緑のお医者の徒然植物記

Translate

緑のお医者の徒然植物記

検索結果

2020/08/03

樹木生育のサイクル No.244

樹木の1年間の生育サイクル

樹木の1年の生育サイクルは、大きく地表3つの時期に分けられます。

①冬の11月~3月頃にかけて養分が最も多く蓄えられる時期です。

ただし、養分は主に樹木の幹に集まり、枝や葉にはあまりありません。

そのため、落葉樹は紅葉したり、やがて葉を落として枝だけの姿になります。

常緑樹も葉の色が多少柔らかくなり、生長がとまったり鈍くなったりします。

この状態で春を待つので、一般に「休眠期」といわれています。


②4月~7月頃にかけては、冬に蓄えられていた養分が幹から枝、葉に行き渡り新しい芽や、葉、枝の生育のために消費され、次第に少なくなっていきます。

この時期は一般に「生長期」といいます。

ただし、6月~7月頃になるとこれらの生育が止まります。

園芸用語で「新芽がかたまる」というのはこの時期の状態を指します。

③8月~10月頃にかけては、成熟した葉によってたくさんの養分が作られ、翌年の生育のために蓄えられていきます。

外からははっきりとはわかりませんが、この時期の樹木は最も充実している状態で、一般に「充実期」といわれています。


晩秋から冬になると、翌年の生長に備えて養分が幹に集中して、再び休眠期を迎えるというわけです。




樹木は毎年、この様なサイクルスポーツセンターを繰り返しながら生長しているのです。






2020/08/02

盆栽の樹形 (2) No.243

主な盆栽の樹形

◉文人木(文人模様)
模様木の変化形で、細い幹、少ない枝数による軽妙で洒落た雰囲気が大きな特徴です。


明治時代の文人墨客=ぶんじんぼつかく(文芸や、書画を生業とする人、又は愛好者)から好まれたことから、文人木の名称があります。

役枝が少なく、幹ぶりも細いことから単調になりやすく、この樹形の風趣を十分に発揮する樹形に仕立てるには、相当の経験が必要とされています。

◉株立ち
根本から多数の幹が立ち上がっている樹形です。



幹の長さや太さに変化があり、それぞれが直立に近い形になっているのが理想とされています。

◉筏吹き(いかだぶき)
自然災害で幹が横倒しになり、枝が新たに幹として生長した様子を表した樹形です。


◉根上がり
樹が大きく地表に露出している樹形です。



強い風雨や波などで、根元の土が洗われて根が地上に顔を出している、樹木の様子を表現しています。

◉寄せ植え
盆栽用語では単に「寄せ」ともいいます。


ひとつの鉢に何本もの木を植えて、群生している様子を表したものです。
同一種を寄せ植えする場合や、複数の樹種や下草まで植えて雑木林の雰囲気を出すものなどもあります。

