バラの手入れ
お彼岸までは残暑が続き、台風も頻繁に訪れる季節です。
バラは剪定後の枝から新梢が下旬には伸びてきます。
①夏の剪定
早咲きのブッシュは早めに剪定を終えるようにします。
シュラブや四季咲きのつるバラも、咲き柄摘みをこの時期にしておくと、ブッシュに合わせて花が咲きます。
②病害虫の防除
秋のお湿りとともに病害虫も復活してきます。
黒点病、うどん粉病には予防用の薬剤の定期散布のほか、発生を確認したら治療薬で対応します。
ハダニはお彼岸過ぎまで発生します。
中旬頃からは「オオタバコガ」の幼虫が発生し、つぼみに次々ともぐり込み中を食い荒らします。
殺虫剤をスピノエース、アファームなどの特効薬に切り替えます。
「オオタバコガによる食害」
★オオタバコガ
オオタバコガは蛾(が)の一種で、バラ栽培でのオオタバコガの被害は致命的です。
6月から8月頃に成虫が夜間に飛来して、葉や茎、つぼみなどに卵を産み付ける。
幼虫はつぼみの中に食入する。
③台風対策
9月はまだ新梢が少ししか伸びていないので、風で多少傷んでも回復は可能ですが、10月の台風で、それも遅くに来ると花枝は出来上がっているので、被害は大きくなり回復も不可能となります。
④水やり
庭植えのものには基本的に不要ですが、鉢植えは剪定を済ませているので回数は少なくなります。
⑤除草と清掃
この時期は土が湿っていることが多いので、雑草を丁寧に取って処分します。
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