緑のお医者の徒然植物記

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緑のお医者の徒然植物記

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2021/05/29

マリーゴールド No.480

 マリーゴールド キク科 一年草

別名=センジュギク、クジャソウ、マンジュギク

花言葉=健康

原産地=中南米(メキシコ)

アフリカンマリーゴールドとフレンチマリーゴールドの2つの系統に分類されます。

マリーゴールドの根からは、ネグサレセンチュウを殺す成分が出ています。

殺線虫物質の一部、糸状菌、細菌、昆虫等に対しても活性を有する。

花壇に植えておくと他の植物を守ることができます。

マリーゴールドは濃いオレンジ色や、黄色の明るい雰囲気の花で知られ親しまれている。

小型のフレンチ種と大型のアフリカン種、または両者の交配種がある。




植え付け

定食は6月から9月に行います。

日当たりと水はけの良い場所に元肥を与えて、株間を20〜30cm程とって植え付けます。

地植えなら植え付けるときにたっぷりと水を与え、その後は感想が続いたときだけ与えます。

苗は本葉が2枚ほど出たら仮植えします。
仮植え地には堆肥を事前に施しておきます。


肥料、施肥

元肥として、堆肥に化成肥料を少量加えて土によく混ぜます。

花期が長いので月に2〜3回液肥で追肥するか、又は花の生育状態を見て化成肥料を与えます。


手入れ

花がらはこまめに摘み取ります。

フレンチ種は暑さで真夏に花が少なくなる時があるので、一度株元から切り戻すと秋にはまた花が増えます。




病気

✻青枯れ病

株が天気の良い昼間になるとしおれ、夕方や曇の日は回復すると言うことを繰り返しながら、病気の進行が早いため、株全体を侵して枯死する。

被害株の茎を割ると、乳白色の菌でいっぱいになっています。

土壌伝染性の細菌で傷口から侵入します。

被害株はすぐに抜き取り処分します。

被害の出た場所では、翌年の植え付けは避けるようにします。

モザイク病

ウイルスがアブラムシ、コナジラミなどの吸汁性害虫に媒介され感染します。

殆どがアブラムシによる感染なので、アブラムシの防除を行います。

スミチオン、マラソンなどを散布し、また使用するナイフやハサミの殺菌消毒も効果的です。

他の作物からの伝染にも注意が必要です。

被害を受けた株に触ったあとはきちんと消毒するまで、他の株には触らないようにしましょう。

病気が発生した株は引き抜いて処分し、他の株には被害が広がるのを防ぎます。

害虫

✣ハダニ

ハダニは高温と乾燥を好み夏場に多く発生します。

葉に寄生すると白い小さな斑点ができ、葉が巻いたり生育が悪くなったりします。

ハダニの確認ができたら、殺ダニ剤を葉の裏を中心に散布します。

強い雨などに弱いので時々ホースで、水をかけてやると発生を抑えることができます。


✣アザミウマ

高温と乾燥を好むので夏に被害が多く出ます。

花では生育が悪くなったり、つぼみは吸汁されて開花しないなどの被害が出ます。
葉では白や黒の小さな斑点ができます。

果実や球根に加害する種類もいます。

被害が確認できたら薬剤を散布します。

マラソンやアセフェート、防虫菊乳剤などが適しています。

一週間おきに2〜3回散布することが必要です。

アザミウマは葉裏にいることが多いので、薬剤が裏までかかるように散布しましょう。

咲き終わった花から発生することが多いので、咲き終わった花は放置しないでこまめに摘み取ることが重要です。

✣ヨトウムシ

昼間は土中に隠れていて、夜になると地上に出て葉を食害します。

若齢幼虫のうちであれば薬剤も効くので、オルトランなどを散布します。

被害に気づくのは幼虫が大きくなってからのことが多いので、この場合は株の根元を探して捕殺します。

雑草地での生息が多いので害虫なので、雑草を除去することが予防に繋がります。


✣ナメクジ

夜間に活動し花や新芽わ若葉を食害する。
這ったあとの痕跡を残すのでナメクジの被害とわかる。

昼間は鉢の底などに隠れているので見つけたら捕殺します。

酢水に入れると死にます。

ナメクジ専用の薬剤で駆除します。

その他、ナメクジはビールを好むのでビンなどにビールを入れて土の上に置いておくと、ビールに誘われて集まり溺れ死にます。

土に石灰が不足すると被害が大きくなる傾向があるので、石灰を施しておくと予防になります。

✻殖やし方

3月から6月頃にさし芽や種まきで殖やします。

✫マリーゴールドの成分研究

マリーゴールドの茎葉を乾燥、粉砕しこれをトマト青枯れ病菌の人工汚染土壌に混入して、土壌中の菌密度を調査、その結果いずれの品種も混入一週間後には、青枯れ病菌の密度が低下した。

