緑のお医者の徒然植物記

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緑のお医者の徒然植物記

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2018/12/30

2018年の想い出「1」花*花 NO,105


2018年の想い出



           「ゼラニウム」






                        「アンネのバラ」


                     「オリヅルランの花」


                         「ゼラニウム」





                                 「スイセン」











2018/12/29

悪木に陰せず (ことわざ) NO.104

悪木(あくぼく)に陰(かげ)せず


文字通り解釈すると「どんなに疲れていようと、悪い木の下では休まない」ですが、言い換えれば、高潔な志を持っている者はいかに苦しい状況でも不正などせず、汚れたものには近寄らないという意味である。

同様のことわざに「悪木盗泉」「渇しても盗泉の水を飲まず」等がある。

✿悪木(あくぼく)盗泉とは、どんなに困窮しても、僅かな悪事にも手を染めないことで悪木とは役に立たない木または、悪臭のある木の意味です。

✿褐(かっ)しても盗泉の水は飲まずとは、どんなに困っていても、不正には手を出さないことの例えで、不正でなくてもそれに通じる可能性のあるものを避けるという意味もある。


盗泉(とうせん)とは

山東省泗水(しすい)県にある泉の名で、孔子(儒教の祖、春秋魯の人)はこの名を忌み嫌ってその土地に泊らず、また現地の水も口にしなかったとい伝えられています。


古代中国にはこのように高い志を表明したことわざが多い、それは、それだけ当時の政治が腐敗を極めていたということだろう。




真心の花を咲かせて欲しい









2018/12/28

牛山の木かつて美なり (ことわざ) NO.103

牛山(ぎゅうざん)の木かつて美なり


昔は豊かな緑でうっそうとしていた山が、大国の領土となってからというもの、木という木は伐り尽くされ、せっかく出た若芽も放牧している牛に食われてはげ山になってしまった。


事情を知らない人はその有り様を見て、そこは昔から木のない不毛な山だったのだと勘違いしてしまうだろう、というのが大意。


転じて、今どんなに悪い人間もかつては必ずしもそうでなかったのだという意味に用いられます。

人の性はもともと善であり、悪に染まったのは政治や教育の荒廃にこそ原因があるということでしょう。







2018/12/27

歳寒の松柏(ことわざ) NO.102

歳寒の松柏 

(さいかんのしょうはく)


常緑樹である松や柏が冬になっても緑の色を変えることがないことから、逆境に流されず、自らの理想や信条を貫くことのできる優れた人物を指しています。

また、困難に遭ってはじめて節操のある人か否か、その真価が問われるという意味合いとあります。


平時は君子も常人も外見上は大差ないものの、有事という試金石によってその違いが白日の下にさらされるということでしょう。

同様のことわざに
「松柏の操」「厳冬の松柏」がある。








2018/12/26

シマサルナシ(島猿梨)  NO.101

シマサルナシ マタタビ科サルナシ属


果実はキウイフルーツの原種に近く、長さ四センチほどで無毛。

熟すと甘くて美味しい。

キウイフルーツ同様、樹上では熟さない。

自然落下すると地上で自然熟成する。

子どもの頃、よく拾って食べたものです。




◉海岸付近の林に生える植物として、紹介されていることがあるが、山間の小河沿いにも群生している。

ツル植物で東アジアを中心に20種ほどある。

地方によって、呼び名も違う、子どもの頃「コッポ」と呼んでいた。


(子どもの頃のおやつ)


★類似種でサルナシがある。
別名コクワ、シラクチヅル
果実はほぼ球形で緑色。

何度か霜が降りると表面がしわしわになり、甘く柔らかくなる。


(サルナシ 猿梨)

◉山地に生えるツル植物で、木や岩などに植えられる絡んでジャングル状の藪を作る。

ツルはかなり太くなり、丈夫なために縄代わりに使われた。 
                              果実は熟す頃に黄色く色づく。

花は初夏に下向きに咲く。     

シマサルナシ同様、キウイフルーツに似ている。果期10月~11月