◉石つき、石抱き
石と樹木を組み合わせて作る盆栽です。

                       ▲石つき

渓谷などの岩上にそそり立つ樹木の様子や、孤島の岩肌に自生する樹木の様子を表現します。

                       ▲石抱き

石のくぼみに木を植え込む方法と、樹木の根を抱え込むようにする方法があり、特に後者を「石抱き」といいます。






盆栽の樹形 (1) No.242

主な盆栽の樹形

基本的には盆栽は、自然の中で生きる樹木の様子を自由な発想で表現するもので、樹形に特別の決まりはありません。

しかし、長い盆栽の歴史の中で、先人たちによって作られた伝統的な樹形があります。


◉直幹
幹が直立している樹形で「立ち木」とも呼ばれます。

         ▶直幹

条件のトトノッタ自然環境の中で、生長した大木をイメージしています。

どっしりとした根張りがポイントになります。

◉斜幹
幹が斜めに傾いてる樹形です。


          ▶斜幹               

海岸の傾斜地などで、強い横風に耐えながら生長した樹木の様子を表現しています。

◉模様木
幹が前後左右に曲がりながら、上に向かって伸びている樹形です。

         ▶模様木             

四季があり、樹木を取り巻く環境が変わる日本では、もっとも馴染みのある樹形といえます。

◉懸崖(けいがん)
断崖絶壁や渓流などで、岩肌にしがみつくようにして、下に向かって幹が伸びている樹木の様子を表現したものです。

                    ▶懸崖、半懸崖

立ち上がりからすぐに幹が大きく曲がり、下方に向かって垂れ下がっていくのが特徴です。

幹の先端が鉢底より垂れ下がっているものを懸崖、鉢底のラインまでで止まっているものを半懸崖といいます。







2020/08/01

盆栽 No.241

盆栽

日本人は昔から心のゆとりを求めて、盆栽を楽しんでいました。

盆栽の歴史は古く、鎌倉時代の文献(春日権現験記絵巻=かすがごんげんきえまき)に盆栽が描かれています。




※鎌倉時代=1185年~1333年
本格的な武家政権による統治が開始した時代です。

鎌倉時代から室町時代にかけて、日本の伝統文化である、茶の湯や能が生まれ、これらとともに盆栽も、公家社会や武家社会へと急速に広まりました。

以来、今日に至るまで日本を代表する文化として、親しまれてきたのです。

盆栽は、マツ類やシンパクなどの針葉樹を用いた、松柏(しょうはく)盆栽と、その他の常緑広葉樹や落葉樹を用いた、雑木(ぞうき)盆栽に分けられます。

雑木盆栽はさらに、樹木のどこを観賞するかによって花物、実物、葉物に分類されています。

◉盆栽の観賞のポイント

★幹(幹ぶり)
幹は盆栽の顔とも言える、樹形の基本を作る上で重要な部分です。

通常、幹は傷のないものが最も良いとされており「丸幹」と呼ばれます。

一方、幹の傷を利用して、観賞の価値を高める物もあります。

幹の一部の樹皮が剥けて、木質部が白骨化しているものを「シャリ幹」または「サバ幹」と呼びます。

また、樹芯(幹の先端)が自然に枯れて白骨化したものは「ジン」と呼びます。

いずれも、風雪や落雷などの自然災害に耐えて育ってきた、老木の趣を表現したものとして珍重されます。

樹木の場合も、樹齢を重ねるほど樹木の持つ趣が深くなります。



★立ち上がり

株元から最初の枝までの部分を「立ち上がり」といい、根張りと並んで、盆栽の大切な観賞ポイントになっています。

株元から力強く立ち上がっていることが、良い盆栽の条件になります。

★コケ順

立ち上がりから先端までの、幹の太さや枝の出ている位置の様子を「コケ順」と言います。

★模様

幹の曲がり具合のことを「模様」と言います。

樹形全体のバランスや美しさは、主に模様のよし悪しできまります

◉根(根張り)

昔から盆栽名木の第一の条件としてあげられるのが根張りです。

根張りとは、地表近くに伸びた側根が、木の生育とともに地表に露出してきたものを言います。

一般に、太い側根が四方に平均して力強く張り出し、大地を抱え込むように根付いているものが、良い根張りとされています。

★枝(枝ぶり)