特にセントール品種で最も強い殺菌効果が見られた。

セントールの茎葉粉末を6%以上混入することで、普通汚染土壌では7日後に病菌が消え、高密度汚染土壌では、14日後には青枯れ病菌が検出されなくなった。
しかし、混入量が多いと生育障害も現れるなど、まだ研究段階である。

また、アミノ酸の1種であるヒスチジンなど、病害抵抗力を利用した、アルギニン、リシン等のアミノ酸が有効である事が発見され、研究開発が進められている。

近い将来青枯れ病菌の特効薬が開発されることだろう。









2021/05/28

スイートピー No,479

 スイートピー マメ科ツル性植物

別名=ジャコウレンリソウ、ジャコウエンドウ
英名で香り良いえんどう豆の意味
花言葉=優しい思い出

原産地=地中海沿岸

もともと地中海沿岸の雑草だったのだから、イギリス、エドワード王朝の花とも言われる花である。

ツル性で2㍍ほどまで伸びる。
鉢植えでも地植えでもつるを伸ばして楽しむことができる。

夏咲き種と春咲き種があり、夏咲きは6月、春咲きは4月から5月が開花期です。

花は蝶形花で赤、ピンク、紫、白など豊富にあり香りがします。

ツルを活かしてフェンスなどの近くに植えると、ツルがどんどん巻き付いて広がります。

プランターでも支柱を立てると良いでしょう。
また、草丈が30cmほどの改良種もある。




生育環境

日当たりの良い場所を好みます。

土壌は中性が適し、酸性の土には苦土石灰で中和する必要があります。

水はけのよい弱アルカリ性の土が適しています。
発芽した数が多い時は2、3本づつ残して間引きます。

真冬はワラなどで霜よけをします。

支柱を3月頃に立て、ツルヒゲが巻き付くようにします。

肥料、施肥

元肥として、堆肥に有機肥料と骨粉、カリウムを加え土とよく混ぜます。

根がデリケートなので、苗が小さいうちにチッ素分の少ない元肥を与えて植え付けます。

追肥として3月に化成肥料を与えます。

生育中は月に1〜2回液肥を与え、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えますが、特に初夏の開花期には多めに与えるようにします。

