緑のお医者の徒然植物記

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2019/05/31

サクランボ、スモモ、ブドウ No.136

家庭果樹
人工受粉
4月上旬に🍒サクランボ、スモモ

桃などの人工受粉を行います。

5月は、カキ、キウイなどの人工受粉が出来ます。

キウイは種の多い果実ほど品質が

優れています。

種の数を増やすためには、上旬から中旬に受粉するとよいようです。

◉桃の人工受粉
白桃や砂子早生などの花粉がない品種は、開花が始まったら満開になるまでの間に人工受粉させます。

白鳳、布目早生、大久保などの花粉の多い品種を使うと、良質の果実を得ることができます。

受粉は花を摘んで直接花粉を雌しべにつけるか、容器に花を集めて綿棒で花粉をつけます。


◉芽かき、摘心、摘果

4月は芽かき、摘心を行います。
ブドウは、一ヵ所から2~3本の芽が出ますが、房数が多くなりすぎるので1節に1芽だけ残して芽をかきとります。

5月には摘果を行います。

カキは、一ヵ所から二個以上出る芽はひとつひとつを残してかきとります。

イチジクは主枝のいたる所から不定芽が出るので、込み合っていたり、位置の悪い芽はすべてかきとります。

キウイは根元に近い芽ほど強く伸びる性質があり、放っておくと樹形が乱れます。

主枝上の強く伸びそうな芽はすべて取ります。


◉ブドウの摘房
デラウェアなどの小粒種は新梢1本につき1~3房、巨峰、甲斐路など
の大粒種は、1房つける新梢と2房つける

新梢が交互に並ぶように摘房します。

◉摘蕾、摘花
5月はカキ、キウイ、ミカン類などの摘蕾、摘花を行います。

キウイは品種によって茎の両側に側花がつくので、中心のものだけを残し、両側の小さいつぼみは全部とります。

ミカン類は、花数が半分くらいに
なるように摘花します。

カキは花数が多いと隔年(かくねん)結果の原因となり、果実も充実しません。

中央部の生育のよいつぼみを3~4個残し、その他は開花する2~3日前までに間引きします。

※隔年結果=一年おきに実をつける。