オシロイバナ「白粉花」
別名=夕化粧、飯炊き花
オシロイバナ科の多年草または一年草。
通常は種から育てる一年草として扱いますが、関東より西の地方では、冬場地上部が枯れますが根が肥大して残り、多年草として扱うことができる。
南アメリカ原産で、江戸時代初期に渡来したとされ、花が美しいことから観賞用に栽培されるが、広く野生化したものもある。
一説には、ペルー原産とも言われる。
オシロイバナの種を潰すと白い粉がでてきます。
昔の子どもはこれを「おしろい」に見立てて遊んでいたことから、この名がある。
英名でフォーオクロック(4時)と言うように、夕方に香りの良い花を咲かせ、翌朝まで咲きます。
日本では夏の夕方6時頃に花が開きます。
そこで開花する時刻に由来する別名の、夕化粧(ゆうげしょう)の名がある。
中国名として「スダジョン、四打鐘」
メシタキバナと言われるのはこの花が開くと、夕御飯の準備を始めると言う意味でそう呼ばれています。
地植えにすると雑草化してしまうほど丈夫で、生育旺盛な草花です。
水はけのよい土に十分な元肥を与え、地植えまたは、8号以上の大きな鉢に植え付けます。
ひたなでも半日陰でもよく育つが、水が切れるとすぐに萎れてしまうので、1日1回はたっぷりと水を与えます。
花の咲く期間が長いので、2週間に1度は液肥で与えます。
オシロイバナの全草は有毒で、特に根に「トリゴネリン」と呼ばれる有毒成分を含み、誤って食べると嘔吐、腹痛、下痢を起こします。
しかし、この成分はアルツハイマー認知症予防に効果があるのてはないかと、研究されています。
トリゴネリンとは、多くの植物に含まれるピリジン環を持つアルカロイドの一種で、コーヒーの生豆に多く含まれる成分で、コーヒーにカフェインと同量含まれている。
トリゴネリンは熱により分解し、ニコチン酸に変化する。
コーヒーの生豆を焙煎する過程で、変質して無くなってしまいます。
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