殖やし方

種まき
スイートピーは直まきで育てます。

播種は10月下旬から11月に行います。
種は一晩水につけておき吸水して、膨らむものと吸水しないものがあるので、吸水して膨らんだものだけを蒔くようにする。

病気

葉が下から黄変し、枯死する萎(い)ちょう病が発生する。

土壌伝染性の病気で、葉や茎が翌年の発生源になります。

被害株はすぐに取り除いて処分します。

病気が発生した場所での翌年の栽培は避けましょう。

害虫

アブラムシ、ヨトウムシ、ハモグリバエ、タネバエが発生します。

①アブラムシは薬剤に弱いので、薬剤を散布して駆除します。

殆どの殺虫剤が効きます。

②ヨトウムシは昼間には土中に隠れていて、夜になると地上に出て葉を食害します。

夜になると被害を起こすことから「夜盗虫」と呼ばれる。

若齢幼虫のうちは、昼間も葉の裏にいて土の中に隠れるのは成長してからです。

いくつかの種類がいますが、特に野菜類の害虫として知られている。

若齢幼虫には薬剤がよく効くので、オルトラン、DDVPなどを散布します。

幼虫が大きくなってしまうと薬剤は効きにくくなります。

しかし、被害に気付くのは幼虫が大きくなってからのことが多いので、株元を探して捕殺します。

雑草地で育ち、被害をもたらす場合があるので、近くに雑草地がある時は雑草を除去することが予防に繋がります。


③ハモグリバエは小さな幼虫が葉に潜り込み、葉の中を食害しながら移動します。

そのため、葉には蛇行状や円形の白い跡ができます。
この様子から「絵描き虫」とも呼ばれます。

主に4月頃発生し、10月頃まで被害が続きます。

発生初期であれば葉の中に幼虫がいるのでそのまま捕殺しますが、大きくなると薬剤はあまり効果がありません。

アセフェート、エルサン、ディプテレックスなどを散布すると多少効果があります。

4月に成虫が葉に卵を産み付ける前に予防殺虫剤を散布しておきます。

④タネバエは幼虫ウジムシがタネや幼植物の茎に食入します。

枯れた苗の茎の中にはウジムシがいます。

この虫の被害の場合は、いつまでも芽が出ないタネを掘り返すとウジムシが見つかります。

成虫は3月から5月と9月から10月に多く発生し、タネの近くの地面に卵を産み付けます。

被害が出てからでは遅過ぎて、適当な駆除方法がありません。

成虫であるハエは堆肥や鶏糞などを好んで集まるので、有機肥料の使い過ぎに注意しましょう。

特に大粒のタネは被害が多いので用心です。

スイートピーの香り

日本でのスイートピーの切り花栽培は大正時代(神奈川県)に始まって以来、今日まで全国各地に広がりました。

品種改良も盛んに行われ花色、花型も豊富です。

原種系のスイートピーには芳香成分がバランスよく含まれていて、全体を通して質の高い香りを持っていることが分かっています。

マメ科の特徴である蝶のような花の形と、ジャコウに似た強めの甘い良い香りがすることから、ジャコウエンドウなどの別名がある。

スイートピーを原料とした香水など商品化されたものも多い。






2021/05/27

ボケ No,478

 ボケ バラ科 落葉低木  

別名=カラボケ
原産地=中国と日本の一部

丈夫な樹で暑さ寒さに強く、日本の気候に合うため日本各地に植えられている。

品種は30種以上あり、花の色には紅、桃、白、紅白、黄緑などがあります。

開花時期により寒ボケと春ボケの2種類がありますが、庭植えの殆どが春ボケです。

日当たりと排水の良い場所と腐植質に飛んだ土を好むが、普通の土質なら特に選ばない。

寒さに強いことから北海道南部まで植えられている。




代表品種

チョウジュラク、トウヨウニシキ、コッコウ、ヒノミハタ、カンサラサ、ギンチョウジュ

肥料、施肥

元肥として12月から1月に完熟堆肥、鶏糞を混ぜたものを株周りに穴を掘って埋め込みます。

追肥として、花後にお礼肥えとして油かすに化成肥料を少量混ぜたものを株元にばら撒きします。

9月頃にリン酸、カリ分の多い化成肥料を少量ばら撒きします。

植え付け、移植

9月下旬から11月頃が適期で、完熟堆肥を早めに準備して土にすき込んでやり、更に乾燥を嫌うので敷き藁をする。

せん定、整枝

自然樹形で育て、9月下旬から11月頃に行います。

強いせん定にも耐えますが、花芽も見分けられる時期なので来年開花の枝(花芽のついた枝)を残して、細い枝を中心にせん定します。

古枝や弱い枝は根本から切り取り、ヒコバエも発生するので根元から切り取ります。

徒長する枝や交叉する枝が多いのでせん定は毎年行います。

萌芽力が旺盛ですので色々な仕立てが可能です。

樹形は種類により株立性と矮性の横広形があり、苗木の段階から仕立てれば庭の広さに応じた樹形が自由に作れるでしょう。

庭木の他に盆栽にも用いられる。

花芽は今年伸びた枝にはつきません。

翌年のその枝の基部が少し伸びて8月頃に花芽が形成され、翌々年の春にその位置で開花します。

時々、それより古い枝に花をつけることもあります。

花になる芽は充実した太い枝の基部に、丸みを帯びた豆状のものがついているので、これを切らないように注意します。

新しい枝は先端を切り詰め、翌年の開花枝とします。

若木は上に向かって徒長(徒長枝)している枝や、絡み合っている枝を切る程度にします。

この場合、不要な枝は枝元から切り取りますが、その他は先端部を切り詰めて翌年の開花枝として育てるようにします。

古くて大きくなった木のせん定は、古い枝を根元から30cmくらい残して切ります。

この時、逆さ枝や根元近くに発生する地下茎枝、ふところ(樹幹内)の枯れた枝や弱い枝も切り取ります。


次に高さを決めてたら、その位置に合わせて伸びた枝を切り詰めて樹形を整えます。

枝が混みすぎている部分も整理し、花芽の位置に注意しながら切り取ります。

花後に伸びた新梢が樹形を乱している場合は、新梢の先端を2節くらい止める程度とします。




病害虫

一番怖い病気は「根頭がんしゅ病」です。
その他に赤星病も発生します。

ボケの植え替えや植え付けを秋に行うのは「根頭がんしゅ病」を避けるためです。