枝は幹とともに樹形全体の印象を決定づけます。

枝ので出によって盆栽の表情が変わるからです。

枝の大小や向きに関係なく、幹の下(根元に近い部分)の枝から上に向かって順に一の枝、二の枝、三の枝と呼びます。

また、樹形を整える上で必要な枝を「役枝」樹形を整えるのを妨げる枝を「忌み枝」といい、仕立てる過程で忌み枝は切り落としていきます。



★さし枝
ひときわ長く大きく出た、樹形に変化、表情を与えるメインの枝です。

やや下向きに張り出すのが一般的です。

さし枝をどの位置にもってくるかは、樹形全体のバランスで決まります。

★受け枝
返し枝ともいわれ、さし枝の反対側から出ていて、これを受けている感じで、バランスをとっている枝です。

★落ち枝
幹の中程か、それより上辺りから下方に向かって、落ち込むように垂れている枝です。


強風などの厳しい自然環境に、耐えながら生育してきた様子を表現します。

★食いつき枝
他の枝より特に短く、樹冠にくっつくように出ている枝です。

枝配りに変化をつけ、樹形に深みを与える効果があります。

★後ろ枝
二の枝、三の枝辺りの裏側から出ている枝で、樹形に奥行きを与えます。






2020/07/31

カナメモチ (要黐) No.240

カナメモチ バラ科



アジアとアメリカに60種ほど分布し、日本には3種が自生する。
別名アカメモチ

本州の静岡県以南から四国、九州地方生け垣などによく植えられているレッド·ロビンはカナメモチとオオカナメモチの雑種




自生の木を見る機会は少ないですが、山地の沢沿いなどに生えている。

小さな白い花が集まって泡立つように咲く「枕草子」に出てくるソバノキは本種で、花をソバの花に見立てたものという。

花期は5月から6月果実は12月頃に熟す寒さに弱いので関東地方より北では成育は困難です。

◉肥料
肥料はあまり多すぎないように与えます。

2月頃、鶏ふんか油粕に骨粉を2~3割混ぜたものを、根元に埋め込むか!リン酸カリ分の多い化成肥料を、根元に穴を掘って埋め込む程度で十分です。

肥料を与える時には、その分量や場所に注意が必要です。

肥料の成分が多すぎたり強すぎたりすると、肥料焼けを起こします。


◆植え付け、移植
日当たりがよく乾燥しない土質が適しています。

特に乾燥には弱いので、土質には注意が必要です。

根づきが悪く寒さにも弱いので、幼木のうちは風よけを立てて寒風を防ぐことが必要です。

垣根に新しく植え付ける場合には、ポット仕立ての苗を購入し、スコップで植え穴を掘り、腐葉土をよく混ぜて2年生の苗ならば、約30㎝間隔くらいで植え込みます。

また、長年植えたままの成木を移植する時は、前年に根回しをしておき、細根を出させてからでないとうまく根付きません。

前年に根切りをして細根を出させます。

この場合もよく腐葉土類をすき込んで、大きめの植え穴に水ぎめで植え込みます。

植え穴に水をたっぷり入れて、土を埋め戻してからさらに水を注ぐ
枝葉も全体に切り詰めて、樹勢の衰えを防ぎます。

時期としては4月から5月が最も適しています。9月から10月中旬も行えます。


(オオカナメモチ、葉や花序がカナメモチより大きい)

