サツキ
サツキの歴史は古く、すでに江戸時代には庶民より武家世界に至るまで、幅広い階級で親しまれていました。
震災や戦火で栽培数が減った他は、その人気は下がることなく栽培が盛んに行われている。
生育管理
露地植えの場合は、酸性から弱酸性の土壌でよく育ちます。
ツツジの仲間ですから根が細く、粘土質などの水はけの悪い土壌は生育に適していません。
粘土質の土壌などに植える場合は、腐葉土やピートモス、バーミキュライトを客土として、多量に混ぜるとよいでしょう。
日当たりのよい場所なら問題ありませんが、半日陰の条件下でも生育に問題ありません。
グンバイムシが葉につきますが、これにより樹勢が弱まるようなことはありません。
ただし、見栄えが悪くなるので6月から8月にかけてスミチオンやマラソン乳剤の1000~2000倍液を月三回ぐらい散布します。
◆肥料
施肥は一般に、年に1~2回行います。
時期は花後と10月から11月がよいでしょう。
★剪定、整枝
花芽はだいたい7月に分化します。
6月下旬までに花後剪定や、生け垣に仕立てたものの刈り込みを行います。
小枝の多いサツキは、樹形を維持するのが困難になります。
特に狭い場所に寄せ植えしている樹木の刈り込みは、樹冠を低く保つ方がきれいに仕上がります。
7月頃には、翌年の花芽をつけますので、7月以降は飛び枝を切る程度に留める。
★殖やし方
実生でも生育しますが、生長が早い挿し木の方が適しています。
新梢の固まりかけた6月上旬に枝をとり、鹿沼土などの肥沃な土に直差しします。
盆栽など鉢ものは、同じ時期にさし芽により殖やすとよいでしょう。
参考ブログ
サツキ苔玉盆栽 No.3
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