この病気の病原は暖かい時期に活動するので、秋に植えれば感染が少なく、病原の活動する時期までには傷んだ根が回復します。

植え付けの際には苗木の根際部をよく検査し、多少でも「コブ」があるものは廃棄する。

コブを切除して外見健全と見られるものも、すでに感染が進行している。

定植後発病に至るのでこのような苗木は用いないことです。

健全な苗木であっても、念の為ストレプトマイシン剤に根部を浸漬けした後、植え付けるようにすることが最適です。

また、生物農薬としてアグロバクテリウム、ラジオバクター剤(商品名=バクテローズ)はバラの根頭がんしゅ病に対し、苗木の定植前処理に用いられている。

病原菌は土の中で繁殖し、一般の殺菌剤では死なずに土中にずっと残り、病気に侵された株を取り去って苗を植え替えてもまた病気が発生します。

病気になった株を植えていた場所の土は大きく取り除き、良い土と入れ替えます。

この病気は一度がかかると治りにくいと考えた方がよいでしょう。



「樹幹地際部や接ぎ木部が徐々に肥大してコブとなる根頭がんしゅ病。」


赤星病

葉身、新梢、果実が侵されます。

新葉展開直後から葉の表面に病斑を生じ、やがて病斑表面が窪んでそこに橙色のち黒色となる微小粒点(サビ柄子殻)が形成される。


                             「ボケの赤星病」


病菌は糸状菌の一種で、バラ科樹木を侵して赤星病を起こし、ビャクシン類(ヒノキ科針葉樹)を中間宿主とする異種寄生性のさび病菌である。

さび病菌は、ナシやボケなど感受性の果樹や緑化樹木とビャクシン類との間を往復寄生して生活環を全うしている。


    「病斑部葉裏面に形成された毛状群塊」


防除法

中間宿主で、伝染源となるビャクシン類を近くに植栽しないことが重要です。

病葉など早期に摘除処分する。

薬剤防除として、ビャクシン類には3月から4月にマンネブ剤、ポリオキシン剤などを用い、降雨時前後を重点に2〜3回散布する。

ボケに対しては、4月から5月の「小生子」(担子胞子)が飛散する時にトリアジメホン剤、トリフルミゾール剤、ビテルタノール剤、フェナリモル剤などを用いて、10日おきに3〜4回散布して感染防止を図るのが有効です。

症状による対応

①葉がしおれる。
葉がしおれる症状は水不足による乾燥が原因です。

ボケは乾燥に弱いので夏場は土の乾燥に気をつけて、十分な水を与えます。

②花つきが悪い。
原因の多くはせん定の間違いや日照量の不足です。

せん定は花芽が判別できるようになってから行うことが大切です。

また、混んだ枝を整理して日当たりをよくしてやらないと日照量が不足します。

株そのものの日当たりが悪い場合は、別の場所へ植え替える必要があります。

その場合は根頭がんしゅ病を避けるために、植え替えは秋になってから行いましょう。

害虫

アブラムシ、ハダニ、ハマキムシ、グンバイムシが発生します。

⑴アブラムシは反射光線を嫌うので、銀色のポリエチレン製フィルムを敷くとあまり寄ってきません。

また樹木では、適度なせん定をして風通しを良くすることも効果があります。

スミチオン等の薬剤を散布して駆除します。

⑵ハダニは強い雨などに弱いので時々、ホースを使って葉に水をかけてやると発生を抑えることができます。

ハダニの被害が確認できたら、専用の殺ダニ剤を葉の裏を中心に散布します。

⑶ハマキムシの場合、落葉樹では秋になったら幹にムシロを巻いておき、これを冬場に処分して駆除します。

幼虫に直接薬剤がかからないので、効果は低いがスミチオン、アセフェートなどは多少効果があります。

常緑樹では、冬の間に綴られた葉を見つけ、葉ごと幼虫を駆除しておきます。

⑷グンバイムシは風通しの悪いところを好んでつくので、枝の手入れをして通風を良くすることまた、乾燥を防ぐと被害が少なくなります。

葉の裏に黒いヤニのような排泄物がついているのが特徴で、被害を確認できたら1〜2週間おきに2〜3回MEP、マラソン、アセフェート、ホルモチなどの薬剤を散布します。

殖やし方

✻さし木
さし木の時期は2月下旬から3月下旬、そして9月中旬から10月上旬です。

さし木には新梢を使います。
さし穂の発根を促すために発根剤を使用すると良いでしょう。
さし木の発根促進剤ルチエース、ルートン


ルートンは球根の発根促進としても使える


✻取り木
3月上旬から6月下旬が取り木の適期です。

環状削りか切り込み削りが適しており、取り木用土はミズゴケ単用が一般的です。

水につけたミズゴケを軽くしぼり、取り木部分を包みビニールを被せて上下をひもで縛っておきます。

取り木の期間中は乾燥しないように、時々取り木部分に水を与えます。

✻株分け
2月下旬から5月中旬と9月が株分けの適期です。

株全体を掘り起こして根張りの良いものを選び、親株から鋭利な刃物で切り離します。

鉢植えは水やりを多くして乾かないように注意します。





2021/05/26

梨 No,477

ナシ  バラ科  落葉広葉樹


ナシは日本ナシ、中国ナシ、西洋ナシに分類されます。

日本ナシは古くから日本で栽培されてきた品種で、りんごと同じ形をしています。

全国各地には、推定樹齢200〜300年以上とされる、天然記念物に指定された巨樹も多く、また古くから栽培されていたとする記録も多く残されている。


上部がすぼまっている中国ナシ、西洋ナシは曲がった形が特徴的です。

日本ナシの代表的な品種には、長十郎梨、二十世紀梨などがあります。

家庭果樹には幸水、豊水などが向いています。




生育環境

気候も土質も特に選びませんが、夏バテ暑すぎない温暖な気候で、粘土質の土壌で土層が深ければ最適です。

栽培用のナシ類の大半は、自家不結実性なので、違う品種の花粉を受粉させる必要があります。

苗木を入手する際には、結実しやすい品種同士を選ぶ必要があります。

しかし、ナシは品種間に「交配不親和性」があり受粉がなされないことがあります。

交配不親和性(こうはいふしんわせい)とは、交配に用いる両親の生殖器官は機能的に安全であるにも関わらず、それらの間で交配した場合に、正常な花粉管の伸長や受精、胚(はい)形成などが見られない場合があり、そのような現象の事をいう。