◉病気
※褐斑病
葉に褐色から黒褐色な斑紋ができる病気の総称です。

はじめは葉に褐色から黒褐色の小さな斑点が生じ、これが次第に大きくなり5ミリくらいの病斑に拡大します。

病気が進むと樹の下の方から葉が枯れ、落葉することもあります。

発生する時期は5月から10月で、特に夏の初めの高温多湿時に多発する。

病原体のほとんどはカビです。

デンドロビウム(洋ラン)の褐斑病だけは、病原体がバクテリアです。

病原体は病気にかかった葉や、病気になって落ちた葉の上で越冬し、翌年の春に風や風に含まれる水滴などに運ばれ、他の植物に感染します。

他に水媒感染のように雨水に病原体が溶け込み、その水が跳ね返ることによって、感染することもあります。

★治療
病気にかかった葉を見つけたら取り除きましょう。

また、病葉に直接水をかけないように気をつけます。

薬剤は発生期の5月頃から10月まで、ダイセン、ベンレートなどを月に2回くらいの割合で散布しましょう。

この病気は連作したり、管理を怠ると発生しやすくなります。

多湿を防ぐために、要らない古株を冬の間に処分をし、せん定して風通しをよくし、日がよく当たるようにしましょう。

◉ゴマ色斑点病
葉、果実、枝などに直径2~5ミリのゴマ色(黒から黒褐色)の病斑を生じます。

病気が酷くなると葉が落ちてしまい、病気にかかったあとにできる葉も次々に発病します。

葉の裏側には、黒色の分生子層(ふんせいしそう)=発芽のもとになる胞子の塊ができます。

発生時期は4月から9月です。

病原体はカビで、分生子を作るのが特徴です。

このカビは1本の剛毛が生えていて、一見したところ虫のように見えます。

病斑の上で冬を越した分生子が春になると発芽して、空気感染や水媒感染します。

★治療
被害部を見つけたらすぐに除去して処分します。

4月から6月にかけてトップジンMやベンレートを数回散布しましょう。

前の年に病気の発生した場所での連作はなるべく避けましょう。

水媒感染を防ぐために、敷きワラや風通しをよくすることも大切です。

◉害虫
※アオバハゴロモ
葉に綿のようなものがつきます。

綿状の長い毛のようなロウ質物を体につけた虫がいて、脱落したロウ質物が樹幹を白く汚します。

年1回の発生で、枯れた枝に産み落とされた卵で越冬し、5月頃に幼虫が発生します。

成虫は7月頃から現れ、9月頃まで成虫、幼虫が混生しています。

※ダイアジノン、ディプテレックス、デナポンなどの薬剤を散布する。

密植された垣根や、枝の混んだ樹木に多く発生、風通しの悪い庭にもよく見かける。

高温、乾燥の時に多発しやすい。

※アブラムシ
4月から9月に多く発生、薬剤を散布して駆除します。

薬剤には弱いので、ほとんどの殺虫剤が効きます。

※ハマキムシ
5月から8月に発生、葉を巻いて中に隠れているので、葉を開くか葉ごと除去して捕殺します。

薬剤がかかりにくいので、効果は低いですがスミチオン、アセフェートなどは多少効果があります。

※トビモンオオエダシャク
大型のシャクトリムシで色は灰褐色、姿は枯れ枝によく似ています。

老熟幼虫は9㎝くらいの大きさになります。

1年に1回の発生で、幼虫は4月から8月に葉を食害します。

枯れ枝とよく似ているので見つけにくい害虫です。

発生量が多い時は、発生初期にディプテレックス、スミチオンなどを散布しましょう。

※ミノムシ
ほとんどすべての樹木に加害します。

幼虫は7月頃に現れて、10月頃まで葉や枝を食害します。

ミノムシのまま越冬して、翌年の4月から5月に再び食害してから成虫になります。

メスは成虫になってもミノの中で一生を過ごします

発生量が少ない時は捕殺します。

発生量が多い時には、薬剤を散布しますが、ミノがあるため効果が低いので、なるべく幼虫がチイサイ時期に散布しましょう。

薬剤はディプテレックス、カルタップなどが適しています。

越冬中のミノムシは目につきやすいので、見つけたらこまめに捕殺して、春からの被害を減らしましょう。




◉せん定
生け垣として活用されることが多く、年に3回、3月、6月、9月に刈り込みます。

9月に刈り込むことにより、秋にも新芽の赤い色が楽しめます。

