土壌生物の種類(2)
②放線菌
(菌糸状の形態をとる細菌の総称)
菌糸の幅1μm(1㍉の1000分の1)
μm=マイクロメートル
曲型的な放線菌は気菌糸を形成する。
気菌糸は放線菌が誘導する菌糸です。
放線菌は一般に、グラム陽性の細菌のうち、細胞が菌糸を形成して細長く増殖します。
主に土中などに生息し、抗生物質をはじめ生活に必要な多くの薬を生産してくれる、とても有用な細菌です。
しかし中には、皮膚や身体の中に住み着いて病気を引き起こす仲間もいます。
多様な有機物を栄養源にして生育し、難分解性の高分子多糖(キチン)を分解する微生物を含む。
キチン物質は、植物病原菌の多くを占める糸状菌の細胞壁構成成分であり、キチン分解放線菌を利用して、植物病原性糸状菌のコントロールが図られています。
また、各種抗生物質を生産する能力があり、土壌伝染性病原菌の抑制に役立っているものと考えられています。
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