植え付け、肥料

鉢植えは赤玉土6、腐葉土3、川砂1の混合土に植え、風通しがよく日当たりの良い場所に置きます。

鉢植えは3月に玉肥を3〜4個を置き肥します。

庭植えの場合は、3月に配合肥料を根周りに薄く広げて撒き、浅くすき込んでおきます。

追肥として収穫後の10月頃に、堆肥にはに鶏糞と油かすを混ぜ、リン酸とカリウムの多い化成肥料を加えたものを施します。




せん定

せん定は冬期に行います。
徒長枝などの不要な枝を切り落として、次に✫長果枝を混み合わない程度に切ります。

バランスよく間隔を開け、✫短果枝で混み合っている部分をせん定します。

✫長果枝(ちょうかし)短果枝(たんかし)は、花芽をつけて翌年開花結実する枝の総称で、長さによって名称が異なる。

目安として、10cm以上を短果枝、10〜30cmを中果枝、30〜50cmを長果枝と呼ぶ。

短果枝はナシがなり始めて2年目以降のもの。

長果枝は新しい枝になった部分に直接緑色の部分と花が咲いているもの。

ブドウやキウイなどのように、枝を支えなければならない果樹ではありませんが、収穫期が台風シーズンと重なることが多いので、棚仕立てや支柱仕立て、垣根仕立てなどにしてて枝を固定して育てます。

主枝を左右に2本伸ばし、側枝を主枝から20〜30cmおきに伸ばし、他は間引きせん定します。

主枝の上面から毎年発生する徒長枝は、見つけ次第切り取って養分を取られないようにします。

果枝は2年から3年ごとに更新します。

鉢植えは、鉢の高さの2.5〜3倍の樹高にして、主幹や側枝は生育の初期に針金をかけて樹形を整えます。

果実管理
結実したら良い果実だけを残して摘果します。
鉢植えは、よい果実を2〜3果残して他はすべて摘果します。

また、摘果後はすぐに袋掛けをします。

青梨は類は色を良くするために透明なパラフィン紙で作った袋を使用すると良いでしょう。

赤梨類は、新聞紙の袋でも大丈夫です。

病害虫

✫赤星病
赤星病はナシの大敵の1つです。

赤星病の病原菌は、寄主転換の性質を持ち冬の間はビャクシン類(ヒノキ科針葉樹)に寄生し、春になるとナシへ寄主を変えます。

特に雨の時にビャクシンが胞子を放出します。
発生した時は、バシタックなどの薬剤を散布して予防します。

また、4月頃に雨が降ったら、ダイセン500倍液などの薬剤を散布して予防します。

✫黒星病
黒星病は葉、果実、枝に発生します。

葉は、発生初期に灰白色の病斑を生じ、症状が進むと黒カビが生えます。

対処法として、被害部分を除去して処分します。

予防として、4月から10月頃にベンレートやキャプタンなどを散布します。

また、病害虫全般に対する予防として、摘果を終えた後に袋掛けをしましょう。

害虫は、ナシヒメシンクイガ、アブラムシ、カイガラムシ、バダニ、ハマキムシなどが発生します。
アブラムシやハマキムシなどには、4月頃にスミチオン1000倍液を散布します。

ハダニやカイガラムシ予防には、落葉後の12月頃にマシン油乳剤20倍液を散布します。

殖やし方

多肉果類のナシは、よく熟して腐りかけた頃に種子を取り出し水洗いし、一昼夜乾かしてからまくか、砂を入れた鉢に入れ、鉢ごと土中に埋めて貯蔵し、3月から4月頃にまきます。

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❉ナシの保存方法
新聞紙やティッシュペーパーなどでナシを包んで、ポリ袋、保存袋に入れ冷蔵庫で保存することで、そのままの状態よりも長く保存できます。