樹形が出来上がっている木や生け垣は、軽く頻繁にせん定します。

誤って10月以降に行うと、冬までに充実できず、寒さに負けてしまうことがあるので、注意が必要です。







2020/07/30

モッコク (木斛) No.239

モッコク ツバキ科 常緑広葉樹

モチノキ、モクセイとともに3大庭木の一つに数えられます。

沿岸の山地に生え高さ15㍍ほどになる。

6月~8月に黄色の花が咲きますが、ツバキ科の植物なのに花は小さくあまり見栄えはしません。

秋に赤い実がなり小鳥がよく集まります。

庭木として栽培されることが多い樹種です

日当たりがよく、排水のよい肥沃な土地が適しています。

ただし、強い直射日光の当たる場所は避けてください。

大気汚染や潮風にも強い庭木で、成木は寒さにも耐えますが、幼木は寒さに弱いので防寒対策をしてください。




★樹勢が衰え葉に元気がない
樹勢が衰えている時には、根に注意し、根詰まりを起こしているようであれば、細根の更新が必要です。

根元に放射状の溝を4本くらい掘り、堆肥などを埋め込みます。

★花が例年と比べて多く咲く

多くの樹木で、樹勢が衰えた時まるで最期を飾るように、花を咲かせる事があります。

原因は不明ですが、種を残すために花を咲かせ、実をつけるのだと言われています。

モッコクはあまり花をつける樹ではありませんから、花が例年より多すぎるときは、樹勢が衰えていないか確認し、肥料を与えましょう。

◆肥料
寒肥として、2月に鶏ふんか油粕を根元に埋め込みます。

◉病気
※炭素病
葉の症状は、初めに暗黒色の円形の病斑が現れ、病状が進むと灰白色となり病斑に小さな黒い粒を生じます。

雨が降った後や湿度が高い時に、この黒い粒から鮭肉色(けいにくしょく)の粘液(胞子粘塊)を出します。

病気にかかった葉や枝は見つけ次第処分、発生の多い6月~7月  9月~10月には月に1~2回の割合でダイセン、マンネブダイセン、ベンレートなどを散布。

樹勢を弱めると発病するので、寒害、日焼けなどに気をつけ、樹勢を強く保つようにする。

また、風通しが悪いと病気になりやすいので、せん定して風通しをよくする。

※スス病
アブラムシ類やカイガラムシ類などの害虫な排泄物を栄養として繁殖する病気で、病原体はカビです。

一年を通して発生しますが、特に虫の繁殖期である4月から10月によく発生します。

カビの繁殖が進み葉や幹の全体が真っ黒く覆われて、植物の呼吸作用が妨げられます。

病状の酷いときは薬剤による治療を行う方がよいでしょう。

ダイセン、ダイファー、トップジンMを散布。

スス病の原因となるカイガラムシなどの、害虫を退治しないと再発しやすい。

日当たりや風通しをよくし、害虫を発生させないような環境を作ることが予防になります。


◉害虫
※カイガラムシ
スミチオン、オルトラン、マラソンなどの薬剤を散布。

成虫になると薬剤が浸透しにくいので、捕殺する。

風通しが悪く、日当たりの悪い所を好むので、適度に枝のせん定を行い、風通しをよくしてやると発生が減ります。

樹勢が衰えるので早めに駆除しましょう。


※アブラムシ
薬剤を散布して駆除しますが、アブラムシは薬剤には弱いので、ほとんどの殺虫剤が効きます。

アリと共生関係で、アブラムシを運ぶ。

適度なせん定をして風通しをよくすることも予防。

※ハマキムシ(モッコクハマキ)
6月から10月にかけて発生し、被害は9月頃が多くでます。

葉を巻いて中に隠れているので、直接薬剤がかかりにくいので効果は低いが、スミチオン、アセフェートなどは多少効果がある。

被害を受けた葉を見つけ、葉を開くか、葉ごと除去して捕殺します。

冬の間に綴られた葉を見つけ、幼虫を駆除しておきます。


◉せん定
せん定時期は6月から7月、10月から11月頃。

幼木のうちはせん定せずにそのまま育てます。

樹高が2㍍ほどまで生長したら、不要な枝を落として樹形を整えます。

あとは、年に一度枝先をせん定して、日照や風通しをよくし、中まで日が入るようにします。

枝先が車枝になりやすいので、車枝を見つけたら2~3本残して整理します。

一般的なせん定は6月から7月に行い、秋は古葉を取り除く作業を中心に行います。