桜の樹を切る
桜切るバカ、梅切らぬバカと言うけれど、、
桜の木は切り口が乾きにくいので固まらない。
剪定すると芽吹きがないばかりか、傷口から病原菌(胴枯れ病菌など)が侵入することが多いので、基本的には剪定は行わない。
切り口が塞がるまで何年も必要で、その間に腐ってしまう。
剪定を行った時には、切り口に塗布(保護)剤を塗っておくことが大切です。
どうしても切る必要がある場合は丁寧に作業することです。
ノコギリなどの道具から感染することもあるので注意が必要です。
切り口は雨水が溜まらないように、枝は付け根から切り落とすのが基本です。
我が家の桜は植樹してから20年、そろそろ管理するには厳しい樹高になった。
そこで剪定を決定剪定といっても、大きくなった枝幹を切ってしまうので大変である。
休眠期に行わなければ、樹勢も衰えてします。
「1月12日剪定」
切り口にトップジンM塗布剤を塗って保護
その後の管理、観察を続ける。
勢いのある立ち上がり枝が無数にでるので、将来的な樹形を考えて、芽吹いた不要な小枝は全て切り取る。
植樹してから数年後に株元に空洞ができた。
これは接ぎ木した苗木だったことから、接ぎ木の状態に問題があったと思う。
樹幹内で気根を出させる環境を作り、空洞を塞ぐ処置をして、数年かけてかなりいい状態になってきました。
アリが巣を作る事が多く、根気よく治療しなければなりません。
空洞化した部分は早期の治療が必要です。
幹に穴を開け潜り込む害虫もいるので、定期的に薬剤も使う必要もあります。
やはり一番大事なのは日々の観察です。
早期発見が重要です。
「剪定前の桜の開花」
また数年後が楽しみです。