2021/05/25

花芽分化の類型と果樹 No,476

 花芽分化の6つの型


①花芽が短枝につき、翌年開花する。





②一年枝の各葉腋につき、翌年開花する。





③一年枝の頂芽につき、翌年開花する。





④一年枝の上2〜3芽につき、翌年開花する。





⑤一年枝の頂芽と2〜3芽につき、翌年開花する。




⑥一年枝の各葉腋につき、当年開花する。





果樹の手入れ

果樹の手入れの基本は受粉と肥培管理と摘果です。

多くの果実は雌雄異株だったり、自家不結実性であったりします。

雄株や他の品種を植え、場合によっては人工受粉を行う必要があります。

良い果実を作るためには、余分な果実を摘み適度な個数を作ることが必要です。

肥培管理は果樹には不可欠です。

冬に寒肥、花と実の後、収穫後にはお礼肥(追肥)を施します。

前年に伸びた枝に花芽がつき実がなる。

前年に伸びた枝に花芽と、葉芽がつき枝に直接実がなる。

冬のせん定の時、花芽と葉芽が区別できるので花芽を落とす心配がありません。

ビワ、ブルーベリー、モモ、ウメ、サクランボ、その他


前年の枝に混合花芽ができて実がなる。

混合花芽とは、芽から花とともに葉と枝が現れること。

前年に伸びた枝に混合花芽がついて、春にこの混合花芽から伸びた新梢に実がなる果樹種。

実をつける混合花芽と葉芽の区別がつきにくいため、せん定が難しい。


柿や栗、柑橘類などは勢いよく伸びる新梢の先端とその下の数芽が混合花芽になるため、冬のせん定で枝先を切ると花芽を落とすことになり、実がつかなくなる。


また、前年に伸びた新梢の基部の葉腋に花が咲き実をつけるキウイ、ブドウ、イチジクなどは、冬に枝を短く切り詰めても花芽を落とすことはありません。

カキ、ウンシュウミカン(柑橘類)、他


2年目の枝(去年伸びた枝)に混合花芽ができて実がなる。

1年目に長く伸びた枝には花芽だけしかつかず、2年目になると枝先が長く伸び、基部に短い枝が出ます。

リンゴ、ナシ、カリン、マルメロなどがあり、主に短い枝によく実をつける。

長く伸びる枝を切って、短い枝をたくさん出させることが重要です。






2021/05/24

バラ 「全般」No,475

 バラ バラ科   双子葉植物

バラには数多くの園芸品種があり、特に花の色や形は多種多様ですが、分類学上は全て同じ科、同じ属に含まれます。

植物の進化の過程で見るとバラ科は、最初に発芽する子葉が2枚の種子植物(双子葉植物)の中では、中間的な位置を占めます。

双子葉植物で最も原始的な科目はモクレン科で、最も進化した科目はキク科です。





バラ科の植物の特徴

バラ科の植物は、花弁と萼(がく)がそれぞれ5枚あり、雄しべは多数、雌しべは1本から多数あるものまであります。

これらの特徴は他の科でも見られますが、バラ科が他の科と大きく異なるのは、✣花床が肥大し筒状または盃状になり、その上部の縁に花弁と萼が同心円状に付着していることです。

この花床の肥大の仕方はバラ科の中でも植物の種類により異なります。

✣花床(かしょう)とは、花托(かたく)ともいい、花柄の末端にある花弁やがくなどの付着する部分のこと。




生育環境

日当たりがよく、風通しの良いところが適します。
日陰での栽培は難しい、西日の当たる場所もよくありません。

乾燥を嫌うので真夏と冬は株元をマルチングします。

どんな土壌でも育ちますが、土質には敏感です。

排水、保水ともよく腐植質に富んだ土で、やや粘土質の方が適します。


肥料(施肥)

バラの土と肥料は、かなり株の生育に微妙に現れてきますので、冬期の元肥をきちんと行う事が重要です。

元肥は長期間肥効が持続するよう、有機質肥料を主体にします。

冬の休眠期は有機質と合わせて、ある程度の深さに耕しながら施します。

夏は生長期ですので、根を傷めないように株周りにばら撒き、表土と軽くかき混ぜておきます。

バラは四季咲き性のものが多く、常に伸長する枝梢(ししょう)に花芽を作り、秋遅くまで花を咲かせます。

バラは他の花木より栄養を多く必要とします。
肥料は油かす、魚粉、家畜の糞尿などの有機質なものと、化学肥料や化成肥料などの無機質なものがあります。

肥料の3要素と呼ばれるチッ素、リン酸、カリはそれぞれ単独に働くのではなくバランスが大切です。

3要素の他にある程度の量を必要とする中要素と言うべきものに、カルシウムとマグネシウムがあり、不足しないように補給する必要があります。

カルシウムは細胞膜を作るのに関係しています。

また、生理作用を助け、物質代謝の結果、できる有機酸を中和します。

マグネシウムは葉緑素の生成に必要であり、リンの移動を助ける生理作用や脂肪の生成にも関係しています。

バラは一年に一回、冬の元肥を与える時に、苦土石灰を植えてある株の周り全面に撒いて、一緒に耕せば足りるでしょう。

その他にごく少量の植物の生長に不可欠な元素として硫黄(s)鉄(Fe)ホウ素(B)マンガン(Mn)モリブデン(Mo)などがあり、微量要素と言われています。

ただし、これらは有機物や特に有機質肥料、骨粉や油かすなどには十分含まれているので、有機質肥料を使う限り不足の心配はありません。


家庭の庭に植えているバラには、どれだけの肥料が必要かと言うデータは残念ながらありません。

肥料は少なければ生育が悪く、多過ぎれば生育に支障をきたします。

そのような与え方を続けていると、土に蓄積されて植物が育たなくなります。

バラの切り花栽培では、施肥量の研究があり、一株のバラが一年間に必要とするチッ素の量はおよそ30gで、チッ素、リン酸、カリの比率は1:3:1が望ましいとされています。

