緑のお医者の徒然植物記

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土曜日, 10月 12, 2024

クラッスラ·ポルツラケア No,729

 クラッスラ·ポルツラケア

ベンケイソウ科

クラッスラ·ポルツラケアは通常、「金のなる木」と言われている正式名であり、園芸名では「カゲツ」とも呼ばれます。

和名は、「フチベニベンケイ」であるがあまり使われない名である。

また、英語では「マネーツリー·ダラープラント」などといい、葉が硬貨に似ていることが名前の由来とされている。


縁起物でもあり、丸い葉を持つことから金運効果が期待できる植物とも言われています。


    「せん定した枝挿し」


リビングや寝室、玄関などに置き、財運を司る方位の西、金の気を持つ北西などに飾ると良いとされています。

金のなる木に花が咲くと不吉になるという言い伝えがあります。

これは、花を咲かせたまま放置すると、やがて種をつけて元の株は枯れてしまうためで、枯れることを連想させるために不吉と言われるようになりました。


葉がポトポト落ちる

根腐れや根詰まりが原因で葉が落ちる場合は、なるべく早めに植え替えを行います。

根腐れしていると葉がブニョブニョしてきます。

根詰まりしていると、水やりの際の吸い込み(水はけ)が悪い状態になります。

植え替えを行う時は、できるだけ古い土を落として腐った根は取り除くことです。


水やり

冬の間は休眠期に入るので、ほとんど水やりを必要としません。

気温が15度以下になったら徐々に水やりの回数を減らしていき、気温10度以下では完全に水を与えない方が、耐寒性はむしろ上がって丈夫に育ちます。


春が近くなって暖かくなり始める頃に、だんだん水やりの回数を増やしていきます。


伸びすぎた株、せん定

大きくなり過ぎた株は、4月〜10月に好みの位置で切り戻します。

切り取った枝は、風通しの良い日陰で切り口を乾燥させて、挿し穂として使うことができます。


3月、6月、9月〜10月は軽めのせん定なら大丈夫ですが、生育が活発な4月〜5月、7月〜8月は、樹液が流れ出て木がダメージを受けてしまうので、せん定そのものを避ける必要があります。


枝を短く切っても、新たな芽を伸ばして成長を続けることができます。


                          「A」


                                 「B」

「A.B」
せん定後、新しく伸びてきた新芽(葉)


株を増やす目的で挿し木を行うときにも、せん定は必要な作業です。

また、せん定する際には、幹から伸びた細い枝を2〜3本残しておくようにします。


せん定する位置は気にせずバッサリ切ることができますが、1回に切ってよいのは草丈の三分の一程度です。


置く場所

4月〜11月までは、屋外の風通しが良く明るい軒下に置きます。

梅雨から夏は直射日光が当たると葉焼けを起こし、葉が枯れて(黒く縮れて乾燥)落下するので注意が必要です。


11月以降は、日当たりの良い室内に移動し、5℃以上に保てる場所に置きます。

室内よりも屋外の方が元気に育ちますが、梅雨や秋の長雨に当たらない場所が適しています。

また、水はけの良い土に植え替えると元気に育ちます。


肥料

春から夏の生育期には固形肥料を株元に置くか、液体肥料(ハイポネックス1000倍液)を月に2回程度水やり代わりに与えます。

固形肥料は室内に移動する時には取り除くと良い

冬は休眠期となるため、一般的に植物に肥料は与えません。

しかし、室内の暖かい場所で育てている観葉植物の場合は、濃度を薄めた液肥を2週間に1回程度与えます。

与え過ぎは禁物で、また植え替え直後の追肥は2週間程避けるようにします。


また、すべての観葉植物が肥料を必要とするわけではありません。

基本的に冬の休眠期に肥料を与えると、肥料焼けを起こして枯れてしまうので注意が必要です。









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