます。
その後、根も同じく三分の二くらいでハサミで切り落とします。
その後、根も同じく三分の二くらいでハサミで切り落とします。
ハサミはよく切れるものを使いましょう。
根の切り口が鋭利なほど新しい根の発生が促進される。
特に盤根づくりの場合は直根や下に向かう根を切り詰め、横根の生育を促します。
◆石つき盆栽は石の重量が加わるので他の種類よりも植え替え作業は面倒です。
特に盤根づくりの場合は直根や下に向かう根を切り詰め、横根の生育を促します。
◆石つき盆栽は石の重量が加わるので他の種類よりも植え替え作業は面倒です。
石にからんだ根を傷つけないよう、慎重に作業します。
植え替え後は、日当たりがよく風を避けられる屋外の棚などで管理します。
◉病害虫
発生しやすい病気はうどん粉病。病気が発生したら早い時期に薬剤の散布を行い、白く粉を吹いたようになった葉は切り落として処分します。
病気の予防として、冬季に石灰硫黄合剤の20~30倍液を散布するのが有効です。
病気の予防として、冬季に石灰硫黄合剤の20~30倍液を散布するのが有効です。
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