このデータが、庭植えのバラに当てはまると言う裏付けはありませんが、目安としては貴重な参考値です。

実際にこの量を与えて毎年満足な結果を得ているとの報告まあります。



施肥の目安として、1月から2月に完熟堆肥に鶏糞を混ぜ、少量の過燐酸石灰(100〜200g)と硫酸カリ(100〜200g)を加えて株周りに穴を掘って埋め込みます。


追肥は、5月と8月に鶏糞(200〜300g)に油かす(100〜200g)を混ぜ、少量の化成肥料を加えばら撒きし軽く土をかけます。

追肥ては、植物の生長に応じて与える肥料で、速攻性の化学肥料が主体となります。

与え方は株元にばら撒くか、水に薄めて液肥としたものを施します。

庭植えの場合、元肥をしっかり行っていれば追肥はそれ程重要ではないでしょう。

鉢植えの場合は鉢土に肥料を混ぜないので、生長が始まる3月から秋の開花前まで有機質主体の配合肥料を置き肥とし、化学肥料の液肥と並行して与えます。


せん定  5月花後、夏、秋の花後、12月から1月のせん定

花芽分化期4月上旬〜9月下旬頃
バラは萌芽力が強いので、せん定は楽に行なえます。

古い枝を積極的にせん定すると芽が多くつきます。

夏のせん定    (関東地方以西の場合)

主として四季咲き性が対象で8月から9月までに行います。

涼しい時期になって行くので遅れないように注意しましょう。

生育期なのであまり強く切れませんが、春のせん定と違って切る時期を変えることによって開花時期を調節できます。

秋のせん定と言われることもありますが、この時期はまだ残暑が厳しく、気温は真夏並みです。
秋の花のために行うせん定なので夏のせん定と呼ぶのが妥当でしょう。

冬と違って生育期なので葉が茂って骨格が見えにくいので、樹高を詰めることを先行します。

冬と同様、新しく発生したシュートと春に開花した枝幹ではやり方が異なります。




一季咲きのものは秋には花が咲かないので、細枝や枯れた幹を取り除き透かしてやりますが、冬に切ってしまう古い幹をこの時期にもとから取り除き、密度を避けてやれば病害虫の発生を軽減できます。

新しいシュート

シュート·ピンチとは、新しく伸びた枝(シュート)の先端につぼみが見えた頃、指で先端を摘み取ってシュートの生長を止めて充実を図ることです。

例外的につるバラでも、シュートが太くなり過ぎるのを防ぐために行うことがあります。

ピンチ処理をして枝分かれをさせたシュートでは、分かれた枝2本とも分かれた部分から葉を3〜4枚残したところで切ります。

ピンチをしなかったシュートはホウキ状に枝が出てしまっているので、下の枝を2本残し、杖の枝を切り取ります。

残した2本は同様に葉を3〜4本つけた長さで切ります。

春に開花した枝幹は2番花をつけた枝を3〜4枚の葉を残して切ります。


なお、この夏のせん定は日本特有の行いで、緯度が高く冷涼な気候の欧米では咲き柄摘みか軽い枝の整理にとどめているようです。


冬のせん定 12月から3月上旬     (関東地方以西の場合)

バラが活動を停止している休眠期なので一年に一回、強くせん定出来る時期です。

全てのタイプのバラについて密度、高さともバッサリと調整する。

時期の幅は広く、春の開花時期も変わりません。

バラの芽は2月中旬頃になると膨らんできますが、膨らんでこないと芽が見にくいので、2月下旬から3月上旬がせん定の適期です。

本質的には気温の低い休眠期に春の花ために行うものなので、冬のせん定と呼ぶのが妥当でしょう。


枝を切る位置は残す芽のすぐ上で切り(5〜10㍉)芽のない部分をなるべく短くします。

長いと見苦しいうえに先端から枯れ込んでくるからです。

太いシュートや幹も同様で、枝が出たところより上に不要な部分があったら、せん定の際に切りと取ります。

切り口は斜めに切るのではなく枝に対して直角になるように切るべです。

枯れた幹、弱った幹、古い幹を元から切り取ります。
残すべきシュートの数を制限します。

シュートの数が多過ぎると混み合うばかりで、しっかり花をつけることができなくなるので株の勢いや大きさに応じて、3〜4本、5〜6本を残すようにします。


その際には、元気のあるよい枝、若い枝を選んで残します。
尚、ミニチュアなどは多めに枝を残します。

更に昨年開花した幹で同じ場所から2本以上の枝が出ている場合は、枝の勢いや向きを考えて一本を残し、あとは切り取ります。

昨年新しいシュートが出なかった株はやむを得ないので古い幹を残しますが、古くなったものは数が減っても切ることになります。



つるバラの冬せん定、誘引

つるバラは原則的には今までの誘引をすべて取り外し、一からやり直します。

この作業をしないと頂芽優勢で上部だけが繁茂し、風で倒れやすくなるばかりか、新しいシュートが出にくくなります。

なお、バラの本にはつるバラはせん定、誘引は年末までに済ませる。

遅くなると幹が裂けやすく、膨らみかけた芽を欠きやすいと書いてあるものが多いが、避けやすいのはバラの品種の特徴であり、早めにやっても裂ける品種は裂ける傾向があります。

芽が欠けても替わりの芽が伸びてくるので、花数が特別減ることはありません。

遅くなっても3月上旬までに行えばよく、また一からやり直す事は必要です。

古い幹から(シュロ縄で結束)誘引していき、誘引する時には少なくとも45度以下に寝かせた角度でないと、頂芽優勢で先端の芽だけが伸長して花数がぐっと減ることになります。

幹の間隔は20cmはあけ、幹は誘引しながら先端を30cmほどカットします。

古い幹を利用するする時は開花枝を2〜3芽残して切り詰めます。

細枝を下部に配置すると開花時に、下から上まで花で覆うことができるでしょう。


一季咲きの品種は春まで花が咲かないので、新しいシュートが発生した数に応じて古い幹元から取り除いて、茂りすぎないようにすれば、病害虫の発生も軽減できることにもなるでしょう。


新しいシュートの生育具合を見ながら随時行いますが、新しいシュートは寝かせる側枝が多数発生し、また途中で折れないように随時長い支柱に数本ずつまとめて軽く結束します。


バラ特有の土壌と肥料について

田土の深土をベースに関東地方の場合は、これに山土か赤土を2割加え牛糞を多く鶏ふん、米ぬか、もみ殻くん炭、堆肥または腐葉土を交互に土に混ぜ、積み重ねて1年以上かけて作るバラ特有の土壌。

苗の植え付けの時に化成肥料を加えて使用するのが理想的で、鉢植えの場合にも利用できる。

植え付けの時期

11月から12月と2月から3月はじめまでで、寒い地方では春に行います。




バラの薬剤散布

治療と予防
バラは病害虫が多いので、定期的に薬剤を散布し予防します。

春から秋にかけては1ヶ月に1〜2回殺虫剤、殺菌剤を散布します。

✫殺虫剤=スミチオン、オルトラン水和剤など
✫殺菌剤=サプロール乳剤、ベンレート水和剤など

冬期の12月から2月頃に冬期使用限定の石灰硫黄合剤を月に2〜3回散布。

✿ポイント

定期的に薬剤を散布する事が必要であるので、薬剤散布の年間スケジュールを立てて計画的に防除!


✣病気
黒星病、うどん粉病にはサプロール乳剤の散布
この薬剤は葉やはなを汚さない。

✻灰色かび病
ツボミや花に発生
早めにベンレート1000倍液を月に2回程度散布。


害虫

✣バラクキバチ
5月から6月頃、成虫が新梢部に産卵するために傷をつける。

このため、新梢部は急に萎れやがて傷口の部分で折れてしまう。
被害を受けた部分は除去して処分する。

✫マメコガネ
バラの花はよく被害にあう。
見つけ次第捕殺、大量に発生した時はデナポン、ディプテレックスを散布。

✻チョウレンジ
ハチ類の幼虫
夏から秋にかけて多く発生する。
種類により発生回数が多少異なる。

✫対策
捕殺する。
アセフェート、マラソンや殺虫用のスプレーなど、なるべぬ早い時期に見つけて、駆除することが一番の予防。


✣ゴマダラカミキリムシ
捕殺する。
サッチューコートS(樹幹散布剤)などを塗布して防ぎます。

✫クロケシツブチョッキリ
発生時期は毎年同じ頃、4月から7月頃まで発生する。

新梢に傷をつけて産卵するために、新梢が萎れて数日後には褐色に変わり枯れる。

成虫を探して捕殺できるが素早く落下して逃げたりする。
発生が多い時には薬剤散布する。

被害が毎年出る時は予防殺虫剤を散布する。

スミチオン、ディプテレックス、オルトラン、他

バラの新規情報

室内にある鉢植えのバラに、根元から上向きに光を当てることで花が長持ちし、バラが美しく保てることが判明した。

下葉の葉は、上から照明を当てる時以上に活性化する事も分かった。

この事を利用して、鉢植えの花を照らし、リハビリ施設や病院などで人々の心を明るく、癒やすことが出来るのではないかと考えられます。



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◆根頭癌腫病についての記載はNo,524
「根頭癌腫病について」を参照